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こぶたのレース

人数多いうちに定番のゲームを遊んでおきましょうということで、「こぶたのレース」です。

どうも、ルールの解釈が訳によっていろいろあるようで、原典にあたらないとどれが本当のルールかわからないようです。
まあそれは、ちょっとわたしには無理ですね。
簡単なゲームなので、実は原典にもそれほど詳しく細かいことが書いていないのかもしれません。

まあ、1番楽しめそうのルールで遊ぶのが正しいすがたかな。
ということで、わたしが遊ぶときのルールは、こんな感じです。

  • 黒い目が出たとき、1番べったこだったらもう1回サイコロを振れる。

このゲーム、コブタがダンゴになって走るからおもしろいんですね。
逆に、みんなの群れから離れちゃうと、おもしろくありません。だから、群れに追いつくまでは、サイコロで黒い目を出す限り何回でも進めます。

「1」の目は何回でも、「3」の目は1回だけしか再度サイコロを振れないという説もあるのですが、例外のルールというのはわかりにくいものです。もう、「黒の目」は、最後尾ならもう1回というルールにしておいた方がわかりやすいと思います。

-道を延ばすのは、自分の手番、サイコロを振る前でも、振った後でもいい。

これも、いろいろ説があって、サイコロを振るかわりに延ばす、サイコロを振る前に延ばす、自分の手番でなくでもいつでも延ばせるなどいろいろなんですが、わたしは、「自分の手番ならいつでも」もしくは、「自分の的番でなくてもいつでも」のどっちかがいいと思います。

幼稚園の年長の子どもと、あとは大人3人で遊びます。
サイコロだけのレースゲームですから、大人といっても、勝てるとは限らない。
そして、このゲームは、それほど差がつかずにダンゴになりますので、子どもも最後まで退屈せずに遊べます。

最初の1回目は、いつものとおり道延長のルールなしで遊びます。
このときは、子どもは1位。
といっても、1位が3人で、お母さんだけが4位というレースだったんですけどね。

そして、ウケがいいので、もう1回。今度は、チップを使った道延長ルールありで遊びます。
もう終わりだーと思っていると、道が延びていきます。、そういうのも、子どもにとっては、けっこう楽しめるようです。

結局、この「こぶたのレース」は、4回ぐらい連続で遊びました。

そして、レースがすんだ後は、いつもの通りサーカスのコブタたちのパフォーマンスです。

「えー、おもしろいなぁ」

子どもよりも、大人にうけているという。
「がんばれコブタくん」という、コブタの積み木だけがセットになったのもあるよと、宣伝しておきました。

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カルカソンヌ2原始の営み

うつぼゲーム会は、ご家族向けの会です。
最近では、たくさんの方がきてくださるようになりました。

ご家族みんなでこられるということもありますが、お母さんが子どもを連れてこられるということもあります。
そういう場合は、まあ、だいたいお母さんも、子どもと一緒遊んでいただきます。

でも、少し慣れてくると、子どもたちは、子どもたち同士で遊ぶことができるようになります。
まあ、ゲームは、人数制限のあるものもありますから、そうすると、大人が遠慮してゲームからぬけちゃうこともあります。

それで、抜けた大人が退屈しているかといいますと、そんなことありませんよ、奥さん(な、何者?)。
そんなときは、あぶれた大人同士でも遊べます。

ということで、

「『カルカソンヌ』を教えてほしいんですけども」

というお母さんが2人。
別のスタッフの方から、

「じゃあ、りんさん、教えてあげて」

と振られました。

いや実は、わたしは、初対面の方にたいへん弱いという傾向がありましてですねぇ、面識のない方を前にすると、たいへんドキドキするわけですよ。
まぁ、ネット上とかで、少しでも知っている名前でしたら大丈夫なんですけど、まったく初対面の人とは、出来たら話をしたくない(いや、大人なので、話はするんですけどね)。
不思議と小学生の子どもとかだと大丈夫なのですが、大人には警戒心が強いわけですね。
↑ 月に4回もゲーム会に参加しているセリフではないな。しかし、そのうち3回は、子どもと遊ぶのがメインですからねぇ。
特に、若い女の子は、苦手なんですよ。嫌いじゃないんですけどね。

なんでも、どちらも1年生のお子さんのお母さんなのだそうです。
「カルカソンヌ」は、1回やってみたかったゲームだそうです。
持ってこられたのは、『カルカソンヌ2』です。

うーむ。どこで、そんな情報をしいれてこられたんでしょう?

