好きな人には…

川添愛,読書

精霊の箱 上 チューリングマシンをめぐる冒険

魔法の体形として、コンピュータの二進法的な体系をもってきているというのは、なかなかおもしろいです。
が、その体系の説明が、実はお話のメインというのは、わたしにとってはちょっと無理があるというか、まあ、面倒くさいよねぇ(笑)
まあ、好きな人には、たまらないかもしれないし、実際にしっていれば、コレって、アレのことだよねとおもしろいのかもしれないけれど。

まあ、この物語の趣旨が、体系の方にあるのはわかるけれど、本当は、体系は設定としてあって、物語の表面にでてこない方が楽しい気がします。

前編の「白と黒のとびら」と同じく好きな人には、多分、たまらないのだと思います。