押切蓮介,読書ゆうやみ特攻隊,ジーニアース,少年チャンピオン・コミックス,押切 蓮介,秋田書店

ジーニアース3

新人類対旧人類。
という感じで対立しているのですが、まあ、旧人類も異能者ぞろいです。
いやぁな感じを、いやぁな感じのままかくのも、そうとうに上手いと思います。

この人、武闘系のお話も、けっこう得意分野ななんですよねぇ。わたしは、そっち系は、「ゆうやみ特攻隊」しか読んでないですが。そっち系か?

北原文野,読書オフィス漫,北原 文野,夢の果て,夢の果てシリーズ,砂漠シリーズ,Pシリーズ

夢の果て3 Pシリーズ11 夢の果てシリーズ3

あとのPシリーズの主人公たちが、けっこう出てくる3巻目。
こうやって見返してみると、緻密にそれぞれの人の関係全体をつくってからかきはじめたというよりも、やっぱりかいた順に話が膨らんでいった感じかなぁ。ロト氏とかも、「砂漠シリーズ」で見るのと比べると、そこまでの人とは思えない。
まあ、「夢の果てシリーズ」の中で見えている部分というのと、「砂漠シリーズ」で見えている部分は別なので、それはそれで、うまく機能している感じです。

うーん、今回のこのシリーズって、割とお話が時代順にならんでいる感じなのかな。でも、こういう編集の仕方をすると、物語が追加されたとき後半、時系列がバラバラになると思うんですよねぇ。例えば、「L7」とかは、まだかかれていないけど、おそらく「夢の果て」よりも前の時代の話になると思うし。

だから、この手の本は、かかれた順に並んでいる方がいいなぁと思っています。

まあ、売れなければ続かないので、売れそうな有名なのを前にもっていくというのもアリなんですが。

石ノ森章太郎,読書マンガ,マンガ日本の歴史,中公文庫,中央公論新社,戦争,日出処の天子,日露戦争物語,歴史,江川 達也,石ノ森 章太郎

律令国家の成立 新装版マンガ日本の歴史3

うーん。
膨大な資料があって、おもしろいエピソードもいっぱいあって、でも、1巻で数百年分の歴史をかいてしまわなければならないとなると、どうしても、ストーリーを進めるというか流れを語ることが中心になって、なかなか、人物に焦点をあてるのは難しいなぁ。

その間を埋めるのは、「物語」で、歴史というのは、その物語を知っていることが前提になっているのかなぁと感じながら読みました。

ただ、くわしくエピソードをつなげても、物語にはならないのは、江川 達也の「日露戦争物語」が証明しているという。

紫堂恭子,読書プリンセス・コミックス,呪われた男,秋田書店,紫堂 恭子

呪われた男2

呪いの本質の話をよみながら、

「そんな、アホな~」

と主人公と一緒に叫びながらも、なんか、納得していたという。
まあ、そういうことは、充分にあるか。

人って、環境が変わるよりも、慣れた不幸を選びがち。だから、呪いの半分ぐらいは、自分が自分にかけているのかも。

まあ、その仕組みを知ったからといって、簡単に呪いが解けるわけではないけれど、それでも、自分ののぞみを知ることは大事です。
自分を不幸にする呪いが、もしろかすると、祝福に変わるかもしれない。

平井和正,読書ウルフガイ,ルナテック,再会,天使,平井 和正,犬神,犬神明,SF

犬神明4 ウルフガイ13

いろいろな要素やグループが集まってきて、やっと1回目のドンパチが始まった感じ。
まあ、まだ決定的な対立や再会はかかれていないし、キムの一行はまだ、関わっていないようです。

まあ、平井 和正は、SFの中ではオカルト寄りということで、主人公グループのエリーが使うのは、振り子。
それを、狼人間の犬神 明が、思いっきり否定したりしているところが、おもしろいというか不思議なテイストになっています。

ポヘイが、どうやら犬神 明の一部らしい(逆かな。犬神 明がポペイというトリックスターの一部らしい)ということで、やっぱり、アダルトでない「ウルフガイ」も、天使の時代に入ったんだなぁと。
アダルト・ウルフガイの時代よりは、直線的ではないけれど、そういうことなんだろうなぁと感じさせるものがあります。

キムは、ずっと虎4の分身だと思っていたのだけれど、ここにきて、もしかして違うのかもという感じもしてきた。

さて、スッキリと完結してくれるのでしょうか。