「1年生には無理ですか?」

「ちょっと難しいですねぇ」

てな会話があって、1回やってみましょうということで、わたしが教える羽目に。

わ、わたし、「カルカソンヌ2」は、2回ぐらいしかやったことないんですが……。

「これ『2』なんですが、いいですか?」

と聞くと、

「えっ、そうなんや!」

と驚きの声。そうですねぇ。外の箱には別に「2」とかかいてませんからねぇ。

「どっちがオススメですか?」

さて、どっちなんでしょう。それは、遊んでいる人でも、意見が分かれそうですねぇ。

「『1』の方がルールが簡単で遊びやすいと思います。あと、『1』の方が絵は見やすいと思います。
 でも、『2』の方が、いろいろ改善されている点があって、優れているという人もいます」

てなことを、シドロモドロに言ったと思います。

はじめてやるんだったら「1」かなぁという思いもあったのですが、よく考えて見ると、今日わたしが持ってきた「カルカソンヌ」には、追加セットが2つとも入ってます。特に「追加セット2」は、ちょっとややこしい。だからといって、タイルを分けるのに時間がかかるなぁ。
(その後、ゲーム会以外でも、何回か「カルカソンヌ」を遊ぼうかなと思って、おんなじ理由でやめたので、少なくとも「追加セット2」は、わけておくべきだと思っている今日この頃です)
後で聞いたところによると、さがせば普通の「カルカソンヌ」もどこかにあった模様……。

まあ、今回は、「2」をオススメするということで。

「2」の大きなルール変更は、ボーナスタイルがあるところです。ここがやっぱり、ちょっと難しい。
それから、やっぱり草原。ただこれは、「1」の草原に比べたら、「動物の数」なので、多少は簡単になっているといえますね。ただ、「虎に食われる」というのと「ボーナスチタイル」のなかには食べられない動物もいる、という2重の例外があって、そのあたりがちょっと難しいです。
この程度のものでも、例外があるというのは、最初にゲームをするときには、けっこう難しいものなんですねぇ。
だいたい説明するときに、

「ここは、こうなります。ただし……」

と「ただし」が1回ぐらいなら理解してもらえるのですが(まあ、それでも、やっている最中にもう1回ぐらいは説明必要になります)

「動物1点です。ただし、トラは他の動物を食べてしまいますから、その分、点数が減ります。ただし、象とオーロクスは、トラに食べられません」

という説明は、はじめての人にとっては、「難しい」と感じさせてしまう説明なのです。

「なんか、難しいな」

と言われてしまいました。
うーむ。1度に全部のルールを説明しようとするからいけないのかな?
大人の場合は、後から「実はこれは…」と説明すると、「それだったら、こっちはこうしといたのに」というのが出てくるんですねぇ。それを言われるとちょっとこちらとしてもつらいので、ついつい、何もかも一気に言いたくなります。

こういう例外が、ボーナスタイルに多い。「ただし火事の場合は……」とかね。

あと、「1」より難しいなぁと思ったのが、置いて点数計算、即回収できるコマが多いことですね。
川は、両端が湖や、水源で行き止まりなるか、円くつながると得点計算になります。この川の処理で、魚がいる湖がけっこう多いということで、タイル2つで川が完成ということが多いんです。しかも、川の長さだけでなくって、魚も点数になりますから、即5点とかになることが多いんですけど、これを結構はじめての方は見落としがちです。
というか、「おいて」、「育てて」、「回収」という流れでないのでそれがちょっと、難しいです。

あと、ボーナスタイルには、わたしも覚えてない効果とかありますし、水系を全部支配しちゃう「水車小屋」なんてのもありますので、時々、マニュアルなんかを見ながら、アドバイスもいれながら、遊びました。
やっぱり、マニュアル見ながらというのは、テンポがちょっと悪くなります。

