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屍鬼2

2巻目にして、やっと登場人物たちがおかしさの元に少しだけ気づく。
この「少しだけ」というスピード感と空気の濃さが凄い。スピード感というと早く感じてしまいますが、逆で、この動かない感というか閉塞感か。

「十二国記」は、噛みしめなければ味がわからない小説といわれていたみたいですけれど、こっちもそうですよねぇ。
この時点で逃げてない読者はハマる。

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あひるの空49 SPLIT THE DIRECTION

勝つか負けるか、それよりも大切な、続けるのか諦めるのかは、とても小さい差から生まれてくるのかもしれない。

結果が、ほとんど同じに見えても、自分のしてきた事に自信を持てる事はとても大切です。

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本好きの下剋上-司書になるためには手段を選んでいられません- 第五部 女神の化身9

フェルディナンドが、一大決心をするトータル30巻目にして第5部9巻目。
これ読むと、なんでフェルディナンド視点のお話で、「ネタバレ厳禁」といわれて書きにくかったのかが、良くわかる。

あの時に、すでに決心していたのですね。フムフム。
ここ2巻ぐらいは、長い長い伏線が、バチバチと綺麗に回収されていって、楽しいです。お話としては、軽くなくなってきているんですけどね。

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精霊紀行 下

難しいな。
昔、中学生の時にこれが読めていたというのが、驚きです。

背伸びしていたのか、昔の方が頭がよかったのか。

わかりやすいものを追求しすぎている結果かも知れません。めんどくさいところにも、おもしろさはあるのだが。
それをおろそかにしがちかも。

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天幕のジャードゥーガル3

「原論」を巡る旅は、終わる。終わるはずだった。
それなのに、ゾワゾワ、ゾクゾクする。
世界は広い。知らない事はまだ多い。それは、祝福だろうか、呪いだろうか。

これから、ファーティマは、ドレゲネを守るために動いていくのだろうか。