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東では、ゲームマーケット2003が開催されていた2003年3月23日、同日同時刻(?)大阪の西区民センターでは、スプリング・フェスティバルが開催されていたのでした。

「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」も、昨年11月の西区民祭り「文化のつどい」に引き続き、テーブルゲームのコーナーを出すことに。
わたしも、スタッフとして子どものゲームのお手伝いに行って参りました。

じつは、去年の11月の時点では、わたしはまだ「ゆうもあ」のスタッフではなく、「文化のつどい」には参加しておりません。
先輩スタッフのお話しされているのを聞くと、野外のテントでのゲームだったので、風が吹くとカードとかが飛びそうで、けっこう大変だったそうです。

今回は、西区民センターの室内ということで、かなり落ち着いて遊べるはず。
できたら、子どもだけでなくって、一緒に来ておられる大人も巻き込んで遊べると楽しいなぁという野望もあります。

やっぱり、子どもだけで遊ぶと、大人にとっては「子どもの時間」つぶしぐらいにしか感じてもらえません。でも、一緒に遊んでもらって良さが伝われば、

「ちょっと、子どもと一緒にプレーしてみようかな」

という人も増えてくるかもしれません。

ちょっと、遠いところからの参加ということで、10時スタートの会場にわたしが入ったのが、10時15分すぎ。
西区民センターの前には、すごい人だかりが。入り口のあたりには、いろいろ出店が出ていて、おいしそうなにおいが。

ボードゲームのブースは……3階!
階段をぐるぐるのぼって3階へ。
階段からすぐの最初のお部屋は、「てっちゃんのお部屋」でした。
かなり、大きなお部屋には、机がならべてあって、その上に線路が引かれ、多分Nゲージとかいうあの電車が走っておりました。
楽しそうだ!!

で、ボードゲームのブースは、お隣でした。
「てっちゃんのお部屋」に比べるとちょっと小さいお部屋です。

うーむ。3階のかなり奥の部屋ですか。ここまで、小さなお客さんたちは来てくれるのだろうか……。

もう、机の用意などはしっかりと先に来てくれていたスタッフたちの手でしてあります。
入り口の入ってすぐのテーブルには、「みつけてピカチュウしっぽでバンバン」が。
主にドイツゲームを中心に広めている「ゆうもあ」としては、日本のアニメのキャラクターを使ったゲームということで、とってもめずらしいゲームです。
でも、小さな子にもできる優れた認識ゲームです。

これは、まずは入り口では、ちょっと敷居を低くして、子どもたちが安心してボードゲームを始められるようにという大変高度な考えの上でのレイアウトとみた。

その奥のテーブルには、前回、すごく人気があったという「カラバンデ」がセットされています。
この前わたしも経験した、おはじきレースゲームです。
幼稚園の子がプレイするには、テーブルの背がちょっと高すぎるので、こっちは、小学生ぐらいの子対象という感じです。

他のテーブルには、ゲームはセットされていず、入り口の右側のテーブルにゲームがつまれております。

「ソロ」、「こぶたのレース」、「ガイスター」、「ミッドナイトパーティ」、「ようせいさがし」、「動物さがし」、「ブラフ」……。

うつぼゲーム会でもおなじみのゲームたちのなかでも、特に小さな子でも楽しめるものを中心に選りすぐられたゲームです。

それから、「チェス」、「入門用の将棋」、「中将棋(?)」。
ディスプレイという感じで、しっかりとコマがならんでおいてあります。
「チェス」は、クリスタルというか透明のコマで、けっこうきれいです。
スタッフの人にお話を聞いたところ、この中将棋は、普通の将棋と違って、取ったコマを打つことはできないそうです。また、やっぱり王将を取られると負けなのですが、成ると「太子」になるコマがあって、「太子」が盤上にあると、王将をとられてもOKなそうです。す、すげえルールだ。
「仲人」とか、なんか戦いにはそぐわないような名前のコマも。

