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カルカソンヌ 追加キット2

先月の約束通り、もってきました「カルカソンヌ」の赤い箱のやつです。
約束通り、小学2年生と遊びます。

でも、このとき、「うつぼゲーム会」は、最高記録の参加人数を出していました。
その数なんと、こられたご家族、スタッフみんなふくめて40名以上。
「うつぼ会館」が、せまく感じるぐらいぎっしりと人がつまっています。
もちろん、空いているテーブルもありません。

「地べたでやろうか?」

とスペースをさがします。
で、カーペットにすわってはじめようとしたところ、やっぱり地べたはまずかろうということで、スタッフがテーブルを1つ出してくれました(ご迷惑をおかけしています)。
ただ、「カルカソンヌ」というゲームの性質上、テーブルが1つで足りるかどうかは、すごい不安です。

そんなこんなしているうちに、

「わたしもまぜてー」

ともう1人やってきました。6歳の幼稚園の子です。

「うーむ。この子も混ざるんやったら、別のゲームしません?」

チームを組んでということも出来なくはないですが、そうすると、どうしても大人や、ゲーム知っている方が指示を出してしまって、結果的にチーム組んだ小さい子は、楽しめなくなってしまうことが多いです。

「えー、これする」

「わたしも、これがしたいなー」

2年生の子は、ゲームやり慣れている子です。でも、幼稚園の子の方は、参加2回目ぐらいの子なんです。
ゲームの勘はすごくいいんだけど……。

「これ、きみにはちょっと難しいぞ」

「○○ちゃんには出来るんやろ?」

と2年生の子を指さします。

「○○ちゃん7歳やったら、わたしかって6歳やわ。出来るもん」

ばかにすんな。と言いたいようです。
そっか。そこまで言うのなら、やりましょう。
やるからには、わたしも、全力を尽くして叩きつぶしてあげるので、泣くなよ(相変わらず鬼)。

ということで、ゲームスタートです。

「カルカソンヌ 追加キット2」では、新たに「商品」という要素が増えました。
「都市」のタイルに中に、「ワイン」、「穀物」、「織物」などの商品の絵の描かれたタイルが追加され、都市を完成させたプレーヤーは、このタイルに描かれのたとおなじ数の商品チップを手に入れることが出来ます。
ゲーム終了時に、その商品チップの種類ごとに、1番たくさん持っていた人に10点ずつ点数が入ります。

それから、新しい配下として、「草原」の価値をアップさせる「ブタ」のコマと、「道路」に配置して、自分の順番でのダブルアクションを可能にする「建築士」のコマが増えました。

そして、今回は、「追加セット」から、大きな配下ゴマも使用しています。

最初は、説明をしながらゲームスタートです。
でも、このゲーム、「草原」の点数計算以外は、子どもにとってもけっこう理解しやすいゲームでした。
うーむ。出来ないと思った、わたしが間違っていたよ。

もとより、2年生の子は、ななめから「都市」をつくってこっちの「都市」を乗っ取りに来るという作戦まで使いこなす子です。
こっちも、油断できません。

そして、子ども2人が、協力して「都市」をつくっていく作戦に出たんです。まずは、商品のいっぱいつまった中規模の町をつくって、こっちに先攻します。

こっちも大人ですから、都市の乗っ取り、などを使いつつも、引くカード引くカード「修道院」ばっかりで、点数を稼ぎます。

そろそろ中盤、わたしが、都市を完成させると、一気に形成はこちらに。
30点以上の差がついています。

「きみたち、欲張りすぎ。コツコツ小さく都市はつくっていかないと」

でも、わたしの町には、全然、商品がないという……。
まあ、そのまま差は広まらず、1位のわたしと2位の2年生の子の差が30点ぐらい。2位の子と、3位の子の差が10点ぐらい。
うん。大人としての威厳がたもてるいい勝負だ。

途中、やっぱりテーブルのスペースが足りなくなって、急遽もう1台テーブルをつけ足したりといろいろありましたが、勝負もいよいよ終盤戦。
ようそうは、子ども対大人という感じになってきました。おたがいに、かなり大きな都市が完成せずに残っています。

タイルは、後ラスト2枚。

2年生の子が、引きます。

「都市完成」

そうそう。そんなでかい都市、ラスト2枚のタイルで完成するわけが……。

「なんですと?」

「ここ、完成したよ」

……。

「だれの都市ですか?」

「えーと、わたしら子ども2人とも」

ラスト2枚のタイルのうちの1枚を引いて、彼女が完成させたのは、子ども2人が支配している都市。

その点数40点。

40点!?

よんじってん?お、お、お、お前らなぁー」

言葉遣いが、「きみたち」から「お前ら」になっているのは、親御さんにはないしょです(笑)
これで、2年生の子1位、幼稚園の子2位、りん3位です。
悪夢の転落した大人の悲鳴が、満杯のうつぼ会館に響きます。

「ま、まだ、最終点数計算があるもん」

ちょっと、動揺のあまり幼児化もしているようです。

こっちの最後の1枚は、もちろんたいしたタイルではなく…。
最終点数計算。
完成していない都市などからの点数、そして何よりも草原の点数を合計して、なんとか逆転です。

1位りん。2位2年生の子。3位幼稚園の子。
めちゃくちゃ僅差です。

「よかったーーー」

ツンツン。

「ん?なに?」

「おっちゃん、この商品チップの計算は?」

ハッ。忘れてた(笑)
幼稚園の子が、最初つくった都市で「穀物」と「織物」をほぼ独占状態。2年生の子が、「ワイン」をたくさん持ってます。
りんは、商品、ほとんどなし。

えーと、幼稚園の子+20点。2年生の子+10点。

あ……。

1位幼稚園の子。2位2年生の子。3位りん。こんなふうになってしまいました

すごいシーソーゲーム。
ネ、ネタですか?だれか、ネタやと言ってくれ~。