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終わりのないラブソング6

ナナはいいキャラなんだが、栗本 薫のなかで、ちょっとブレちゃっている感じがします。
凄い母性を感じたときの表現が、ナナというよりも、「まぼろし新撰組」のカナみたいになっています。まあ、女の子の強さとして感じるのが、そういう表現になるのかも。

まあでも、同じところグルグルまわらせたら、本当に退屈せずにグルルグルまわっているお話をかけるところって、この人の凄いところだなぁと思います。
そして、やっぱり、「自分は何者か」というテーマが、「グイン・サーガ」」でも、「魔界水滸伝」でも、この「終わりのないラブソング」でも、語られます。

終わりのない問い。

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まぼろし新撰組

栗本 薫が書いたラノベという感じの1冊。
もともとは、お芝居用の脚本を小説にしたものだそうです。
まあ、脚本書いたあかぎ はるなも、栗本 薫なんですけどね
良い感じで肩の力が抜けていて、けっこう好きです。1992年の作品ということで、まあ、時代は感じちゃうんだけれど。まだ、今ほどラノベもなかったかな。「ぼくの地球を守って」は1986年スタート。「魔法騎士レイアース」は1993年。そういう時代のお話。
そういう時代の空気をやっぱり栗本 薫は、ものすごく肌でとらえていたんだなぁと思います。

エンタメに振っている(ただし、栗本 薫が思うエンタメなので、どっちかというセンチよりです)ので読みやすいし、おもしろいです。わたしらの世代のエンタメという感じはしないでもない。切ないお話です。

ずっと読んでいる間は、沖田の顔と土方の顔は、木原 敏江の「天まであがれ!」の絵が浮かんでいました。きっと、栗本 薫のイメージもそうだったのではないかと思ったりしています。
中田 雅喜のイラストもあっているのんですけどね。しかし、中田 雅喜って、あの「ももいろ三角」の人ですよねぇ。こんな絵柄もかけるのだとびっくりしました。元々多才な人だとは思っていたが。
同姓同名の別人ってことはないよね?