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花宵道中

江戸末期の新吉原を舞台にした物語。
この本が原作の映画に、安達 祐実が出てました。まあ、見てないんですけどね。

R-18文学賞受賞作というあおりもあって、色っぽい話だろうなぁと期待して読んでました。
まあ、期待は裏切られなかったのですが、それ以上に、この人、めちゃくちゃ文章も話の作り方もうまいなぁと。

お話自体は、中短編の連作でした。そんな知識すらなかったという。多分、映画はそのなかの1つのエピソードから作っているんじゃないかなぁ。それでも、との短編も密度が濃い。そして、文体がものすごく読みやすいのに、読んだことのないような文体です。

基本、わたしはストーリーの人なので、文章はそんなに気にならないし、邪魔にならなければいいと思っています。そんななかで、文章うまいなぁ、この文体でないとこの物語は語れないなぁと感じたのは、上橋 菜穂子と宮木 あや子ですねぇ。

宮木 あや子は、「校閲ガール」も書いているというのに、気がつきました。これも、家のどっかにあるはず。現代劇でこの文体ってことはないだろうと思うのだけど。もともと、校閲してたから、文章がうまいのか?
こっちも、読んでみたいですねぇ。でこねぇさんは、読んでたな、「校閲ガール」。