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そっとおやすみ

さて、5月の「ころぽっくるの家ボードゲームみんなであそぼ!」の最後を飾るのは、管理人・りんが、もっとも愛するゲーム、「そっとおやすみ」です。

いやー、このゲームを子どもと遊ぶのに、わたしを選ぶとは、「ころぽっくるの家」のスタッフの方も、本当に見る目があります(笑)

「そっとおやすみ」は、7人まで可能なゲームですので、「リトルゲーム・ニャーニャー」ではアドバイス役をしていたわたしも、もちろんゲームに参加です。
↑ 下手すると、子どもを抜けさしてでも参加しかねない(汗)

「もう、1回『リトルゲーム・ニャーニャー』したいなぁ」

という声もあったのですが、

「今度やるゲームはな、おっちゃんがめっちゃ気に入ってるゲームやねん。オススメやで」

と、全然、取り合いません。

「見てみ!」

これも、ハバのリトルゲームです。缶の中に小さなカードが入っています。
缶からカードを出して、子どもたちにかわいい顔カードを見せます。

「この同じ顔のカードを4枚あつめるゲームです」

「宇宙人やー」

「ルヒィやー」

きみたちは、海賊はみんなルフィですか?(笑)
とにかく元気のいい子どもたちですので、このゲームにはむかないかも。
いやいや、インストが肝心です。インスト次第で、遊ばれかたも変わってくるところのあるゲームですので、ここはわたしも気合いの入れどころ。

「そして、これがジョーカーです。ジョーカーは、どんなカードにもなることができます」

ちょっと、声を落としてジョーカーを見せます。
わかりにくいので、そろった顔カード3枚とジョーカー1枚の組み合わせ、そろった顔カード2枚とジョーカー2枚の組み合わせ、顔カード1枚とジョーカー3枚の組み合わせ、ジョーカーばっかり4枚の組み合わせをつくってみせて、これでそろっているということを具体的に示します。

「わかる?」

「うん!」

今回、小学校中学年以上の子どもたちですので、ルールの理解ははやいです。

さて、ここからがインストの腕の見せ所。
おもむろに声を、小さく小さくします。

「さて、4枚同じカードがそろうでしょう。ここからが、このゲームのオモシロいところです。
4枚そろった人は、いつでもそのカードを、できるだけ他の人に気づかれないようにそっと、テーブルにふせるの」

自分の持っているカードを、そっとそっと、音を立てずにテーブルにゆっくりふせます。

「そうしたら、気づいた他の人も、自分のカードがそろっていなくても、そーっと、カードふせなければなりません。
最後まで、気づかなかった人は、この『おねむちゃんカード』がもらえます。かわいいでしょう。
このカードをできるだけもってなかった人が勝ちになります」

「そっとおやすみ」なので、「そっと」を強調しておきます。シビアな反射神経サバイバルゲームにならないところが、このゲームのよさですから。

さて、実際のゲームのスタートです。

カードを配って、スタートプレーヤーから順番に、1枚ずつ自分のいらないカードをとなりの人にまわしていきます。

このゲームの特徴は、けっこうすぐにカードがそろうところです。なんせ、プレーヤーの人数分ジョーカーが入っています。7人で遊ぶと、7枚ジョーカーが。
まぁ、ジョーカーは、あまりいらない札としてまわされることが少ないので(まわすのはよっぽどのひねくれ者というか策略家)、最初に配られたカードの中に何枚ジョーカーが入っているかというのは、けっこう大事な要素です。
でも、手が悪くても、1番最後にさえならなかったらよいゲームですので、気楽に行きましょう。

ジョーカー2枚と同じ顔カード2枚。そろった。

子どもたちは、いい感じに自分の手札をにらんでおります(笑)
いや、カードゲームするときって、けっこう大人でもこんな状態です。

まずはお手本ということで、いらないカードをまわした後、そーっと、そーっと、カードをふせます。

「えっ」

ていう感じで最初に気づいたのは、やっぱり大人、お母さんでした。
それに対して、目配せして、指を1本口の前で立てて「シー」と合図。

「うーん、これ」

とわたしのとなりの子は、まだ気づかずにカードをまわしております。
そのカードを取ろうとした子が、気づいて大あわてで、カードをふせます。

こういう激しい動きがあると、ほとんどの子は気がついて、カードをふせるのですが、まだまだ気づかないのんびり屋さんもいます(笑)

