荻原規子,読書つる花の結び,源氏物語,理論社,荻原 規子

つる花の結び 下 源氏物語

「つる花の結び」完結。

うーん、近江ちゃん好きだなぁと思うと同時に、玉鬘って、最後までつまんない女だよねぇと思ってしまう。
まあ、つまんないは言いすぎか。美人というだけで普通の人だなぁと。

なんか、匂宮三帖は、いろんな試行錯誤しながら、主人公を決められない感じがあります。そんな部分も、外伝的です。

次は、宇治十帖。

衛藤ヒロユキ,読書エニックス,ガンガンコミックス,ガンガンコミックスONLINE,スクウェア・エニックス,マンガ,衛藤 ヒロユキ,魔法陣グルグル

魔法陣グルグル2 8

魔王の正体がちょっとずつ見えてきた感じです。
そうすると、倒すべきものってなんなんだろうと、ちょっと迷走しそうな気もするのですが、その迷走こそが、このマンガの本質かという気もします。

最初の「グルグル」が始まった頃の絶妙な外し感はないのですが、お話としては、ものすごくしっかりとしていると思います。

田辺イエロウ,読書妖怪,少年サンデーコミックス,田辺 イエロウ,結界師,BIRDMEN

BIRDMEN5

体が人間離れした能力を得ると、どんどん精神面も人間離れしていってします。

これは、ある意味「結界師」でも、語られていたテーマでもありますねぇ。
なかなか、一筋縄なヒーロー物にならないところが、おもしろいです。
まあ、「結界師」が、割とストレートな妖怪退治なヒーロー物として始まって、それが、読みやすくてウケたというところはあると思います。
こっちの方が、わたし的には好みです。

さいとうたかを,読書さいとう たかを,マンガ,マンガ日本の古典,中公文庫,中央公論新社,太平記,徒然草

太平記 上 マンガ日本の古典18

南北朝時代です。
「徒然草」で悪口かかれまくっていた、後醍醐天皇とかが活躍します。

まあ、吉田 兼好は、ちょっと嫉妬心もあったのかなと思ったりします。まあ、マルチにいろいろできちゃう人というのは、胡散臭い人でもあるのだと思います。

お話は、なかなか混沌としている。

藤本徹,読書ゲームと教育・学習,ミネルヴァ書房,教育工学選書,教育工学選書2,藤本 徹

ゲームと教育・学習

ゲームで楽しみながら学ぶといっても、いろいろな層があって、それぞれの層によって考え方が違ってくる。

学習の中にちょっとゲームを取り入れるという考えから、ゲームそのものを通して学んでいくという考え方まで。

教育全般で言えることだけれども、授業者の真剣さはかなり学習者には伝わる傾向があるので、たいがいの授業には効果がある。
まあ、その効果をどうやって見ていくかというのが、この手の研究では1番難しいです。
この方法に効果があったといっても、方法そのものよりも、効果が授業者によって左右されることも多いし、そもそも、比較を行うための同質の集団が取り出しにくかったりもします。

同質の集団がつくれたとしても、同じ授業者による比較でなければ意味がなかったりするし、同じ授業者で条件別の授業をつくったとしても、その授業者の信念(こっちの方が効果があるに違いないという確信)によって、結果は変わってくるだろう。
教育をするということは、授業者にとって、内容についても、方法についても、ニュートラルではいられないのではないかと思います。

それでも、たくさんの知恵が集まってちょっとでも、一歩でも前に進んで行けるのなら、少しずつましな教育ができて、少しずつ良い世界になっていけるかな。

内容は、ちょっと専門的で難しいです。