もう1人のスタッフの方が、ちょっと隣で見てくださっていたんですけどね。見てるんやったら変わってくれ~~。

「どこにおいたら、とくなんですか?」

「それが、わかれば、ぼくもいいんですけどねぇ」

まあ、カルカソンヌは、みんなで引いてきたタイルを見て、アドバイスOKとわざわざルールに明記してあるゲームですから、楽しくなるようにアドバイスしました。

ただアドバイスも、あんまり過ぎると、なんか言われたままにおいているみたいになりますし、しかも、それでわたしの点数が圧倒的になっちゃったりすると、

「自分が得になるようにおかせたのか?」

という疑惑が出てきますので、難しいです。

ゲーム中は20点差ぐらいついてわたしが勝って顰蹙をかっていたのですが(被害妄想)、最終的に、草原と水車小屋の計算をすると、全員、トントンの点数。お母さんの1人がわたしを逆転して優勝という展開になりました。

うむ。悪くない展開かな。

これで、このゲームも3回目。
次からは、もうちょっと、じょうずにインストできると思います。
「1」の方も、追加セットと基本セットをわけておこう。

まぁ、「カルカソンヌ2」のインストが難しいというよりも、今回は、わたしが若奥様にドキドキしていたというのが、アタフタの全員の半分かもしれません。
↑ 別に喜んでトキメイいていたわけではありません。念のため。と、これはこれで、失礼か?もちろん、男が好きというわけでもないです。

もう。若奥様は、他のダンディなスタッフにまかせます。
逃げろーー。

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アフリカ

彦根カロムは楽しいですが、アクションゲームですので、3、4回すると疲れてきます。
4年生の従兄の子どもは、まだ連続して遊べそう…というか「やっと調子出てきたとこやん」という感じですが、わたしは、そろそろ集中力がきれてきます。

まあ、遊ぶゲームは、他にもいろいろありますから。次は、ちょっと考えるようなゲームがいいかな。

といいつつ、2人ですからねぇ。
「ギプフ」とか、「タムスク」とか、「アバロン」などの2人用ゲームがあるのですが、以前、この人たちと遊んだときは、「ガイスター」がイマイチの評判でした。
アブストラクトゲームは、避けた方が無難そうです。

リクエストとして、以前遊んだとことのある「ヒューゴ」と「ブラフ」の名前が出たので、ちょっと遊んでみますが、以前は、兄弟3人とわたしの4人で遊んでいましたので、あのときみたいな盛り上がりはないなぁ。

ということで、いろいろ考えて、まず思いついたのが「カルカソンヌ」でした。
2人ぐらいでも、全然、OKのゲームです。
もってきて、箱を開けてみたら、しもた、追加セットが全部まざったままです。
うーむ。追加セットの「1」はいいのですが、「2」をいきなり入れてするのは、少しややこしいなぁ。
まあ、「商品」のチップと「ブタ」と「測量士」のコマをのけてやるという選択肢や、タイルを分けるという選択肢も、考えたのですが、今回は、パスしよう。
↑ 追加セットとわけておいたほうがいいなぁ。ということで、今は、分かれています。すぐに遊べます。

2人で楽しいゲームか。
4年生ですからねぇ、多少、複雑なものでもできるはずです。

ということで、次にもってきたのは、「アフリカ」でした。
2人~5人まで遊べるゲームです。プレーヤーは、探検家になって、アフリカの地図のかたちをしたボード上を探険します。
人数が少なければ、自分が動く範囲が増えて動きやすいですので、はじめて遊ぶときは、2人~3人ぐらいの少人数の方が、オススメかもしれません。
5人になると、ちょっと世界が狭いかなぁという感じです。

ルール説明していると、家に来ていたお客さんのおばさんが、

「おばちゃんも、まぜてもらおうかな」

とやってきました。
お、3人。3人ならば、別のゲームを選んでもよかったのですが、このゲームも、わかりやすいゲームなので、まぁいいか。

「うわ。難しそうやな。おばちゃん、わかるやろか」

まあ、ボードとたくさんのチップを見ると、はじめて遊ぶ人は、ちょっと心配しますが、やってみれば、簡単なゲームです。
それほど、時間もかかりませんので、1回目はルール説明しがてら遊んでみます。

おばちゃんが南の果ての喜望峰のあたりから、子どもは北の端から。わたしは、くびれた部分、多分、ナイジェリアぐらいから、スタートです。
いつも、思うのですが、3人でするとき、真ん中って、損じゃないかい?