全員気づいた後、

「じゃあ、この『おねむちゃんカード』あげる」

と1枚目のおねむちゃんカードを渡して、わたしの手札を見せます。

「同じ顔のカード2枚とジョーカー2枚」

「やっぱり、ジョーカーがとくやなぁ」

「ジョーカー3枚やったら、あと、どんなカードてもいいからね」

で、2回戦目。
カードを配っている間、子どもたちは、

「ジョーカー来い。ジョーカー来い。ジョーカー来い」

と、大叫びアンド大はしゃぎです。
となりでは、低学年のグループが遊んでいますので、邪魔にならないようにしないといけませんが、ゲームが始まると、ピタッと静かになるので、まぁ、いいか。
というより、すいません。わたし自身が遊びはじめると、すぐに必死になって、周りが見えなくなるタイプです。
ちょっと、となりで遊んでいる子たちには迷惑をかけてしまったかも。

「うわー。ぼくもそろってたから、ふせようと思ってたのにー」

「はじめてそろった。見て見てー」

という感じで、何回か続くと、得意な子、苦手な子がでてきます。
やっぱり、負け続けるのは楽しくないわけです。ときには、泣いちゃうこともあるわけです。
泣いちゃっても、大人は絶対に手を抜かずに叩きつぶして、子どもは根性でゲームを続けるのが、「その子のためだ」という考え方もあるかもしれませんが、わたしは、別に子どもをゲーム選手(?)に育てたいわけではありませんので(笑)、笑って遊んでくれるのがうれしいです。また、たまには泣いちゃってもいいかと思いますがね。ゲームのこときらいにならない程度には。
ただ、あからさまに手を抜いたりするのはイヤですし、子どもに「大人はチョロイ」と思われるのは、シャクにさわります。

このゲームは、そんなとき、ちょっと一緒にゲームしている大人が調節できるよさもあります。
わたしは、自分が負けるつもりは全然ないわけですから(鬼)、当然、トップを取りにいっている子を狙うように、できる限りビリの子がこっちを見ているときにカードをふせようとするわけです。

トップは、「おねむちゃんカード」を1枚も取っていない、男の子とそのお母さん、そして、わたしです。
ここはやっぱり、大人の貫禄で、男の子を狙って、1枚ぐらい取らせてギャフンと言わせたいところです。
逆に、今日の「おねむちゃん」に確定しそうなのが、わたしの右隣の女の子です。

うーむ。わたしのカードがそろったら、カードを女の子に渡した後、男の子が見てなくて女の子がこっちを見ているときに、カードをふせなければ。

こんなことを考えていると、けっこうそろわない……。

そろった。チャンス。
こっち見ろ。女の子、こっち見ろ!

そんなことを思っている間に、他の人が、カードをそっとふせます。

しまった。ちょっと、遅れた。

「今のはおくれた人、けっこう微妙やったなー。おっちゃんか、この子か、この子が、遅かったけど、だれやと思った?」

こんな風に聞くと、絶対、子どもたちは、おっちゃんを指さすという(笑)
うぅ。雑念があるとダメだ。

その後、なんと、わたしは、一緒のことをやって、2枚のおねむちゃんカードを集めてしまったという。

だれが、手抜くのきらいやって?というか、全然、手を抜く必要がないという……。

「ぼく、1枚も『おねむちゃん』なしやーー」

狙っていた男の子は、大喜びです。
まぁ、今日のところは、これぐらいで勘弁しておいてやろう(笑)

「おっちゃんは、きみを狙ってたんやけどなー。すごい。きみは、今日の『めざめちゃん』やな」

思いの外、「めざめちゃん」という言葉が、うれしかったようです。

お母さんも、0枚のままゲームセット。注意深いのは、遺伝子かも。

全然、調節できてないやんって?

