葬送のフリーレン4
人間関係のかき方がうまいなぁと。
なるほど、フェルンは僧侶にそだてられたから、破戒僧でも僧侶は自然と信頼してしまうのねとか、そういうところ。全く説明しなくても、なんとなく伝わる。このさじ加減って難しい。
そして、思春期(前)男女も楽しい。
歴史。
そらまあ、知れば知るほどおもしろいんだろうけど、知れば知るほど物語になりにくいというのもあるなぁと。
いろんなことが、密接に結びつきすぎている。
石ノ森 章太郎の「マンガ日本の歴史」とか、竹宮 惠子の「吾妻鏡」とか読んでいると、ページ数がたらなくて、キャラがかき切れていないだけではないかと思ったりしていたのですが、そんな単純な話でもないような気がちょっとしてきた。
中心を決めて書いてしまうと、あまりにも多くのことが抜け落ちてしまう感じが強いなぁと。
そして、それを物語として、それでもなんとかまとめているものマンガは、本当に凄いと思います。
妊娠。そして、次巻が最終巻ということで、まあ、落ち着くのか。
そういえば、この主人公はずっと好きではなかったのですが、「軽井沢シンドローム」や、「我が名は狼」とか、たがみ よしひさのかく主人公たちは、そんなにイヤじゃないのは、なんでなんだろう。
単純に、作品にであった時期が、思春期とおっさんになってからという違いはあるのかもしれない。
でも、たがみ主人公には許せて、この主人公にはゆるせないなんかがあるんだよなぁ。
耕平ちゃんだって浮気してたしなぁ。でも、耕平ちゃんは、許せる格好良さだったのです。
主人公の年代の違い……。実は、そんなに違ってないような気も。
うーん、主人公の積極性の違いかなぁ。
あぁ、そういえば、同じマガジン系のちょっとエッチなところも同じ「インフェクション」の主人公も、そんなに反発を感じないです。このマンガの主人公と同じくクズだとは思いますが。
まあ、あんまり芸能報道が好きではないのでやっていることは共感しないが、わたしが思っていることは記者さんに近いと思う。