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しゃっくり丸/やじさんきたさん 藤子・F・不二雄全集

1年生にもおもしろく、大人が読んでもそれなりに脈絡があるストーリーがついているというのは、すごいことです。
手塚 治虫は、多分、子どもにとっては(ときに大人にとっても、難しすぎるのですが、Fの幼年作品は、そういうところがないのです。

なによりも、ストーリーがあるのに難しくないというのは、かく方の技術が並外れているということです。

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まじかる☆タルるートくん4

3巻目までは、1冊にコミックス3冊分でしたが、こっからは、4冊分収録。
ということで、コミックスでいうと10冊目から13冊目までですね。

寧蔵、登場。
おや、面白い。
原子では、ライバルとしてインパクトが弱すぎたか。

おもうに、今のわたしがおもしろく感じるのは、本丸がタルに頼っていないときなのかなぁと。
逆にいうと、きしめんたろみたいに、頼り切ったお話は、全然、おもしろくないんですよねぇ。

江川 達也の実験だと、逆の結果が出たのかな?

まあでも、勝利していない場面は人気出ないというのは本当だろうなぁと思います。

このあたりから、調子のいいいよなちゃんが、ちょっと鼻につく。

いやでも、本丸生き返って、タル帰ってきて、あそこで最終回で良かったのでは……。

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応天の門13

才を発揮すれば、望む望まざるに関わらず人の目にはついてしまって利用される。しかし、それが嫌だからといって救える人を救わなくていいのか。
そのあたりの葛藤がおもしろいですねぇ。

メインのストーリーが、ものすごく遠回りにしかすすんでいない感じがもどかしくもあり、リアルに感じたりもします。

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風の戦士ダン7

これ、池上 遼一がかいていたらどうなっていたかというのも、読んで見たいですよねぇ。
でも、原作も途中から、島本マンガにあわせてかかれている気もします。
そして、割と「正義とは何か」という普遍的なテーマをそれでも、当初の予定通りとばかりに入れてくる。

そう考えると、原作者というのもすごいものです。

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三体

Kindleでセールをしていたので。あと、兄貴もおもしろかったといっていたので。話題の本ですよ。ちょっと、遅いかもしれませんが。
そして、Kindleということで、アレクサに読んでもらっています。

ということで、名前の雰囲気とかは台無し(笑)で、読んでいます。シツヨシとか、ヨウブンキヨシとか。今、Kindleのテキストを確認して、ヨウさんには、葉さんと、楊さんの2種類いることをしった。葉さんの娘が楊さんなのね。
葉さんと楊さんが結婚するとき、親戚同士みたいな話があって、同じヨウさんだと思っていました。
いいのよ。ストーリーはちゃんと追いかけられているから…多分。

物語の出だしは、1967年の中国。
SFとは思えないスタートです。わたしは、時代背景的なものもあると思うし、ちょうど最近読んだということもあって、けっこう平井 和正のウルフガイっぽいと思って読んでいました。なんか、その時代の空気みたいなのが、濃厚に流れている感じです。

VRゲームの部分と現実のパートが、どう繋がるのかと思っていたらものすごい力業でつながって、おもしろかったです。
リアルをコツコツつみあげる部分と突拍子もない部分のバランスがものすごくわるい気もするのだが、そこが、ものすごい魅力的ですねぇ。

史強が、特に後半の史強が、かっこいいですねぇ。ハードボイルド。
ラストシーンの史強も、物語のラストにふさわしい感じで好きです。

三体人の悪意あるメッセージには、震えました。

劉 慈欣,
大森 望,光吉 さくら,ワン・チャイ
早川書房
発売日 : 2019-07-04