ブレイディみかこ,読書ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー,ブレイディ みかこ,新潮文庫,新潮社,町山 智浩,THIS IS JAPAN

THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」という本があって、ちょっと題名が格好いい。そして、表紙のイラストも素敵な感じです。
で、新潮文庫で、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の文庫を見つけた時に、こっちもあって順番に読んで見ようということで、購入。

いや、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」とか、「THIS IS JAPAN」という題名から、もっと軽いエッセイみたいなものを想像していました。町山 智浩みたいなやつ。あれよりも、もうちょっと、ウェットな感じかなぁと。ブレイディ みかこという名前も、ペンネームだと思っていたしねぇ。

1章読んでみて、ビックリしました。ガチガチのストロングスタイルじゃねぇか。
でも、おもしろい。そして、日本の常識が、必ずしも常識でないことを思い知らされる。そこには、良いところも悪いところもあるんだけどもねぇ。

なんというか、日本人の労働系の組織って、簡単な内部闘争させられて弱体化されることが多いなぁと。これは、労働そのものに過剰に価値を置いてしまうからかもしれない。優秀な人が早く仕事が終わったら、無償でヘルプに行かないといけないみたいな雰囲気はあるよねぇ。学校でも、自分のことが終わったら人を遊んでないで人を助けろと教えられるし。まあ、それが必ずしも悪いというわけではなくて、わたしなんかは、それに助けられているのはたしかなのだが、それでも、そういう「仕事」の価値は「お金」ではかれないみたいな美徳の部分が弱点になって、いいように分断させられている感じはします。

思ってたのと違ったけれど、それなりにおもしろかったり、考えさせられたりしました。

克・亜樹,読書ふたりエッチ,ヤングアニマルCOMICS,克 亜樹,白泉社

ふたりエッチ77

まあ、正解はないけれど、それぞれにあったカタチというのはあるのかなぁ。
そして、そのカタチは、1人でつくれるものではないので、大変です。

その大変さも楽しいと思うよなパートナーにあえるかどうかが、難しいですよねぇ。

平井和正,読書”パットン将軍”,ウルフガイ,キンケイド署長,タイガーウーマン,ルナテック,平井 和正,狼のレクイエム,黄金の少女

黄金の少女2 ウルフガイ6

「狼のレクイエム 第三部」だった時代には、多分、全4巻で2巻目は「キンケイド署長」だったと思います。
ちなみに、3巻目は「”パットン将軍”」で、4巻目が「タイガーウーマン」。あれ、5巻目は???

今調べたら、どうやらハードカバーの単行本になっていない部分があるらしい。マジか。

わりと題名通り、キンケイド署長ががんばる話です。遠景で、西城 恵とかも動いているという話はでてくるけど、まあ、話にはからまない。

うーん、この「黄金の少女」って、5巻つかって、不死身人間たちが、各地で追われながら大騒動を起こしていますよという一例をいいたいだけの話なのかなとちょっと思ってしまう。
そして、そんな単なる一エピソードが、それなりにおもしろいというのが、凄いところではあるのですが。

栗本薫,読書小学館,栗本 薫,魔界水滸伝,P+D BOOKS合本版

魔界水滸伝8

めちゃくちゃ、スピードが上がってきた感じです。
この、人がどんどん集まってくる感じが、なんとも、水滸伝という感じです。

おもしろい。

田素弘,読書エル・アルコン-鷹-,エロイカより愛をこめて,コーエー,モーニングコミックス,リアル,七つの海七つの空,大航海時代,田 素弘,紛争でしたら八田まで,講談社

紛争でしたら八田まで1

多分、「ゴルゴ13」と同じぐらい世界各地の紛争に詳しくなれる本。
まあ、わたしは、あんまり「ゴルゴ13」読んだことなくて、どっちかというと、「エロイカより愛をこめて」で勉強(笑)したクチです。まあ、あれは基本、東西対立ですけどね。
まあ、妙に大航海時代に詳しいのも、同じく青池 保子の「エル・アルコン-鷹-」とか「七つの海七つの空」のおかげです。あと、コーエーの「大航海時代」とかな。

まあ、ものがたりの中で、なんでそうなっているのかというのが語られるのは、普通に報道を読んだりするよりもわかりやすいです。単純化されているところ、リアルを伝え切れていないのに読者にリアルと感じさせてしまうという功罪はあるかもしれませんが。

それでも、そういう問題があると世界に発信し続けることは大切で、見えない問題は「ない」ことになってしまうので。

もちろん、世界は「ズバリと解決」とはいかないのですが、チセイの力が発揮されるのをやっぱり期待しています。