川添愛,読書川添 愛,東京大学出版会,白と黒のとびら,精霊の箱

精霊の箱 上 チューリングマシンをめぐる冒険

魔法の体形として、コンピュータの二進法的な体系をもってきているというのは、なかなかおもしろいです。
が、その体系の説明が、実はお話のメインというのは、わたしにとってはちょっと無理があるというか、まあ、面倒くさいよねぇ(笑)
まあ、好きな人には、たまらないかもしれないし、実際にしっていれば、コレって、アレのことだよねとおもしろいのかもしれないけれど。

まあ、この物語の趣旨が、体系の方にあるのはわかるけれど、本当は、体系は設定としてあって、物語の表面にでてこない方が楽しい気がします。

前編の「白と黒のとびら」と同じく好きな人には、多分、たまらないのだと思います。

末次由紀,読書かるた,ちはやふる,マンガ,末次 由紀,講談社,BE LOVE KC,LOVE

ちはやふる47

スポ根マンガとして、ずーっと、競技としてのかるたによっていくベクトルと、人間ドラマとして、ちはやと新、太一、しのぶちゃんとお母さん、名人とゆきこさん、そして、読手たちと広がっていくベクトルのバランスが、絶妙です。

で、物語をどっちにもひっぱっていって、今、もう弾けるぐらいに盛り上がっています。

冨樫義博,読書ジャンプ コミックス,バスタード,マンガ,冨樫 義博,集英社,HUNTER×HUNTER

HUNTER×HUNTER36

船の中。新大陸までの旅は続く。
しかし、なんでこんな展開になったのか、イマイチ覚えていないというか(最近、そんな感想ばっかりですな)、ジンは、どうなったんですっけ。

おもしろいのですが、字は限界まで詰め込まれていて、老眼のわたしには、このサイズでも読み取りが苦しい。多分、文庫になったらバスタードと同じく読めなくなると思います。

昔は、文庫でも、新書でも、マンガのおもしろさってかわらないと思っていたのですが、最近は、大きくないと、もう(物理的に)読めないという……。
まあ、それも変化として受け入れていくしかない。

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8マンVSサイボーグ009 上

想定以上に、売れているらしい。マジか。紙のマンガが一時期手に入らなかったらしいです。

いや、おもしろいですよ。でも、桑田 次郎と石ノ森 章太郎では絵柄が違うし(等身も)、それが同じ画面に出ているだけで、ものすごい力業。
でも、その力業を違和感なくやっているところとか、本当に凄いです。おもしろいなぁ、早瀬 マサト。

8マンのハイスピードトークとか、8マンだけ読んだときには、なんのためについているのかわかんなかったけど、ここで本来の使用方法で使われると胸熱です。
そして、その機能をあの時代に8マンにつけていた平井 和正も、凄いよねぇ。

あとフランソワーズの「決してあの人を」というセリフが素晴らしい。絶対、フランソワーズならいいそう。

たがみよしひさ,読書たがみ よしひさ,ぶんか社,ぶんか社コミックス,ホラー,マンガ,松本 零士,軽井沢シンドローム,軽井沢シンドロームSPROUT,

首 たがみよしひさ自薦短編集

たがみ よしひさの大ファンです。
今はもう、かいてないのかな。

このサイトで、最後に感想書いたのは、「軽井沢シンドロームSPROUT」の最終刊で15年以上前ですねぇ。なんか、きのうも、そんな感じのこと書いていました。
電子書籍は、なぜか昔のマンガを読んでいることが多いので、そういう感想になりがちです。

この人、長編も短編もいいんですよねぇ。

というこで、短編集です。
ホラー系が多いかな。
怖さというよりは、なんだろう共感性が高くて、しっくりくるという感じです。松本 零士とかでも感じる、なんかそんなこと、思っているときもあるよみたいな感じです。
わからんか。

読書,高屋良樹ガイバー,ガラスの仮面,強殖装甲ガイバー,角川,角川コミックス・エース,KADOKAWA

強殖装甲ガイバー1

実は、1話の連載当時から読んでるんですが、いつ完結するんだろうコレ。
このサイトでも、前読んで感想書いたのは、もう10年前です。
まあ、「ガラスの仮面」とかいろいろあるから、それに比べれば、大丈夫(大丈夫なのか?)な方かもしれませんが。

でも、これ1巻読んだ当時から、変わらない面白さをずっとキープしているのが凄いです。
また、今はどこにも連載されていない感じかな。

押切蓮介,読書マンガ,モーニングコミックス,押切 蓮介,狭い世界のアイデンティティー,講談社

狭い世界のアイデンティティー1

マンガ家になるために、そして、マンガ家であるために、ほとんど全てを暴力で解決するという……、意味わからないマンガです。
無理矢理、自分の得意なところに強引にもっていくところ、好きです。

まあ、心象イメージ的には、実はこんなもんなのかも。競争が激しい世界というのは……。

読書,遠藤達哉ジャンプコミックスDIGITAL,遠藤 達哉,集英社,SPY×FAMILY

SPY×FAMILY9

ヨルさんの任務が終わる9巻目。

アーニャの「ベッキーママ、無しじゃない」というのに爆笑しました。
まあ、幼児ならそれぐらいの思考か。しかも、元々、偽家族。

トマトスープ,読書イースト・プレス,ダンピアのおいしい冒険,トマトスープ

ダンピアのおいしい冒険2

過去編が、スタート。
いや、こっからかかなかったのって何でなんだろう。あぁでも、最初は船の上から始めたいか。

なんか、自分から進んで茨の道に突っ込んでいく自由みたいなのが、いいなぁと。

田素弘,読書アフリカ,モーニングコミックス,歴史,田 素弘,紛争でしたら八田まで,講談社

紛争でしたら八田まで13

南アフリカとeスポーツ編。
なんとなく、元ネタになる話も知っているので面白い。パキスタンでしたっけ?
そして、日本人チャンプのモデルも見えてきて楽しい。

それぞれの地域の上に歴史があって、その歴史の上に物語が載っかっているのが良いです。その分、わかりにくくはなるのですが。