藤田和日郎,読書双亡亭壊すべし,小学館,少年サンデーコミックス,藤田 和日郎

双亡亭壊すべし13

登場人物が増えて、話が広がった分、1巻の中にかける物語がちょっと少なすぎるなぁと感じてしまいます。
コレ多分、3巻で1冊ぐらいの単行本になった方がおもしろいのかも。

話が広がっておもしろいのですが、強い芯がなくてぼやけている感じもしますね。

尾田栄一郎,読書ジャンプ コミックス,尾田 栄一郎,集英社,ONE PIECE

ONE PIECE 107

バギー、立場的には、なんかウソップのポジションで、けっこう美味しいと思います。
うーん、けっこうこの人も、多重的というか多層的に世界を作っているなぁと。単純に悪い奴がいるというだけではなくて、いろいろなものが、黒も白も灰色も、層になっているつみかさねがあるなぁと。

それをどこまでかけるか、どれぐらいわかりやすく伝えられるかは、けっこう難しい。

神坂智子,読書ホーム社,ホーム社漫画文庫,マハラジャ,歴史,神坂 智子,蒼のマハラジャ

蒼のマハラジャ3

知識がなくても、インドという国のなりたちや、宗教、人種的な複雑さを感じることができるという希有な作品だと思います。

特定の宗教であったり、カーストに密着した話も大切ではありますが、俯瞰的に複雑さが見えるためには、王族という立場(しかも、異邦人のマハラーニ)故なのではないかと思ういます。

もちろん、そのために薄味になっていると感じるところはあるかもしれませんが、エンタメと歴史の問題を上手に絡めて、読んだ人に忘れられないものを残してくれます。

永井豪,石川賢,読書ゲッターロボ,永井 豪,玄光社

ゲッターロボ2

途中、新しい絵柄の話が入ったりしています。
なんか、昔読んでいたときは、もっと博士たちがメチャクチャだったような気がしますが、記憶の中で勝手にパワーアップしていたようで、今回は、それほど無茶には感じなかったです。まあ、最初の印象は強烈に感じがちというのもあるのかもしれません。
1回、「ゲッターロボサーガ」と読み比べてみてもいいかもしれません。

まあ、ゲッターのお話も未完で終わってしまったのですけどねぇ。
続きかける人は……、ちょっと思いつかないなぁ。それこそ、永井 豪かとも思うけれど、ちょっと色が違うしねぇ。

読書,高屋良樹ガイバー,強殖装甲ガイバー,秘密,角川コミックス・エース,高屋 良樹,KADOKAWA

強殖装甲ガイバー15

シラー島と人類の秘密。
最初のガイバーは、なんで反抗しようと思ったんでしょうね。

けっこう、アルカンフェルも可哀想……というか、これを聞くと対立する意味があるのかどうか、わからなくなりますね。

島本和彦,石ノ森章太郎,読書サイボーグ009,スカルマン,小学館,島本 和彦,石ノ森 章太郎

スカルマン3 愛蔵版

島本版「スカルマン」、完結。
いや、まだまだ、続けられそうなんですけどねぇ。

いきなり、サイボーグ009みたいな人が出てきて、お話の軌道修正をするところから。あぁ、悪のヒーローのままお話を進めていくのが、島本さん、どうしても、気持ち悪かったんだろうなぁと……。
まあ、自分のモチベーションに忠実な人は、ある意味、信用できると思います。

まだまだ、石ノ森先生のアイデアもあったということなので、機会があったら続きを読みたいです。

読書,高橋葉介夢幻紳士,夢幻紳士 幻想篇,早川書房,高橋 葉介

夢幻紳士 幻想篇

Kindle版だとこれが、1巻になっています。なんでだろう。Kindleで出た順なのかな

まあ、普通に考えれば、「冒険活劇篇」からスタートするか、おっきな魔実也ということで「怪奇篇」から始まればいいのに。
といいながら、あんまりにも昔に読んだので、そういう順番が、自分の中でも忘れていたという。

これはだから、なんか、外伝的なお話で、ほぼメインで出てくる魔実也は、本物ではないという。
だからといって、おもしろくないことはなく、メチャクチャよくできています。

小山田いく,読書すくらっぷ・ブック,エンペラーズコミックス,マンガ,リアル,大洋図書,小山田 いく

すくらっぷ・ブック3

「三角定規ぶらす1」収録。
これで、「12月の唯」、「春雨みら~じゅ」と「すくらっぷ・ブック」に続く全部のピースがそろった感じです。

まあ、ラブコメは、当時もあったと思うのですが、それを群像劇としてかいたというのは、やっぱり、今見てもけっこう新しいのではないかと思います。

そして、やたらとテンポがいいし、コメディの部分とウェットな部分とのバランスが、やたらいいのです。
このバランスは、あとあとリアルによっていくのですが(それでも、バランスはよいのですが)、この頃のものが1番好きです。

五代ゆう,読書アバタールチューナー,クォンタムデビルサーガ,ハヤカワ文庫,ハヤカワ文庫JA,五代 ゆう,早川書房,楽園

アバタールチューナー4 クォンタムデビルサーガ

ついに、「現実」でのエンブリオンのメンバーたちの戦いが始まります。
まあでも、セラが、この世界で、演技ではなくどんな感じで生きているのかというのは、まだまだ見せないので、気をもたせる感じです。

自分が人間だと思っているのならば、AIであろうとも、人間である。シミュレーションの人格であっても、物語の中であっても生きている。

それを自分が架空の存在であると知って、なおどこまで貫けるのか、見せてもらいましょう。
ラスト1巻。

読書,PEACH-PIT電撃コミックス,DearS,PEACH-PIT

DearS3

なんというか、何かに支配されているなかでの自由意志というのは、本当にあるのか。
というか、何かに支配されていない状態というのに、わたしたちは、本当におかれたことがあるのかというのは、けっこう究極の「問い」ではある。

「知らなきゃ幸福」という事態はたしかにあるのだが、それを本当に「幸福」と呼んでいいのかどうか、「知ることができる」というのはある意味「自由」だしねぇ。そして、人には、「不幸」になる「自由」も、多分ある。

「不幸」であることことを自由に知ることができるというのも「幸福」のひとつであるのかも。