石ノ森章太郎,読書マンガ,マンガ日本の歴史,中公文庫,中央公論新社,古代幻想ロマンシリーズ,吾妻鏡,応天の門,歴史,石ノ森 章太郎,長岡 良子

平安遷都と密教の隆盛 新装版マンガ日本の歴史4

歴史マンガどうなんだろう(おもしろいのか?)と思っているのですが、この巻は、案外とおもしろかったです。

「応天の門」とか、長岡 良子の「古代幻想ロマンシリーズ」とか、そういう物語で書かれる時代だからかもしれません。

戦記物のマンガになる時代よりも、少女マンガになりそうな時代の方がおもしろいなと思った。
まあ、「応天の門」とか、「阿吽」とかは、少女マンガではないのですが、少女マンガっぽいと思うのです。
逆に、竹宮惠子の「吾妻鏡」とかは、少女マンガではなくて、戦記物で少年マンガに近かったのかも。

まあ、石ノ森 章太郎が、「マンガ日本の歴史」を最初かくのにこなれてきたというのもあるかもしれませんが……。

比叡山高校の出身者なので、最澄と空海の関係性はおもしろいと思っています。

みなもと太郎,読書みなもと 太郎,マンガ,マンガ日本の歴史,リイド社,吾妻鏡,歴史,石ノ森 章太郎,竹宮 惠子,風雲児たち,風雲児たち 幕末編

風雲児たち 幕末編25

歴史。
そらまあ、知れば知るほどおもしろいんだろうけど、知れば知るほど物語になりにくいというのもあるなぁと。
いろんなことが、密接に結びつきすぎている。

石ノ森 章太郎の「マンガ日本の歴史」とか、竹宮 惠子の「吾妻鏡」とか読んでいると、ページ数がたらなくて、キャラがかき切れていないだけではないかと思ったりしていたのですが、そんな単純な話でもないような気がちょっとしてきた。

中心を決めて書いてしまうと、あまりにも多くのことが抜け落ちてしまう感じが強いなぁと。
そして、それを物語として、それでもなんとかまとめているものマンガは、本当に凄いと思います。

石ノ森章太郎,読書マンガ,マンガ日本の歴史,中公文庫,中央公論新社,吾妻鏡,歴史,石ノ森 章太郎,竹宮 惠子

倭の五王と大和王権 新装版マンガ日本の歴史2

すごい挑戦的なマンガで、歴史マンガって偉人伝的に書いていけばあるていど物語になるのですが、あえてそうしていないんですよねぇ。
多分、これも、竹宮 惠子の「吾妻鏡」も、作者の中で省略されている話がめちゃくちゃ多くて、ものすごくダイジェスト版をみせられているのだと思います。

10巻ぐらいの文章で、この1巻だけをかいたら、めっちゃおもしろそうだと思います。

竹宮惠子,読書マンガ,マンガ日本の古典,中公文庫,中央公論新社,吾妻鏡,

吾妻鏡 下 マンガ日本の古典16

なぜか、自炊する本とまざっていて、バラバラになっていました。
まったく気づかなかった。そして、読みにくかった……。

もう、下巻は思い入れのある人もいないし……。
まあ、全20巻ぐらいでかいてもらわないと多分、おもしろくないと思う。

竹宮惠子,読書マンガ,マンガ日本の古典,中公文庫,中央公論新社,吾妻鏡,平家物語,

吾妻鏡 中 マンガ日本の古典15

多分なのだが、これ全3巻とかでなくて、「天馬の血族」みたいに20巻ぐらいの話だったらおもしろかったのかも。いや、登場人物がみんな日本人という時点で、かなりキャラクターのかき分けが難しくなってしまうか……。

義経の話も、思ったほど盛り上がらなかった……。
まあ、「義経記」ではないんだから、しかたないといえばしかたないか。

そういえば、「吾妻鏡」というのがどんな本かと言うこと自体も、他の物語に比べて知らないですねぇ。浮かぶシーンって、ほぼ、「平家物語」ですものねぇ。