「『なこうど』ではないよ」

そうですか。

お客様は、わたしが着いた時点では、小学校高学年ぐらいの女の子が1人。1人の女の子って、ゲームに誘いにくいんだよなー。
やっぱり、こっちはいかつい顔したおっちゃんじゃないですか。声をかけても、なかなか、警戒されてしまうわけです。まぁ、そういう警戒は、自分のみを守るためにけっこう大事なのだと思います。これが、3人ぐらいのグループになると本人たちもかなり強気になって、ノリもよくなるわけです。
あと、ゲーム自体も2人ですると考えると、けっこう限られてくるものがあります。
将棋、チェスなどのすぐれた2人用ゲームというのはあるのですが、コマの動かし方をしらないとなぁ。うーむ。

ということを考えながらも、まぁ、声をかけなきゃ始まらないということで、

「なんかゲームしましょうか?」

と出来るだけ優しく、優しく声をかけてみるわけですね。優しくといっても森のくまさんみたいな感じです。森のくまさんこわくないですが?わたしは、森でくまにあったらこわいです。しかも、後からついてきたら泣きそうになると思います……。

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カラバンデ

軽いゲームやりましょうということで、「バケツくずし」をやっている最中に向こうでカラバンデが始まった時は、泣くかと思いました。
それぐらい、やりたかったゲームのナンバー1がこれです。

気もそぞろの「バケツくずし」を終えて、まずは、見学に。
ジャンプ台などのアクションセットもプラスされたコースです。

カラバンデは、おはじきの要領で進めていくレースゲームです。
だいたいのイメージは、今、ここを読んでいるみなさんが頭の中で想像したとおりだと思います。

ただ、おはじきというと、こぢんまりとしたイメージがありますが、このドイツのおはじきは、なかなかに豪快です。

まず、コマ。木でできた丸いコマです。でかい。小さなセンベイぐらいの大きさがあります。こんなん、指で弾いたぐらいで滑るんか?とちょっと思ってしまいます。
そして、コース。コースも、木でてきています。よくぞ、このゲーム会の主催者のバラックさんは、電車で滋賀から京都までこのゲームを運ぶことができたもんだ。それぐらい凶悪にでかくて、重たいコースです。
↑ しかも、当日は雨降っていたというのに……

このコースの上で、コマを弾くと、ビックリするぐらい気持ちよく、このコマが滑るんです。

順番に、コマを指で弾いてコースを走らせます。コースを3周すればゴールです。
もし、自分のコマを弾いたときにコースアウトしてしまったら、その手番ではコマを進めることができません。元の場所にもどります。また、他の人のコマにぶつかることはOKなのですが、他の人のコマをコースから押し出してしまうと、やっぱり、ペナルティで元の場所にもどらなければなりません。あと、ジャンプ台がらみでなくては、あまり起こりませんが、コマが逆さま向いてしまうと、次の手番は1回やすみ(コマを表向けにするだけで手番終了)です。

コースには、壁のついてあるところもあり、その壁に反射させて、カーブを曲がることや、他の車を追い抜くなどのテクニックを使うことができます。

見ているだけでも、けっこう見応えがありました。
アクションセットのジャンプが、やっぱりすごい難しいようでした。
ジャンプ台の前で8の字カーブになっていて、ジャンプ台の下に交差した道が通っていました。
普通、ジャンプ台で失敗してコースアウトすると、ジャンプする前の地点からスタートになるはずなのですが、ここは、チビってしまうと、下の道に落ちてしまうんです。そうすると、もう一度8の字のカーブを曲がってこなければなりません。落ちたはずみで、コマが裏返った日には、泣きっ面にハチ(笑)
2回ぐらい、ハチにさされて苦労している人もいました。

さて、最初の人たちが、カラバンデ終了。
待ってましたということで、わたしたちが、次のゲームに。

こんな感じで、順番待たれたゲームって、あんまりないと思います。
しかも、後半も、ちゃんとギャラリーついてました(笑)

やってみると、やっぱり見てるより楽しいです。

特に今回は、直線とジャンプが、楽しかったです。
カーブのところは、わざと壁が使いにくいようにセッティングされていて、ビビリながら走らせていた感じでしたが、直線で一気に距離を稼ぐときの快感と、ジャンプが華麗に決まって、ギャラリーから拍手もらったときの快感は、やみつきになりそうでした。