「アフリカ」の基本の行動は、移動して(しなくてもいい)、チップをめくるです。めくったチップにあった行動をする。これを2回繰り返すだけなので、とっても簡単です。

「貿易品は、同じのをどんどん集めると点数が高くなっていきます」

とか、

「金とか宝石は、1番たくさん持っている人と2番目にたくさん持っている人しか、点数が入りません」

とか、チップが表向けになったときに説明していけばいいわけです。
点数表の和訳は、人数分あった方がいいですねぇ。1

ただ、後半戦は、チップをめくるかわりに隣接する「動物」や、「原住民」を動かすという選択肢も増えてきますし、ベースキャンプも建てなければなりません。
でも、それも、割と順番に出てきてくれるので、順を追って説明していける感じです。

ちょっと、チップがかたまっていたようで、おばちゃんのいる南の方は、交易品が中心に出ます。そして、北の方は、金や宝石が中心に。わたしのいる中央地帯は、地味に動物などで点数を稼いでいく感じです。
交易品は、手に入っても点数になりませんので、北の子どもの点数とわたしの点数が拮抗して、南のおばちゃんの点数は、ちょっと伸び悩みです。

このゲームで、ちょっと難しいのは、「ベースキャンプ」の使い方です。
2種類の使い方があります。1つは、金や宝石を自分のものにします。もう、1つは周りを探険して点数を取ります。
まあでも、あんまり周りを探険するという機会は出てこない感じですねぇ。後半戦になって、もう、近くに宝石泣いときに、「使っちゃえ」って感じで使うのかなぁ。
ベースキャンプをおくと、その周りにあるめくられた金や宝石のチップを自分のものにすることが出来ます。
だから、出来るだけたくさん金や宝石がめくられた地点でベースキャンプを建てると、一気にたくさんの金や宝石が手にはいることになります。

ということで、わたしは、金や宝石が出ている北の方に向かって行きます。
で、ベースキャンプ。

「人がめくったやつでも、取れるんや」

ベースキャンプでは、自分のめくった金、宝石しか取れないと思っていたようです。
この辺の思いこみというのは、こっちで全部理解して説明していくというのは、ちょっと無理。

「えー、言っといてくれたらー」

とか言っても、どうしようもないやん。

そうとわかれば、もう、金と宝石の取り合い。
あいては、1つでも、2つでも、隣に金か宝石があれば、ベースキャンプを置くという乱暴な作戦でした(笑)。
でも、案外、ベースキャンプが枯渇するということはなかったです。
あれで、OKなのか?

もう1つ、

「えー、言っといてくれたらー」

と言われたのは、移動。1回に2マス移動できるということでした。はじめの1手目は移動できないし、それ以降、1マス移動でこと足りていたので、これは言い忘れ。こっちのミスですな。

「それやったら、こっちに行かんと、あっちに行ってたのに」

「まあまあ」

これは、こっちが悪いと思っているので、ちょっと弱い。
あと、ルールでわかりにくそう(?)だったのは、おばちゃんが、

「ああ。これ残しといたら、いいことあるんかと思ったは」

とベースキャンプをあんまり使わなかった(残しても、1つもいいことないので使い切りましょう)のと、「宝石」は「宝石」だけ、「金」は「金」だけで数を数えるのですが、一緒くただと思っていたようですね。
前者は「勝手な思いこみ」なのでしかたないですが、後者は説明が必要だったですね。

さて、終わって点数計算してみると、金と宝石の数が、わたしと子どもで、同数でした。同数の場合は、2人とも8点プラスです。
で、チマチマとした貿易品の合計をします。

おばちゃんの貿易品ですが、

「わー、わたし、5つ全部そろったのが2種類もあるわ」

おい!
怒濤の24点。
一気に逆転どころから、点数マーカーがアフリカ1周しております。

よー出来たゲームだ。

ということで、この後、ルールもわかったことだしということで、もう1回「アフリカ」を遊びました。

その時は、

「この貿易品、かえっこしたら、わたしの2つになるけど、相手は3つそろうしなぁ」

など、高度な(?)考えも出されていました。

うむ。はじめてでゲームなれていない人たちでも、なかなか楽しめました。

アフリカ

/ Goldsieber


  1. 以前は、ネットにあったのですが今は見あたりません []

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年5月京都ドイツゲームカルカソンヌ,セット,ニューエントデッカー

ニューエントデッカー

では、気を取りなおして(?)、ゲームの紹介です。

「ニューエントデッカー」は、エントデッカー(発見者)いう名前通り、発見していくことにより、点数が入っていくゲームです。
なにを発見するかというと、それは、新大陸です。

