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古事記 池上夏樹=個人編集 日本文学全集1

「古事記」。
物語になっているところは、部分的に読んだことはありますが、まあ、系図というか名前の羅列の部分とかは、どうなのよという感じでした。

まあ、今回も、Kindleでアレクサに読んでもらってなかったら、挫折したかも。その分、名前とか、漢字の読みがデタラメで何言っているのかわかんないところや、雰囲気ぶち壊しなところも多いのですが。

で、今回、通して読んで(聞いて)みて、物語の部分と関係ないと思っていた名前の羅列も、けっこう、本編に出てきた人のことが書いてあるんだなぁと、当たり前といえば当たり前なんですが、地続きなものなんだなあと理解することができました。

感情の入ったセリフが、全部、歌なところも、おもしろいなぁと。
それはやっぱり、口承文学なので、覚えやすいような節回しになっているだと思います。それと同時に、感情が高ぶっているというのが、ものすごく伝わる気がする。

あとは、神武天皇の后の名前が、おおらかすぎて笑います。ほら本人嫌がるわ。まあ、豊穣とかそんな感じの意味なんでしょうけどねぇ。

池澤夏樹個人編集のこの「日本古典全集」は、けっこう気になっていたので、読み出せて嬉しいです。

大暮維人,読書エア・ギア,大暮 維人,講談社,週刊少年マガジンコミックス

エア・ギア 超合本版8

超合本版、完結。
最初に紙飛行機を飛ばして、最後にそれを活かす。これは、綺麗にまとまった1冊。お手本の様に綺麗に伏線が決まって終わる最終巻です。でも、それは合本版じゃないと味わえない(ことはないけど)。
まあ、この合本版のよさが、メッチャ出た1冊になっていると思うし、なんなら、この最終の3巻だけでも、合本版で読むべきだと思います。

週刊連載なので、途中、紆余曲折はあったのですが、まとめどころはしっかりとおさえた物語でした。

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アエカナル1

この前に読んでいるのが、「ホーキーベカコン」だったので、いつアエカ様が男の顔を踏み出すのかと心配してしまいますが、そんな話ではなかったです。

癒やし系。スローライフな感じです。
多分、淫靡なものを感じているのは、わたしが「ホーキーベカコン」にひっぱられているからだと思います。

まあ、ヘタに癒されてしまうと、また地獄に舞い戻れたりするので困っちゃうかもしれませんが。

吾峠呼世晴,読書ジャンプコミックスDIGITAL,吾峠 呼世晴,集英社,鬼滅の刃

鬼滅の刃5

柱の強さを見せつける5巻目。
このあと、でも柱でもいいとこ相打ちの敵が、めっちゃ出てくるという鬼みたいな展開になっていきます。

アニメのこのあたりで評判があがってきて見だしたのです。
まあ、連載始まったときから、話題にはなっていたけど。

杉浦次郎,読書ロボット,偽物の君へ,杉浦次郎短編シリーズ

偽物の君へ 杉浦次郎短編シリーズ ラフ

ロボットもの。この人のロボットものは好きです。
まあ、ロボットよりも、人間の感情を信じていないところはある感じですが、その感情が幻でも、幻としてちゃんと存在している感じがある。

ロボットのもついろいろな課題や問題を、ちゃんと前に進めているなぁと感じます。

まあ、ラフだから練られていない展開というのはあるけれど、これはこれで、このむき出しな感じというのはアリだと思う。
ラフのままではもったいないんだけれども、この味はラフでなければ出せなかったりする気もします。