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知ってるつもり 無知の科学

大変、真面目なお話でした。
もうちょっと、茶化した「実はこうなっているの知らなかったでしょう」みたいな雑学的な本かと思っていたけれど、掃いたツバが自分に返ってくるような哲学的なお話でした。

まあ、そうやって無知であるにもかかわらず、知ってるつもりになって生きていられるからこそ、人間は、しあわせに生きていけるんだろうなぁとも思います。

鬱のお話を読んだときに、基本的に世界の状態というのは、普通の思考力があれば鬱になってしまうぐらいに心配事がたくさんあって、実は、それを気にしないぐらいにわたしたちが鈍感で考えなしで楽観的だからこそ、普通の人は生きていけるんだよみたいな話があって、それとちょっと似ている。

まあ、それは、周りで生きている人間とか、社会に対する信頼でもあって、そうして、人間がみんなお互いを補い合いながら生きている。

だとすれば、この哲学の行き着く先って、けっこう明るいと思います。

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砂漠をわたる風 後編 Pシリーズ8 砂漠シリーズ4

砂漠スリーズが、リーの強さを示して、いったん終了。
次は、長い「夢の果てシリーズ」に入ります。

この「砂漠をわたる風」とか、もう、商業誌じゃなくて同人誌で出ていて、まあ、昔だったら通販ぐらいしかまったく読むすべがなかったのですが、こうやってまとまって読めるのは、本当にうれしいです。
まだ、「耳に残るは君の声」は、このコミックスのなかには入っていないみたいなので、続々、つづいていって欲しいと思います。

ほんとうはこれを早川書房にしてほしかったんだよ~。

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風雲児たち 幕末編22

勝海舟とブルック船長、遣米使節団とカメハメハ大王。
まったく文化も、生まれも違っていても、お互いに尊重し合ったり尊敬し合ったりもできる。

こういうのを読むと、ちょっと生きていく希望がわいてきます。

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鬼滅の刃1

アニメも見ているし、もういいかという気もしたのですが、まあ、名作ということで原作も。
昔は、自分の中にけっこういろんなアンテナが立っていて、オレが読んでいるマンガが流行していくなぁとか思っていましたが1、今はすっかり、流行っているものばっかりをおいかける人になってしまいました。
まあ、おもしろければ、それでいいんですけどね。

1巻目は、炭治郎が鬼殺隊の最終選別を受けるところまでです。
そして、鱗滝さん、実は全然最終試験に行かせる気なかっただろうとか思ってしまう。

  1. けっこう、一般ウケするものが好きだっただけという気もしますが。 []

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ドメスティックな彼女24

今度は、彼女の方も浮気しますよ編。
男の方は男の方で、元カノ、友だちとよろしくしている感じです。

このグチャグチャを最終的に、

「いろいろあったけどオレたち…」

みたいなオチにもっていくんだろうか。