強殖装甲ガイバー8
このお話がどんどん、宇宙規模に広がっていくところは、特撮ヒーロー的なところからは、アンバランスな感じだと思うのですが、それでも、バランスがいいと思わせるところが、「ガイバー」の魅力です。
これだけの話をつくっておいて、30巻ぐらいすすんでもまだまだ、宇宙に出て行っていないという。
でも、いつかはそこに行くのだと感じさせる。
そこが、いい。
完結。
けっこう、大人の物語としてよくできていたんではないかと思います。
すくなくとも、本編をもう一回見直してみなければと思うぐらいに、よいお話でした。
まあ、少年マンガの主人公って自分のパートナーのこと蔑ろにしがち(まあ、自分と同一視しているのでケアがあとまわしになる)で、真吾はそんな感じなんだと思います。そして、少女マンガの主人公って、自分特別に扱われたがりがち(わたしを1番に考えて欲しい)で、それはけっこう、めぐみさんのような気がする。
そんな二人の兼愛なので、けっこう永遠のテーマなのかも。
あと、女の子は全部を正直に話す男に心を許して本命認定しがちだけれど、男は本命には絶対に不都合なことは言わないという溝も、けっこう、大きなテーマのような気がする。
そして、あの頃のスタジオぴえろのアニメって、高田 明美のキャラクターの力も大きかったのだなぁということも思っています。
ぼくたちの好きなスタジオぴえろって、「うる星やつら」も、「クリーミーマミ」も、「パトレイバー」も、みんな高田 明美だもんなぁ。
これ、「伊集院大介2」ではあるのですが、「天狼星」と「新・天狼星」がはいっているので、「天狼星」と「新・天狼星」の間で書かれた伊集院大介シリーズでの人間関係とかが、ちょっと分かりにくいというのはあるなぁ。
「伊集院大介」で、書かれた順に並んでいると分かりやすいのだが……まあ、そうすると、「ぼくら薫くん」シリーズとかをどうするのかという問題もあるしなぁ。
あと、カップリングをするんなら、「新・天狼星」と「真・天狼星」を一緒にした方が、よかったのでは。まあ、「真・天狼星」を読んでいないから、わかんないですが。
読んでるはずですよねぇ。
田宮 怜も名前知っているし、シリウスとの決着がつかなかったのも、ぼんやりと覚えている。
しかし、まったく細部を覚えていません。というか、多分、以前読んだときも、悪趣味すぎで全然頭に入ってこなかったのかもしれません。
まあ、現実でももちろんですが、小説でも別に猟奇殺人とか、わたしは求めていないなぁということが良くわかります。
ということで、再読でありながら、シリウスの正体は、なぜかずっと誤解していました。
「ぼくら」の薫くんも、伊集院 大介も、なんか女の人の趣味は、不思議というか微妙な感じです。
胡蝶さん出てきたのは覚えているけれど、あとはまったく覚えていないです。
まあ、最初の「天狼星」よりは、悪趣味なところが後退していて、わたし的には読みやすかったです。なんか、「絃の聖域」に舞い戻ったような「芸」のお家のお話でした。
ただ、シリウスのしたかったことって、ソレなんというのが、ちょっと衝撃的というか、小っちゃいというか。
無印の「天狼星」は、シリウスがなにをしたいのか訳がわからないという怖さがあったけれど、「2」はその辺の嫌な感じは弱くなっていて、読みやすいといえば読みやすい(あくまで「天狼星」よりはですが)。
だからなのかなんなのか、猟奇的なシーンも、許容範囲内な感じです。
最後のヘリコプターは、なかなかベタベタで笑いました。
これも、実は連れているお嬢様は……というネタバレは覚えていたのですが、他の部分はほとんど覚えていませんねぇ。
登場人物すら、まったく覚えていないという……。いいんです。その方が、何回でも楽しめるから(笑)
といいつつ、なんというか、今回の再読時、精神的にも肉体的にも、けっこう追い詰められている時期に読んだので、あんまり内容が入っていないのも確かです。
なんで、伊集院大介が、わざわざあんな謎設定のお話を晶にしたかとか、よくわかっていないです。
でも、最後のサーカスにお話が集中していって、今までの登場人物が一堂に集まってという展開は、なんというかワクワクしました。
まあ、森 カオルなんて、ほとんどなんのために出てきたのかまったくわかんないですけどね。
でも、みんな出てきて、なんか「ここがクライマックスよ」という盛り上げ方は、最高でした。
次の「真」とか「新」の「天狼星」は、この話を別の角度から書いたものでしたっけ?
それとも、省略された姫奪還の冒険中の話なのかな。
多分、そっちは全然読んでないはずです。
なんか、事件はほとんど起こらずに晶がダンスを頑張る話が中心です。いや、事件はおこってはいるけれど、主人公は関わらせてもらえないが正解かな。
そして、ラスト、やっと始まった感じ。
なんか、事件解決からのブラックアウトみたいに終わっていますが、晶の事件は終わっても、ヴァンパイヤ事件とか、ゾディアックカードの方は、まったく終わってないし(爆)
というか、晶の周りの事件とゾティアック・カードの事件、本当になんも関わりなかったんかいと、ちょっと、ツッコミ入れたくなります。
割とシリウスも、いい人になってるし。
「真・天狼星」は、これを含んだヴァンパイヤ事件やゾディアック・カードの話になるのでしょうか。
いよいよ、大暴走(というか、マンガ版からどんどん離れていく)していく無印「幻魔大戦」です。しかも、学園もの。
久保 陽子が可愛い。そして、先を知っている人間にとってはそれだけになんというか、やるせないという。
でも、ものすごくしっかりと、いろんな種はまかれているのがこうやって読み返すとよくわかります。
そして、この小説の危うさも。コレ、中学生とか高校生ぐらいのときに、読んでいたんだもんなぁ。やばい影響、うけまくるわ(笑)
大人にでも、けっこうな劇薬だと思う。作者が本気だものねぇ。
なんというか、田崎を仲間にするところとか、ある種のパターンな感じもするのですが、パターンを重ねているのに、どんどん、逸脱していってるのが本当に凄いです。
この頃には、もう、GLAには絶望して離れていた頃なのかな。
その上で、この話を書けるというのは凄いです。
無印マダラの後半戦。
なんで、こんな読みやすいマンガ読むのに、前巻読んでから6年もかかるのか問題というのはあるのだが……。
今のいろんなマンガの元というか、原型という感じがします。
そして、田島 昭宇の絵が、どんどんうまくなっていく時期でもあります。
こっから新展開ということで、「赤」とか「青」とか「転生編」とかはじまったときには、ドキドキしたものです。
まさか、こんなけ設定だけつくってなげだされると思っていなかった……。
今、「物語の体操」も読んでますが、
「大塚さん、お前が言う」
なというところ、ありますよねぇ(笑)