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鬼提灯1

クトゥルー物と日本の怪談が結びつくと、えげつないものができるという……。
西洋人がかくと「未知のバケモノこわい」になることが多いのに、日本人がかくと、なぜか、「バケモノよりも人間の方が深い闇を抱えていてこわい」になりますよねぇ。

今は、おそらくバケモノであろうアザコの方に同情してしまいます。
そうすると、これはもう1回、ぐるっと価値観がまわるのかな。

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X-フォース/ケーブル メサイア・ウォー 1

Xメンのメシア、ポープを守るために、ケーブルは時間を旅する。
追っ手は、ビショップ。
そして、ケーブルも、ビショップも、未来から来た者同士だというのが、ややこしい。

時間旅行を繰り返すことで、どんどん違う世界ができてしまうというのが、今のマーベルの宇宙だとすると、結局していることは問題の解決ではなくて、より良い未来への可能性を残したいというだけで、結局、自分のいた本来の未来は変えられないんですよねぇ。
そして、創り出そうとしている未来は、もしかしたら、どこかにもうすでにある世界の1つですら、あるのかもしれない。

予言された破壊をただそうとした努力そのものが、破壊を招いてしまうというのは、タイムパラドックスな物語ではありがちな展開ですが、歴史が改編されてしまったのかどうかすらもわからないという……。

あたま、ゴチャゴチャしてきますが、それがSFの魅力でもあります。

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御代 しおり
ヴィレッジブックス
発売日 :

市東亮子,読書やじきた学園道中記,やじきた学園道中記2,プリンセス・コミックス,市東 亮子,秋田書店

やじきた学園道中記2 10

今まで、バカ殿として人を欺す方(というほどでもないか)だった、雪也が欺されてというなかなかの展開です。

雨宮は雨宮で、まあ、けっこう可哀想な感じもします。
ある意味、めっちゃ真面目。

大暮維人,西尾維新,読書化物語,大暮 維人,天上天下,西尾 維新,講談社,KCDX,KCDX 週刊少年マガジン

化物語9

「こよみヴァンプ」、良い感じの滑り出し。
大分、暦のキャラがブレているような、ブレていないような。

でも、あそこでもどっちゃう暦は、やっぱり好きだなぁと思います。

メメが格好良すぎで、もう、暦主人公でなくて、メメ主人公でいいんでないかと思います。「天上天下」の文七を思い出す。

栗本薫,読書元禄無頼,栗本 薫,角川ルビー文庫,角川書店

元禄無頼 上之巻

ルビー文庫ということで、もう何にも制御しない感じの栗本 薫です(笑)
美少年とか、美男とかが、ひどい目にあうのが好きだな、本当に。

いや、退屈する旗本がかっこいいかといわれると、まあ、いつものやっかみも入っているけど、ボンボン甘えんなという感じなんですよねぇ。いや、中学生ぐらいなら、格好いいと思ったかなぁ。いやぁ、その頃から、憧れはトチローだったからなぁ。
同性キャラには、どうしても厳しくなるな。まあそれは、作者も同じなので、そういう目で見てあげないといけないと。
そう考える、まあ、オタクって、男も女も同じ様なものだと思うのだが、けっこう対立は深い……いや、今でも深いのかな。

まあでも、着地点がわからなくてちょっとハラハラするというのはあって、そこはやっぱりおもしろいです。
放り投げられて終わるという心配もありますが。

下之巻に続く。