いえいえ、「おねむちゃん」に認定された子の顔も見てください。笑ってるでしょう。
ほかもう、2回ぐらいは、大人のおっちゃんを負かして、自分がカードをふせられたこともあったのですから、満足そうです。

終わりよければ、すべてよし。

ここは、大人は、思いっきりくやしがるところ。

「くそー。もう、1回!」

「もう、時間です」

スタッフの方にたしなめられているという(笑)

子どもたちにも、このゲームうけがよかったようです。
よかった。よかった。ちょっち、幸せ。

次は、6月8日(日)です。

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スティッキー

さて、人数が多いので、ちょっと年齢の上の子と、下の子を2つのテーブルに分けて遊ぶことにします。

わたしは、年齢の上の子の集団を受け持たせていただきました。

大人は、わたしと保護者の方が2人。そして、子どもたちが5人。
最初に遊んだゲームは、スティッキーです。

ゲームというよりも、ハバの木のおもちゃ。
たくさんの赤・青・黄のスティックと輪っかを使って遊ぶバランスゲームです。
この前、一階さんが、

「このゲーム、けっこうほしいと思っている」

と話しておられた、要チェックゲームです。

ちなみに、そのときのりんの反応は、

「バランスゲームかー。ふーん」

という感じでした。
ちょっと見た目地味っぽいかな。

まず、輪っかにすべてのスティックを入れます。
スティックも木なら、輪っかも木です。こういうところが、こだわりなのかなぁ。とっても、あったかで素朴な感じがします。

そのまま手を離せば、輪っかはストンと落ちて、スティックはバラバラになってしまいます。
それでは、ゲームにならないので、スティックを上手に広げて輪っかとスティックが微妙なバランスで立つようにします。

うーむ。言葉だけでは難しいですねぇ。
無断リンクしてみるとこんな感じです。

サイコロがついています。当然これも、木製です。
サイコロの目は、赤、青、黄の三色です。

もう、遊び方はわかりました。今、あなたが想像されたとおりです。

サイコロをふって、出た目の色のスティックを抜きます。
バランスが崩れなかったらOKです。
バランスが崩れて、輪っかが滑り落ちてしまって、スティックがバラバラになったら負けです。

青い棒は太くて、黄色い棒は細いです。赤い棒はその中間です。
どうして、黄色が中間でないのだろう?赤、青、黄色なら、黄色が中間だと思うのは、日本だけの習慣ですか?

青い棒を引くと崩れやすく、黄色の棒は崩れにくいわけです。
でも、崩れた時点で点数計算がおこり、青は3点、赤は2点、黄色は1点と計算します。
だから、できるだけはやい安全な手番のときに青とかを引いておきたいわけです。

というわけで、スティックをグルリとまわして、机の上に置いて、ゲームスタートです。
まず最初のスティックを広げて輪っかとスティックがバランス取るところからちょっと難しいです。

コロコロ。

「青」

子どもが青いスティックを1本引っぱります。

バラバラバラ。

………。
……。
…。

おいおい。いきなりかい。

気を取りなおして、もう1度。

「こんどは、となりのおっちゃんからスタートするな」

まぁ、さっきは子どもだったし。
大人がお手本を。

コロコロ。

「青」

いくらなんでも、1本目で崩れるなんてことは……。

バラバラバラ。

………。
……。
…。

わかった。机の上でするからいけないんだ。
ちゃぶ台を立ててしまって、絨毯の上にスティックを立てます。

今度こそ。

コロコロ。

「黄色」

抜けた。

コロコロ。

「赤」

抜けた。

コロコロ。

「黄色」

抜けた。

コロコロ。

「青」

ギャーー

さっきよりは続いたけど、4人で崩れる。いくらなんでもはやすぎだろう。1周ぐらいは回るはずなのに。

何回かやっても、1周回れません。もう、点数なんて関係ありません。子どもは、ひたすら「青」が出ないことを祈ってサイコロを振っています。

おかしい。

マニュアルに目を通します。

スティックのセットのしかた。

輪っかにスティックを通して、スティックを小刻みに揺らします。そうすると、スティックが次第に開いてきます。

!!!