といっても、たいして上手なわけではなく、わたしが3周する間にバラックさんは4周してゴールまで行っておられたあたりは、さすがに持ち主(持って来主)の貫禄でした。

あんまり、こればっかりやりすぎたら、飽きてきちゃうのかなぁと思わないではないですが、とにかく、今回やったゲームのなかでは、1番オススメで、楽しかったです。

惜しいのは、このゲームが手に入りにくいということですねぇ。
このサイト立ち上げてすぐぐらいの時に、「ほしい。ほしい。」と書いたので、わんこさんがいろいろと調べてくださったのですが、どうも、本体だけ中古製品で3万円から4万円ぐらいで売られているようです。
バラックさんも、それぐらいのお値段で手に入れられたようです。
ドイツまで行くと、ときどき1万円ぐらいで見かけるという話も聞いたのですが……。今のところ、難しいですねぇ。

「これは、もっかい出さなあかんわ」

とわたしは言っておったのですが、決して、今すぐもう1回出してゲームすると駄々をこねていたわけではなく(ちょっと、そういう意味もあったかも)、

「再販希望」

と言っていたわけです。

木のゲームだということが、けっこうネックになっているようでした。
もちろん、木のぬくもりとか、良さが損なわれることを承知でいうのですが、このゲーム、プラスチックの製品になってもいいから再販してほしいなぁ。

切に願います。

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そっとおやすみ

りんのお気に入りのゲーム。
教えてもらってから機会があると、

「好き。おもしろい」

と吠えております。
最近、色々なところで取り上げられているので、うれしいです。
小さい子どもとやると、

「いつになったら、カードをふせたの気がつくのかなぁーー」

というのんびり感あふれるゲームになりますが、大人とやると一転して緊張感あふれるゲームになります。

このゲームは、プレイする人数によってカードの枚数が変わってきます。
カードは1人に5枚で固定だからです。顔のカードは4枚で1セットです。それを人数セット分。それから、人数分のジョーカーを入れてシャッフルします。

カードの準備をされている間に、りんが、ルールの説明を。
まさか、自分がゲーム会で、みんなにインストするようになるとは、去年までは思ってもいなかったです(笑)

カードが配られて、プレイ開始。
手札を見ると、いきなりそろっています。

「じゃあ、誰からはじめるか、ジャンケンで決めるよ」

ごめん。もう、ふせてしまっていました(笑)

いくらなんでも、順番決めのジャンケンぐらいは、してからスタートしなければいけないだろう。大人として。
ということで、もう1回配りなおして、スタート。

「ジャンケンポン」

よし、順番が決まったぞ。
と思ったら、さっと、カードがふせられます。
速。
わたしの正面に座っている方は、気づかずに自分のカードをじっとにらんでおられます。

「ええ、感じや」

数秒後、気づかれました。初「おねむちゃん」決定です。

「どんなゲームかわかった」

ということで、全員が、ゲームに集中します。
なんせ、メチャクチャ速くカードがそろってしまいます。
配られた時点でそろっているなんて、ザラです。
1周もまわれば、すごく続いた卓球やテニスのラリーを打ち合っているみたいな感じです。
一瞬たりとも気が抜けません。

そんななかで、

「ほら、このゲームって、色々しゃべりながらした方がおもしろいですよ」

などとわたしは、極力しゃべろうとして、自爆しておりました。

でも、楽しいです。やっぱり、好きですねぇこのゲーム。
結局、おねむちゃんカードを4枚ほどもらいまして、その日もわたしは、おねむちゃんなっておりました。

終わってからの皆様のゲームの感想は、

「今日、1番、緊張した、ピリピリしたゲームやったなぁ」

とのことでした。
おかしいなぁ。そんな雰囲気のゲームじゃないんだけどなぁ(笑)

4枚カードをそろえて、ふせる人が1番得だと思うのですが、今回、1番おねむちゃんじゃなかった人は、実は、あんまり自分でカードをふせてなかったんですねぇ。
なんか、コツがあるのかもしれません。

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ワードバスケット

日本で5本の指に入るゲームその2は、<b>「ワードバスケット」</b>です。
大人とやるのは、はじめてです。
いろいろと、簡易ルールで今までやっていたので、とまどうところも多かったです。

