6月うつぼゲーム会 その5 若奥様こそゲームの王様(お姫様?)
カルカソンヌ2原始の営み
うつぼゲーム会は、ご家族向けの会です。
最近では、たくさんの方がきてくださるようになりました。
ご家族みんなでこられるということもありますが、お母さんが子どもを連れてこられるということもあります。
そういう場合は、まあ、だいたいお母さんも、子どもと一緒遊んでいただきます。
でも、少し慣れてくると、子どもたちは、子どもたち同士で遊ぶことができるようになります。
まあ、ゲームは、人数制限のあるものもありますから、そうすると、大人が遠慮してゲームからぬけちゃうこともあります。
それで、抜けた大人が退屈しているかといいますと、そんなことありませんよ、奥さん(な、何者?)。
そんなときは、あぶれた大人同士でも遊べます。
ということで、
「『カルカソンヌ』を教えてほしいんですけども」
というお母さんが2人。
別のスタッフの方から、
「じゃあ、りんさん、教えてあげて」
と振られました。
いや実は、わたしは、初対面の方にたいへん弱いという傾向がありましてですねぇ、面識のない方を前にすると、たいへんドキドキするわけですよ。
まぁ、ネット上とかで、少しでも知っている名前でしたら大丈夫なんですけど、まったく初対面の人とは、出来たら話をしたくない(いや、大人なので、話はするんですけどね)。
不思議と小学生の子どもとかだと大丈夫なのですが、大人には警戒心が強いわけですね。
↑ 月に4回もゲーム会に参加しているセリフではないな。しかし、そのうち3回は、子どもと遊ぶのがメインですからねぇ。
特に、若い女の子は、苦手なんですよ。嫌いじゃないんですけどね。
なんでも、どちらも1年生のお子さんのお母さんなのだそうです。
「カルカソンヌ」は、1回やってみたかったゲームだそうです。
持ってこられたのは、『カルカソンヌ2』です。
うーむ。どこで、そんな情報をしいれてこられたんでしょう?
「1年生には無理ですか?」
「ちょっと難しいですねぇ」
てな会話があって、1回やってみましょうということで、わたしが教える羽目に。
わ、わたし、「カルカソンヌ2」は、2回ぐらいしかやったことないんですが……。
「これ『2』なんですが、いいですか?」
と聞くと、
「えっ、そうなんや!」
と驚きの声。そうですねぇ。外の箱には別に「2」とかかいてませんからねぇ。
「どっちがオススメですか?」
さて、どっちなんでしょう。それは、遊んでいる人でも、意見が分かれそうですねぇ。
「『1』の方がルールが簡単で遊びやすいと思います。あと、『1』の方が絵は見やすいと思います。
でも、『2』の方が、いろいろ改善されている点があって、優れているという人もいます」
てなことを、シドロモドロに言ったと思います。
はじめてやるんだったら「1」かなぁという思いもあったのですが、よく考えて見ると、今日わたしが持ってきた「カルカソンヌ」には、追加セットが2つとも入ってます。特に「追加セット2」は、ちょっとややこしい。だからといって、タイルを分けるのに時間がかかるなぁ。
(その後、ゲーム会以外でも、何回か「カルカソンヌ」を遊ぼうかなと思って、おんなじ理由でやめたので、少なくとも「追加セット2」は、わけておくべきだと思っている今日この頃です)
後で聞いたところによると、さがせば普通の「カルカソンヌ」もどこかにあった模様……。
まあ、今回は、「2」をオススメするということで。
「2」の大きなルール変更は、ボーナスタイルがあるところです。ここがやっぱり、ちょっと難しい。
それから、やっぱり草原。ただこれは、「1」の草原に比べたら、「動物の数」なので、多少は簡単になっているといえますね。ただ、「虎に食われる」というのと「ボーナスチタイル」のなかには食べられない動物もいる、という2重の例外があって、そのあたりがちょっと難しいです。
この程度のものでも、例外があるというのは、最初にゲームをするときには、けっこう難しいものなんですねぇ。
だいたい説明するときに、
「ここは、こうなります。ただし……」
と「ただし」が1回ぐらいなら理解してもらえるのですが(まあ、それでも、やっている最中にもう1回ぐらいは説明必要になります)
「動物1点です。ただし、トラは他の動物を食べてしまいますから、その分、点数が減ります。ただし、象とオーロクスは、トラに食べられません」
という説明は、はじめての人にとっては、「難しい」と感じさせてしまう説明なのです。
「なんか、難しいな」
と言われてしまいました。
うーむ。1度に全部のルールを説明しようとするからいけないのかな?
大人の場合は、後から「実はこれは…」と説明すると、「それだったら、こっちはこうしといたのに」というのが出てくるんですねぇ。それを言われるとちょっとこちらとしてもつらいので、ついつい、何もかも一気に言いたくなります。
こういう例外が、ボーナスタイルに多い。「ただし火事の場合は……」とかね。
あと、「1」より難しいなぁと思ったのが、置いて点数計算、即回収できるコマが多いことですね。
川は、両端が湖や、水源で行き止まりなるか、円くつながると得点計算になります。この川の処理で、魚がいる湖がけっこう多いということで、タイル2つで川が完成ということが多いんです。しかも、川の長さだけでなくって、魚も点数になりますから、即5点とかになることが多いんですけど、これを結構はじめての方は見落としがちです。
というか、「おいて」、「育てて」、「回収」という流れでないのでそれがちょっと、難しいです。
あと、ボーナスタイルには、わたしも覚えてない効果とかありますし、水系を全部支配しちゃう「水車小屋」なんてのもありますので、時々、マニュアルなんかを見ながら、アドバイスもいれながら、遊びました。
やっぱり、マニュアル見ながらというのは、テンポがちょっと悪くなります。
もう1人のスタッフの方が、ちょっと隣で見てくださっていたんですけどね。見てるんやったら変わってくれ~~。
「どこにおいたら、とくなんですか?」
「それが、わかれば、ぼくもいいんですけどねぇ」
まあ、カルカソンヌは、みんなで引いてきたタイルを見て、アドバイスOKとわざわざルールに明記してあるゲームですから、楽しくなるようにアドバイスしました。
ただアドバイスも、あんまり過ぎると、なんか言われたままにおいているみたいになりますし、しかも、それでわたしの点数が圧倒的になっちゃったりすると、
「自分が得になるようにおかせたのか?」
という疑惑が出てきますので、難しいです。
ゲーム中は20点差ぐらいついてわたしが勝って顰蹙をかっていたのですが(被害妄想)、最終的に、草原と水車小屋の計算をすると、全員、トントンの点数。お母さんの1人がわたしを逆転して優勝という展開になりました。
うむ。悪くない展開かな。
これで、このゲームも3回目。
次からは、もうちょっと、じょうずにインストできると思います。
「1」の方も、追加セットと基本セットをわけておこう。
まぁ、「カルカソンヌ2」のインストが難しいというよりも、今回は、わたしが若奥様にドキドキしていたというのが、アタフタの全員の半分かもしれません。
↑ 別に喜んでトキメイいていたわけではありません。念のため。と、これはこれで、失礼か?もちろん、男が好きというわけでもないです。
もう。若奥様は、他のダンディなスタッフにまかせます。
逃げろーー。