今まで、スティックをグリッとねじっていましたが、どうやらそれではいけないようです。

ホンマかいな。
ユサユサ。ユサユサ。
たしかに、スティックが広がります。
でも、見た目、さっきとたいしてかわらんぞ~~。

「またやんの?」

「せめて、1周回らな。1周回ったら終わろう」

そして、問題の4人目クリア。5人目、

「青。ギャー、もう終わりやん」

そー。ぬ、ぬけたーー。

なんと、マニュアル通りのセットのしかたをすると、それだけで、2まわり以上してしまったという。

す、すまん。おっちゃんのせいでした。

で、当然、周りはじめると、オモシロくなって、何回も遊んでしまいました。

「うわー。なんかわたしら、はじめは下手やったのに、急に上手になったなー」

実は上手になったのは、おっちゃんのセットのしかただということは、このサイトを見に来てくださってるあなただけの秘密だ(笑)

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カルカソンヌ 追加キット2

先月の約束通り、もってきました「カルカソンヌ」の赤い箱のやつです。
約束通り、小学2年生と遊びます。

でも、このとき、「うつぼゲーム会」は、最高記録の参加人数を出していました。
その数なんと、こられたご家族、スタッフみんなふくめて40名以上。
「うつぼ会館」が、せまく感じるぐらいぎっしりと人がつまっています。
もちろん、空いているテーブルもありません。

「地べたでやろうか?」

とスペースをさがします。
で、カーペットにすわってはじめようとしたところ、やっぱり地べたはまずかろうということで、スタッフがテーブルを1つ出してくれました(ご迷惑をおかけしています)。
ただ、「カルカソンヌ」というゲームの性質上、テーブルが1つで足りるかどうかは、すごい不安です。

そんなこんなしているうちに、

「わたしもまぜてー」

ともう1人やってきました。6歳の幼稚園の子です。

「うーむ。この子も混ざるんやったら、別のゲームしません?」

チームを組んでということも出来なくはないですが、そうすると、どうしても大人や、ゲーム知っている方が指示を出してしまって、結果的にチーム組んだ小さい子は、楽しめなくなってしまうことが多いです。

「えー、これする」

「わたしも、これがしたいなー」

2年生の子は、ゲームやり慣れている子です。でも、幼稚園の子の方は、参加2回目ぐらいの子なんです。
ゲームの勘はすごくいいんだけど……。

「これ、きみにはちょっと難しいぞ」

「○○ちゃんには出来るんやろ?」

と2年生の子を指さします。

「○○ちゃん7歳やったら、わたしかって6歳やわ。出来るもん」

ばかにすんな。と言いたいようです。
そっか。そこまで言うのなら、やりましょう。
やるからには、わたしも、全力を尽くして叩きつぶしてあげるので、泣くなよ(相変わらず鬼)。

ということで、ゲームスタートです。

「カルカソンヌ 追加キット2」では、新たに「商品」という要素が増えました。
「都市」のタイルに中に、「ワイン」、「穀物」、「織物」などの商品の絵の描かれたタイルが追加され、都市を完成させたプレーヤーは、このタイルに描かれのたとおなじ数の商品チップを手に入れることが出来ます。
ゲーム終了時に、その商品チップの種類ごとに、1番たくさん持っていた人に10点ずつ点数が入ります。

それから、新しい配下として、「草原」の価値をアップさせる「ブタ」のコマと、「道路」に配置して、自分の順番でのダブルアクションを可能にする「建築士」のコマが増えました。

そして、今回は、「追加セット」から、大きな配下ゴマも使用しています。

最初は、説明をしながらゲームスタートです。
でも、このゲーム、「草原」の点数計算以外は、子どもにとってもけっこう理解しやすいゲームでした。
うーむ。出来ないと思った、わたしが間違っていたよ。

もとより、2年生の子は、ななめから「都市」をつくってこっちの「都市」を乗っ取りに来るという作戦まで使いこなす子です。
こっちも、油断できません。

そして、子ども2人が、協力して「都市」をつくっていく作戦に出たんです。まずは、商品のいっぱいつまった中規模の町をつくって、こっちに先攻します。

こっちも大人ですから、都市の乗っ取り、などを使いつつも、引くカード引くカード「修道院」ばっかりで、点数を稼ぎます。

そろそろ中盤、わたしが、都市を完成させると、一気に形成はこちらに。
30点以上の差がついています。

「きみたち、欲張りすぎ。コツコツ小さく都市はつくっていかないと」

でも、わたしの町には、全然、商品がないという……。
まあ、そのまま差は広まらず、1位のわたしと2位の2年生の子の差が30点ぐらい。2位の子と、3位の子の差が10点ぐらい。
うん。大人としての威厳がたもてるいい勝負だ。

