栗本薫,読書まぼろし新撰組,グイン・サーガ,新撰組,栗本 薫,終わりのないラブソング,角川ルビー文庫,角川書店,魔界水滸伝

終わりのないラブソング6

ナナはいいキャラなんだが、栗本 薫のなかで、ちょっとブレちゃっている感じがします。
凄い母性を感じたときの表現が、ナナというよりも、「まぼろし新撰組」のカナみたいになっています。まあ、女の子の強さとして感じるのが、そういう表現になるのかも。

まあでも、同じところグルグルまわらせたら、本当に退屈せずにグルルグルまわっているお話をかけるところって、この人の凄いところだなぁと思います。
そして、やっぱり、「自分は何者か」というテーマが、「グイン・サーガ」」でも、「魔界水滸伝」でも、この「終わりのないラブソング」でも、語られます。

終わりのない問い。

森博嗣,読書スカイ・クロラ,中公文庫,中央公論新社,森 博嗣

スカイ・クロラ

うーん、読めるんだけれど、おもしろいかと問われると、唸ってしまう。ところどころは、興味を惹かれる部分はあるのだけれど、部分だけ。
というわけで感想としては、

「だから?」

という感じになってしまいます。

基本、共感で読書をしているので、共感できないと良くわからない(わかったような気にならない)

まあ、「理解した」といわれても、カンナミも困るかもしれないけれど。
なにがおこったのか、それがどういう意味なのか、なんかボンヤリしている。このボンヤリを表現したかったわけでもなさそうな……。

甘詰留太,読書ジェッツ・コミックス,ナナとカオル,甘詰 留太,白泉社

ナナとカオル12

いや、カオルが、人のことをほっとけないいい奴だということを言いたいのだろうけれど、まあ、人には入ってこられたら困る領域もあるのでは。

しかし、普段の性格としてカオルは、別にSな訳ではないですよねぇ。これと性的なことというのは、別物なんだろうか。
まあ、別物でもおかしくはないのか?好きな子をいじめちゃうアレの延長にあるのかな。

平井和正,読書ウルフガイ,ルナテック,平井 和正,犬神,犬神明

犬神明3 ウルフガイ12

それぞれが、遠くでからみなく動いている感じです。まあ、西城とビーが合流したか。
それでも、明を中心に、だんだんとその輪は、縮まってきているかのな。

最終的に、明という点に、キムも、ビーも、集まってくるのでしょうか。
神や虎2は?
そもそも、なんでキムは、チェンバーズのことを夢に見たのか。あそこには、明はいなかったのに。
そういう謎がとけるのでしょうか。

梅田阿比,読書クジラの子らは砂上に歌う,ボニータ・コミックス,梅田 阿比,秋田書店

クジラの子らは砂上に歌う19

皇帝と主人公が、出会います。
時代的な違いではなくて、やっぱり別人だったのですね。でも、なんか、繋がりはありそう。

みんな、世界を作り直すの好きだなぁ(笑)
ロハリトの悩みも、ものすごく良くわかる。そういう細かい心の動きと、大きな物語が連動しているところが凄くうまい。