時は、大航海時代。
4人の探検家たちが、まだ見ぬ大陸を求めて、未知のの海原に船をこぎだします。

ゲームボードは、とっても大きいです。
上部には、点数パネルになっている「海蛇のマス」。右側には、ボーナス得点がもらえる「族長小屋に続く密林」があります。
そして、ボードのメイン、大部分をしめるのは、これから探検する「未踏海域」です。
その「未踏海域」を囲むように、船の出発地点となる「外周マス」が配置されています。
発見タイルというのがありまして、これには、プレーヤーがこれから発見するいろいろな地形が描いてあります。いろいろな地形といっても、「海」と「陸地」しかこのゲームにはありません。その「海」と「陸地」がいろいろに組み合わさった絵が、タイルに描いてあるわけです。
プレーヤーは、この裏向けに山になった発見タイルをめくって、「未踏海域」にならべていって、どんどん、白紙の地図を埋めていくわけです。

タイルを置くルールは、「カルカソンヌ」なんかと同じです。タイルの同じ地形の辺同士をひっつけて置きます。
でも、地形が「海」と「陸地」だけなので、おけるかどうかの判断は「カルカソンヌ」よりもさらに簡単です。

ゲームは、その「外周マス」の好きなところに、最初のプレーヤーが探険船をセットしたところから始まります。
外周マスのどこからスタートしてもいいのですが、外周の東西は出発するのに1コイン、外周の北側は出発するのに2コインいります。南側から出発するのは、ただてす。だから、普通、普段は、たいがい南側の外周から出発します。

探険船をセットしたプレーヤーは、発見タイルを何枚引くのか宣言します。裏向けの発見タイルは、1枚1コインです。お金がある限り、何枚引くと宣言してもOKです。
確実に「こんな地形がほしい」という強い希望がある場合は、表向けにして種類別に分けられた発見タイルを買うこともできます。でも、これは、1枚4コインと割高です。
コインが、このゲームでどれぐらいの価値かというと、8コイン出して公開された発見タイルを1度に2枚も買った人がいたら、

「うわー、お金持ちー」

とみんなから羨ましがられます。
公開された発見タイルを1度に3枚買った人は、いまだ見たことありません(まあ、1回だけのプレーで、言い切ってしまっているので、あまり信用はありませんが……どうですか、みなさん?)

宣言が終わったら、銀行にお金を払って、実際にタイルをめくります。
これが、このゲームの第一のドキドキ・ポイントです。

めくったタイルは、直ちにボードに配置されなければなりません。「海」は「海」と接するように、「陸地」は「陸地」と接するようにです。
配置できない場合は、そのタイルは捨てタイルとなります。残念ながら、お金は返ってきません。

タイルが配置できれば、「海」の部分に描かれている「航海路」にそって、探険船は移動していきます。
配置した発見タイルに「陸地」があれば、その島に「拠点」を置くことができます。「拠点」には、1コインで置ける「探検隊」、3コインかかる「上陸基地」、6コインかかる「開拓地」の3種類があります。

ただし、「拠点」をおいてしまうと、そのプレーヤーの手番は終了です。
だから、「3枚発見タイルをめくる」と宣言して3コイン払っていても、1枚目の発見タイルを引いて陸地が発見されて、そこに「拠点」を置く場合は、その時点で手番終了になって、コインは返ってきません。

拠点を作らない場合は、探険船を「航海路」にそって動かした後、さらにそこから続く発見タイルを宣言した枚数まで(または、どこかに拠点をつくるまで)引くことができます。

次の手番のプレーヤーは、はじめのプレーヤーと同じように外周マスからスタートすることができます。
でも、はじめのプレーヤーが、発見タイルを置いたところは、発見タイルで、ふさがってしまっています。そういうところは、発見タイルの航海路の切れ端まで探険船を進めることができます。
ただし、途中に経由する陸地(前をとおる)に、他のプレーヤーの「上陸基地」や「開拓地」がある場合は、そのプレーヤーに、通行料として2コイン払わなければなりません。
だから、人が行きたがるようなところに「上陸基地」や「開拓地」をつくっておくと、吉です。