途中、やっぱりテーブルのスペースが足りなくなって、急遽もう1台テーブルをつけ足したりといろいろありましたが、勝負もいよいよ終盤戦。
ようそうは、子ども対大人という感じになってきました。おたがいに、かなり大きな都市が完成せずに残っています。

タイルは、後ラスト2枚。

2年生の子が、引きます。

「都市完成」

そうそう。そんなでかい都市、ラスト2枚のタイルで完成するわけが……。

「なんですと?」

「ここ、完成したよ」

……。

「だれの都市ですか?」

「えーと、わたしら子ども2人とも」

ラスト2枚のタイルのうちの1枚を引いて、彼女が完成させたのは、子ども2人が支配している都市。

その点数40点。

40点!?

よんじってん?お、お、お、お前らなぁー」

言葉遣いが、「きみたち」から「お前ら」になっているのは、親御さんにはないしょです(笑)
これで、2年生の子1位、幼稚園の子2位、りん3位です。
悪夢の転落した大人の悲鳴が、満杯のうつぼ会館に響きます。

「ま、まだ、最終点数計算があるもん」

ちょっと、動揺のあまり幼児化もしているようです。

こっちの最後の1枚は、もちろんたいしたタイルではなく…。
最終点数計算。
完成していない都市などからの点数、そして何よりも草原の点数を合計して、なんとか逆転です。

1位りん。2位2年生の子。3位幼稚園の子。
めちゃくちゃ僅差です。

「よかったーーー」

ツンツン。

「ん?なに?」

「おっちゃん、この商品チップの計算は?」

ハッ。忘れてた(笑)
幼稚園の子が、最初つくった都市で「穀物」と「織物」をほぼ独占状態。2年生の子が、「ワイン」をたくさん持ってます。
りんは、商品、ほとんどなし。

えーと、幼稚園の子+20点。2年生の子+10点。

あ……。

1位幼稚園の子。2位2年生の子。3位りん。こんなふうになってしまいました

すごいシーソーゲーム。
ネ、ネタですか?だれか、ネタやと言ってくれ~。

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ヒューゴ

「ミッドナイトパーティ」ではなくって、「ヒューゴ」とかいてあるのは、めずらしく「ヒューゴ」のルールで遊んだからです。
小さい子には、こっちの「自分のコマを動かす」というルールの方がわかりやすいと思います。

「ミッドナイトパーティ」ルールだと、ときどき、大人でも自分のコマの色を忘れていたり、間違えていたりすることがありますからね。

やっぱり、オバケのヒューゴくんは、初心者からベテランまで、幅広い人気です。
この日だけで、いろいろなグループで6回ぐらいも遊ばれておりました。

ガイスター

これも、定番のオバケゲームです。
いつも、何回かは遊ばれています。わたしも大好きなゲームです。
でも、他の定番ゲームとくらべると遊ばれていないような気もします。

やっぱり2人用の対戦ゲームというところが、ネックなのかなぁと思います。
手軽なので、こんど何人か集めて、トーナメント戦とか仕掛けてみよう。
やっているところを後からみるのも、けっこう楽しいゲームです。

今回は、小学1年生の子と「ガイスター」を遊びました。
これぐらいの子は、ゲームにけっこう慣れた子でも、前にコマがあるととってしまいますねぇ。
でも、ポーカーフェイスは、出来るんですよ。
きっと、家の人が見たら、

「動揺してる」

とかわかるんだと思いますが、月に1回遊んでいるぐらいでは、わかりません。

わたしは、イジワルなので、「前衛すべて悪いオバケ」作戦です。
最初のうちは、パクパク食べていってくれます。

で、ためらいが出てきたころに、よいオバケを脱出口まで進めました。
うーむ。子ども相手には完璧な作戦だ。
はっ。遊ばれない理由は、わたしのこの作戦のせいですか?