みなさん、最初の何枚かを出すときのペースが速い速い。
あれよあれよという間にカードをバスケットに放りこんでいくので、わたしは、焦っておりました。

みんなのカードが、2枚とか3枚ぐらいになって、ちょっと一息ついてからが、やっと、わたしのスタートという感じでした。

はじめは、固有名詞なしのルールでした。

普段は、でっかい声で、

「『え』え、え、えんぴつ、絵の具、エアロビクス……」

なんて言いながらやっていますが、大人相手ではそういうわけにもいきません。黙って、頭のなかで考える。

出せると思った瞬間、リセットかけられたりすると大変です。また、1から考え直しです。

何回ぐらいやったかな?10回ぐらいはやったかな?もっとやったかな?
わたしが上がれたのは、1回だけでした。

後半は、固有名詞ありルールに。
でも、頭が固有名詞の方にシフトしないので、案外でない。
なんで、似たような言葉とか、関連している言葉とかは出やすいんでしょうね。
固有名詞出るときは、固有名詞ばっかりでるんですが。

「あがり」

と思ったら、リーチを忘れていたり、

「あがり」

と思ったら、最後の言葉は3文字以上じゃなくてはいけなかったりと、大人のルールは厳しいのでした。

でも、やっぱり、丁々発止のやりとりが出来る年齢との「ワードバスケット」は、とってもスリリングでありました。

また、鍛えておこう。

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デュボン

5歳の可能性には、限界がないのだなぁ。とつくづく感じた午前中がおわって、「その4」は、午後からの様子です。

午後です。
昼食が早く終わって、まだファミリーが帰って来ていないということで、わたしが、「デュボン」を教えてもらうことに。
この前、プロジェクトコア高槻店で購入した「ギプフ」と同じシリーズです。
そういえば、「ギプフ」も、まだ1回もプレーしていません。
ちなみに、前回の「うつぼゲーム会」では、子どもたちが、コマをおはじきのコマの代わりにしてはじいていました。

ドーナツ型のコマを使います。コマは、ドーナツ型で、いくつも積み重ねられるように、みぞがついています。
2人でする対戦ゲームで、プレーヤーは、白と黒のどちらかになります。白いコマ、黒いコマ、どちらも11個ずつあります。
それから、3つのデュボンコマとよばれる赤色の特殊なコマがあります。
最初は、ボードにこれらのコマを1つずつ交代で並べていくことから始まります。

ボードにすべてのコマがおけたら、ゲームスタートです。
1回交代で、自分のコマを動かしていきます。
コマは、6方向を囲まれていないとき他のコマの上に移動することができます。
最初、1つも積み上がっていないコマは、隣のコマの上にだけ移動することができます。
積み上がったコマの一番上にあるコマの色が、積み上がったコマ1セットの持ち主ということになります。
コマは、積み上がれば積み上がるほど、移動の距離が増えてきます。2つ積み上がれば、2つ離れたマスまで移動しなければなりませんし、3つ積み上がれば、3つ離れたマスまで……。と、どんどん移動距離が伸びていって、最後には、ゲームボードからはみ出してしまい動けなくなってしまいます。

デュボンコマは、単独では動くことはできませんが、上に黒白どちらかのコマがおかれると、普通のコマと同じように動かすことができるようになります。

移動した結果、3つあるデュボンコマと接続できないコマや、積み上がったコマのセットは、すべてゲームボードから取り去られます。

移動できなくなったらパスになります。
白黒どちらも移動できなくなったら、ゲーム終了になります。
自分の色のコマ、積み上がったコマのセットをすべて積み重ねて、高い方が勝ちになります。

ちょっと、試しにという感じだったので、コツとかは全然わかりませんでした。
でも、「高くしたら勝てる」けど、「高くしすぎると動けなくなる」というのと、「デュボンコマを自分の積み上げたコマのなかに取り込んでおけば、とりあえず接続を切られる心配は少なくなる」ということぐらいは、理解できたかな?

囲碁とか、将棋をイメージしていましたので、もっと時間がかかるかと思っていましたが、20分~30分ほどで1プレー。思ったほど、重くなかったです。
もっとも、これから、「勝とう」と思って考えるプレーをしていったら、そのイメージは、どんどん変わっていくのかもしれませんが……。

もう、2、3回やって、ちょっとコツの部分まで理解したかったですが、子どもたちが帰ってきました。
うん。子どもたちと遊ぼう。

「きみらは、このゲームのルールは知らんの?」

「うん。これは、おはじきにするしかしらんわ」

きれいなコマなので、おはじきは、やめてーー。われるー。
ヒーン。