こうやって、タイルを配置して、陸地にどんどん「拠点」を置いていくわけです。

陸地に置かれた拠点。それが、このゲームの主たる得点源です。
といっても、通行料以外は、拠点を置くことで点数が入ってくるわけではありません。点数は、「陸地」がつながって、「完全な島」が出来上がったときに入ってきます。
ちょうどこれも、「カルカソンヌ」の「都市」が出来上がったときとよく似ています。そして、「完全な島」ができると、拠点をそこから取り除くところもよく似ています。

さて、「島」は、その大きさによって価値が決まります。1タイル1点です。1番小さな島は、2タイルで出来る2点の島です。
点数は、その島に拠点を置いていたプレーヤーで分配されます。ただし、その島発見の「貢献度」によって、もらえる点数が違います。
「貢献度」は、置いていた拠点をプレーヤー同士比べることで決まります。

さて、拠点には、それぞれ安い方から「探検隊」、「上陸拠点」、「開拓地」と3種類あります。
1番強いのは、「開拓地」です。これは、各プレーヤー1個ずつしか持っていません。しかも、値段は6コインです。これが、置いてあるプレーヤーがいたら、その人が、貢献度ナンバーワンです。
同じ島に「開拓地」が2つ置かれていた場合、または、「開拓地」がまったく置かれていない場合、次は「上陸拠点」を比べます。上陸拠点は、各プレーヤー2つずつ持っています。多い人から、貢献度が高いことになります。
さらに、「開拓地」の数も「上陸拠点」の数も同じだった場合、次に「探検隊」の数を調べます。多い方が、より貢献しています。

貢献度1位のプレーヤーには、島の価値と同じだけの点数が与えられます。
貢献度2位のプレーヤーには、1位のプレーヤーの半分の点数が与えられます。
貢献度3位のプレーヤーには、2位のプレーヤーの半分の点数が与えられます。

同点だった場合は、両方のプレーヤーが同じ点数をもらうことが出来ます。

さて、こう聞くと、「開拓地」や、「上陸拠点」が大事だと思ってくるでしょう?
でも、「探検隊」もけっこう大事です。

1つは、安い。1コインで置けます。それから、数。他の拠点が1~2個しかないのに比べて、「探検隊」は11個もあります。
そして、なによりも、大きいのは、「探検隊」コマは、「族長小屋」へと行けるのです。
さて、「族長小屋」とはなにか?それは、最初にしたボードの説明を思い出してください。ボードの右側には、「族長小屋に続く密林」があると書きました。
発見した島には、原住民が住んでいて、その族長は、いろいろな宝物を隠し持っているのです。
それは、「落花生」、「パイナップル」とか、「ゴムの木」、「タバコ」とか、「じゃがいも」、「とうものこし」などの植物です。
そして、この植物を手に入れることが出来れば、それに見合った点数が手にはいるのです。
ただし、それらの宝物を手に入れるには、族長小屋に探検隊が何回も何回も(少なくとも他のプレーヤーよりも)足を運ばなければなりません。

「上陸拠点」や「開拓地」は、完全な島が完成したら、そのまま手元に返ってくるだけです。
ですが、「探検隊」のコマは、「完成した島」から、「族長小屋に続く密林」に移されることになります。

「族長小屋」は、全部で7つあります。「完成した島」に「探検隊」を置いていたプレーヤーは、順番に好きな族長小屋に1番近い最初に空いているマスに「探検隊」を移すことが出来ます。
1番最初に、「族長小屋」のとなりに探検隊コマを置いたプレーヤーは、宝物のチップの入った袋から1枚宝物チップを引いて、それを見ることが出来ます。そして、他の人には見えないように、そのチップを族長小屋に隠します。
これが、このゲームの<b>第2のドキドキポイント</b>です。
↑ 族長小屋は、チップを隠せるようにわざわざ、はさみこめるかたちになっています。「これ、チップ表だけ印刷して、裏むけとけばいいだけじゃん」とか、そういうことは、言わない。

「族長小屋」に続く道に、どんどん探検隊コマを置いていって、その「族長小屋」への道に1番たくさんコマを置いたプレーヤーが、この宝物をもらうことが出来ます。同数の場合は、先に置いたプレーヤーがもらえます。
でも、1番に置いたプレーヤー以外は、チップの点数がわからずに当てずっぽうに置かなければならないかというと、そんなことはありません。
各道は、3番目か、4番目のところに、目のマークがあります。そのマークの場所に探検隊コマを置いたプレーヤーは、チップを引くことは出来ませんが、「族長小屋」の内のチップをそっと覗くことが出来ます。