このゲーム、同じ人と2回ぐらいすると、さらにおもしろさが出てくると思います。
1回だけだと、もったいないなぁ。

ノイ

これは、ちよっとシンプルなパッケージで損している感じがする<b>「ノイ」</b>です。
でも、これもメチャクチャよくできたゲームだと、今回、プレーして感じました。

今回、大人3人とこども4人の計7人でプレーしました。

プレーヤーは最初3枚のチップを持っていて、負けるたびにこのチップを1枚ずつ捨てていかなければなりません。
そして、3枚チップがなくなったプレーヤーが出た時点で、ゲームセットになります。

今回、よくできているなぁと感じたのは、この3枚のチップの部分でした。

2回連続でパタパタと負けてしまうことは、あるんですねぇ。でも、不思議なことに3回連続ということはほとんどない。
しかも、やっているうちに、けっこう均等に減っていくので、わたしは、すごくビックリしました。

「ショット」など、攻撃を集中させるカードあるために、チップをいっぱい持っている人を集中攻撃しやすくなっているということもあると思います。

短時間で楽しむのなら、同じ雰囲気をもった「ダイナマイト」もいいのですが、時間を使って遊ぶなら断然「ノイ」の方が、だれにくい感じです。
(そして、大人が人間の尊厳を賭けて戦うなら「モレール」とか)

上手下手はあると思うのですが、大人でもけっこうみんなから攻められるとチップが減っていきます。
それも、2連続で減っていって、やっぱり3連続にならない。

なかなか、絶妙なバランスのゲームでした。

これからは、もっと「うつぼゲーム会」でも、広めてみようと思いました。

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ヘキセンレンネン

さて、お留守番組のわたしも、後半は「伝統ゲームを遊ぼう」のイベントに参加しましたそのときに考えたことなどは、別レポートであげたいと思います。

うつぼ会館に帰ってきてから、再びゲームが始まります。

遊んだゲームは、メモによりますと「ガイスター」。ガイスター??やったっけ?
さすがに、1カ月近くたっていますので、だれと遊んだかすら覚えていません。

次に、遊んだゲームは、多分、「うつぼゲーム会」では、はじめてのゲームのはずの「ヘキセンレンネン」。4色の魔女のレースゲームです。

お母さんと、子ども2人と、わたしの4人でするつもりでしたが、スタッフの1人がこのゲームをやったことないということで、わたしは、インストラクターに徹します。

ルール自体は、とっても単純で簡単なゲームです。
ただ、ちょっとセットアップに時間がかかるなど、ゲームが始まるまでに時間がかかるところがあるゲームです。
逆にいうと、ゲーム会のようにゆっくりとゲームを楽しめる時間がもてないと、なかなか遊べないゲームということです。

それぞれ、自分の色を決めます。
色を決めたら、自分のコースタイルと、魔法カードと、魔女コマを取ります。

コースタイルは、特殊な魔法タイル3枚と2~10までの数字がかかれたタイルがあります。
まずプレーヤーは、このタイルを4枚ずつの3つの山にわけます。3つの山に必ず1枚ずつ魔法タイルが入るようにしなければなりません。
そして、全員の1の山同士、2の山同士、3の山同士を裏むけて混ぜ合わせます。

裏むけて混ぜ合わせたタイルをならべていきます。これが、このゲームのコースになります。ならべ方は、1列です。ようするに、すごろくのマスですね。
1の山は序盤コース、2の山は中盤コース、3の山は終盤コースになります。この終盤コースにゴール用のタイルをつなげれば、コースは完成です。
序盤、中盤、終盤の間には、目印用に魔法の杖をおきます。

このあたりのセットアップが、ちょっとめんどうといえばめんどうです。レースが始まるまでに、これだけの手順が必要です。
でも、このコース作りから作戦が始まっていますし、ランダムでレースのコースが作られることによって、何回でも違った展開が楽しめるところがいいところです。

ゲームが始まってしまえば、かんたんなすごろくです。だから、今回、とっても小さい子も混ざって遊ぶことができました。
サイコロをコロコロとふって、出た目だけ魔女のコマを進めます。自分の魔女コマは3つありますが、3つのうちどの魔女を動かしてもOKです。

