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本好きの下剋上-司書になるためには手段を選んでいられません- 第四部 貴族院の自称図書委員4

トータル16巻目にして、第四部4巻目。
メインは、マインの婚約話でした。
しかし、魔力が釣り合っていないとなんか発情しない(いや、そこまで露骨に書いてはなかったか?)みたいな話があったので、大丈夫かこの2人という感じもします。領主、子どもが産めなかったら困らないのかな。

学園では自由だと見えていたのですが、ちゃんと保護者のいる神殿の方が、心は安まるみたいですねぇ。古くからの付き合いのものも多いし。

そして、どこにいっても大事をおこすという(笑)

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魔界水滸伝9

第1部、1番の盛り上がりではないでしょうか。盛りだくさんの1巻です。

人間の尊厳をかけての生島耕平の死。
からの、みずち・多一郎と藤氏の姫の魔界わちゃわちゃ結婚式。妖怪の婚礼ですが、親戚のおばちゃんいっぱい来た感が、半端ないです。もう、見てきたんかいという感じで楽しい。

そして、いよいよ「会」。
禍津神がいよいよ名乗りを上げて。

ここからが、本番という感じです。
最後のヒキかたも、好きです。

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砂漠をわたる風 前編 Pシリーズ7 砂漠シリーズ3

逃亡劇。
Pシリーズって、緩やかな歴史はあるのだけれど、まあ、あらすじだけおっていけば、まあ、シチュエーションは違うけれど全部同じ話だといってもいいのだと思います。

でも、飽きない。これはやっぱり、細部が丁寧にかかれているからというのがあると思います。
大きな筋として、P迫害があるけれど、立場や考え方などは、それぞれ違う。そこが、魅力的です。

さて、この先のお話が、「火垂るの墓」みたいになっていくのか、というのも興味深い。

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死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話2

最終巻。
割と短かったな。まあ、息子死んでるしなぁ。そこは、あんまり発展のしようがない。
でも、持ち主が死んだ後のロボットという問題は、確かにあるし、その死後に意味を持たせたというのは、今までのロボットものから先にいった気がします。

これも、「感情がない」も、妻はロボットとしてはスペシャル仕様だったという感じです。いや、こっちは、元々、どのロボットもオーダーメイドという感じなのかな。けいこ型のロボットみたいなものは、この世界にはいない。
ミーナは、ミーナのシリーズのなかでは、かなり特別な初号機的な話だった記憶が……。
わたしは、若干、その設定いるのかなぁとも思っています。

多分、特別じゃなくくても、接した人によってロボットの反応の仕方も変わってくる。特別じゃなくても、それが個性になっていく。
人間にだって、ほんとうに感情があるのかないのかは、本人以外はわからない。わかるのは、反応だけです。
そして、その反応は、別に完璧なものでなくてもいい。ぼくらは多分、その欠損に恋をする。

特別でないロボットが、だれかにとって特別なバートナーとして認められる。次読みたいのは、そういう話かな。

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風雲児たち 幕末編21

井伊 直弼の死。
桜田門外の変。
なんというか、あんまりにもずさんすぎる、そして、経過、結末もお粗末すぎるその顛末。
まあ、暗殺(とすらいえないのでは)自体の無茶苦茶さもさておき、そのあとの処理のどうにでも決まりが曲がって感じが、なんとも末期症状だなぁと思います。

崩れるときって、そんな感じで、もういろんなところでほころびがでまくってくるんだろうなぁ。