こうして、冒険航海、「完全な島」の発見、「族長小屋」への日参などを続けて、未踏海域すべてのマスに発見タイルが置かれたら、ゲーム終了です。

最後に、「族長小屋」に置かれたチップの点数を公開して、それらの点数を合計して、1番点数の多かったプレーヤーの勝ちになります。

さて、次回は、実際のプレーの様子です。あっさりしている予定。
1ゲームで、3回もとるんかい。
(^_^;)\(・_・) オイオイ。

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そろそろ、遊ぶゲームもなくなってきました。
ゲームばっかりというのも、3歳の子にとっては、なかなかつかれるものです。

そんな彼のところに、コブタのサーカス団がやってきました(笑)

「こぶたのレース」のコマは、積み木としても遊べます。「がんばれコブタくん」という名前で、なんとコブタのコマだけ(7色×3で21ぴき)入っているセットもあるぐらいです。

ドイツ語のマニュアルの方には、写真入りでコブタくんたちの華麗な技が披露されています。

で、それらの技に挑戦!!

でも、けっこう、難しいのが多いです。特にチップがからむヤツは、難しいですねぇ。

2つから3つぐらいのコマをつかってやる技なら、なんとか子どもでもできます。

うーん。何回もつぶれた後、3歳の彼は、天才的なテクニックを使って難易度の高い技をつくってみせました。
そのテクニックは、『必殺・二次元』。なんと、コマを倒したまま、ならべだしました。これは、大人では、絶対出てこない発想です。天才。

積み木にも飽きたら、今度は、お話をつくってみます。
「ビット」のセットの中から、ベルを出して。

「お兄ちゃん、ブタがベルをならすよ。」

チン。

すでに、ゲームでもなんでもないですね。

そろそろ、さびしがってるかなと、お母さんが、会場から様子を見に来ました。
で、一度、お母さんと会場に。

30分後ぐらいに、今度はお母さんと一緒に、またもどってきました。

「子どもが、『へびのやつ』を気に入ったんだそうで、見せてほしいのですが」

はいはーい。気に入ってくれてうれしいです。

「『にじいろのへび』というゲームです。保育園とかでも、このゲームを使って遊んでおられるところあるそうですよ」

前回、ゲームでちょっと飽きちゃう部分があったので、今回は、カードを全部表向けにして、自由に長いへびを作ってもらおうかな。

「さぁ、長ーいへび、ならべていって」

でも、これは、3歳の子にとっては、ちょっと難しいようでした。
この方法だと、全体を見回して、つながる色どうしを見つけていかなければなりません。
うーむ。1枚ずつめくるというルールは、小さい子むけに考えられていたルールなんだなぁ。

で、最初はめだつ「にじいろの頭」と「にじいろのしっぽ」をひっつけたかわいい短いへびさんができました。

「小さいへびさん、かまないよ。なでなで」

お母さんに、一生懸命説明しています。

長いへびさんは、ちょっと大人の協力を得て、3びきぐらいつくりました。

そして、その後、お母さんに説明するのですが、そこで、信じられない説明が!

「このしっぽと、この頭は、どこにひっつけてもいいのよ」

もっているのは、まさしく「にじいろのしっぽ」と「にじいろの頭」。
キミ、わかっていたのかーー。

説明しただけで、他の胴体とひっつけることはなかったのですが。
お母さんに、ちゃんと説明しようとすると、理解できるようになるんでしょうか?

親って、やっぱり子どもにとって、偉大です。

会議も終わって、そろそろ、帰りの時間です。

「『にじいろのへび』は、トイザらスとかで売っていますか?」

と帰り際にお母さんからの質問。

「えーと、京都の『キッズいわき ぱふ』か、大津の三井寺に『ころぽっくるの家』というおもちゃ屋さんがあるんです。
そこに行って頂ければ買えると思います」

と話をすると、

「京都のお店は、聞いたことはあります。そこのお店の方の講演も聴いたことがあります」

とのことでした。滋賀県でも、名前はけっこう有名です。講演は、おそらく岩城さんが、幼稚園でしゃべられたことがあるのでしょう。

さて、ユーザー1人ゲットかな。

そんなことを思いながら、バイバイをしてわかれました。