コマが止まったコースタイルが、もし裏をむいていれば、表にします。もし自分の色のタイルで数字タイルだったら、その数だけ前に進むことができます。他人の色の数字タイルの場合はその場でストップ手番終了です。
コースタイルが表向きの場合も同じく、自分の色のタイルならば前に進めて、他人の色の数字タイルの場合はその場でストップ手番終了となります。

止まったコースタイルが、自分の色の魔法タイルだった場合はラッキーです。魔法カードを出して、その魔女をさらに進めることができます。

止まったコースタイルが、他人の色の魔法タイルだった場合はアンラッキー。そのタイル色の人が魔法カードを使って、自分の魔女をバックさせるかもしれません。

さて、このゲームの派手なところは、これらの効果で移動した後のタイルも、裏むけられていれば表向けなければなりませんし、特殊効果を発揮するのです。

だから、サイコロを振って自分の数字マスに入れば、

ジャンプ

また自分の数字マス、

ジャンプ

なんて連鎖ができる可能性もあるわけです。1回のジャンプで最大10マス跳びますから、これが連鎖するとすごいことになります。

そして、バックさせられるときは、相手の出した魔法カードの指定する数だけバックします。だから、

他人の色の魔法カード

バック

また、他人の色の魔法カード

バック

なんていう、意地悪な連鎖もおこすことができます。

あと、だれかが、3つのコマをゴールさせればその時点でゲーム終了なのですが、3つコマをゴールさせた人が勝つとは限りません。
ゴール用のタイルには、点数がかいてあり、できるだけ高い点数のゴールに、できるだけたくさんのコマをゴールさせなければならないのです。

さて、実際のレースです。

今回は、ゲーム前に子どもたちにタイルのルールを説明するのが難しいということで、1回とりあえずやってもらおうということで、コースタイルをランダムに3つにわけてもらいました。
本当なら、このタイルの分け方も、けっこう作戦のうちです。最初の方に大きな数字をかためてロケットスタートを切るとか、いろいろ考えられると思います。
次回からは、その作戦も気にしていきたいです。

コースを作って、スタートです。

最初は、コースタイルが全部裏むいていますし、けっこう、自分のタイルって踏まないものです。でも、コースタイルが表むいてくると、自分のタイルの場所も見えてきて、積極的にジャンプすることができます。

序盤コースから中盤コースにかけて、スタッフの数字マスが、3連鎖ぐらいしておりました。
ここを踏んだら、一気にジャンプというポイントがありますので、コマをどんどんそこにのせて、前に進んでいました。

それに対して、子どもたち2人は、それほど速くはないけど、まあまあのスタート。

お母さんは、子どもたち2人にイジワルされた感じで、魔法カードでバックさせられておりました。

今回、このゲームやっていて、ちょっと残念に思ったのは、机です。
机の上にボードを広げてやると、どうしても小さい子は、自分のコマまで手が届かないのです。それで、大人がかわりにコマを動かしてあげることになるのですが、できたら、自分のコマは、自分で動かせてあげたいなぁ。
会場の性質上、なかなか、床でプレイするわけにはいかないのですが、ちょっと今後の課題として覚えておこう。
小学校高学年ぐらいになれば、身長も出てきて問題ないのですが、小さい子だからこそ、自分で動かせてあげたいなぁと思ったりしていました。

もちろん、それがなくても充分に楽しんでくれていたのですが。

結局、コースのなかに連鎖ができるかどうかというのは、けっこう大きな要素で、スタッフが3つともゴールさせていたと思います。
最初に、お母さんを魔法カードで叩きすぎて、スタッフを叩こうと思ったときには、カードがなかったということもあります。うーん、作戦としては、トップを叩くべきだったかも。

終盤コースは、けっこう混戦状態でした。みんなの魔法タイルがけっこうかたまっておかれたために、なかなかゴールができないという状態に。
自分の色のコースタイルのジャンプが、他人の色の魔法タイルにつながったりして、

「どうしても、ゴールできないーー」

とひめいがあがっておりました。

このゲーム、思ったよりも長い時間かかりました。

そして、このゲームが終わって、「3月うつぼゲーム会」が終了しました。