板垣巴留,読書少年チャンピオン・コミックス,板垣 巴留,秋田書店,BEASTARS

BEASTARS16

シシ組は、レゴシがルイの友だちだということを知っていたんだっけ?

「ゴマフアザラシと友だちです!!」

の流れは、おもしろかったが、これ、レゴシがシシ組の組長になる流れではないかとも思ったりして。

ジュノとルイもおもしろい。特に、ジュノとかハルとか女の子たちは、前に誰がいるかで、自分の見せ方が全然変わっているのに、それが物語として不自然じゃないって凄いです。
最近(読んだ巻は…という意味ね)、ハルちゃんの出番、少ないな。

田素弘,読書マンガ,モーニングコミックス,田 素弘,紛争でしたら八田まで,講談社

紛争でしたら八田まで5

アメリカ編。民族のるつぼ。
問題は、複雑になっていく。

うーん、自分としてもよく知ってはいないけれど、アーミッシュには偏見持っているなぁと思ってみたり、それでも、カジノってどうなのよとは思ったりしている。

綱渡りは、理論通りに進めばいいのだけれど、全部を把握できるわけではないので、ちょっとした横やりで大きな悲劇になってしまうかもしれない。それは、このマンガの地政学を悪用(?)する人物みたいなわかりやすいかたちをとるのではなくて、もっといろいろいな、それこそ「善意」とパッケージされてくる気がして、怖いです。

まあ、できることのベストを尽くす。やらない最悪よりも、やった上での責任をという考え方なのかもしれない。

平井和正,読書ウルフガイ,ルナテック,平井 和正,犬神,犬神明,黄金の少女

犬神明1 ウルフガイ10

こっからは、まったく知らない初めて読む「ウルフガイ」です。
パーミターが犬神明だって、明確にどこにも書いてなかったような。
これで、どんどん話が進んでいくのが凄いですね。

黄金の少女キムは、印象がうすくてなんか、名前からして髪の毛が金髪の犬神メイみたいなイメージをもっていたのですが、そうか、黒髪か。虎4関係だったかな。
このあたり、これより「月光魔術團」の方を先に読んでいるために、ゴッチャになってますねぇ。

犬神明は、「女狼のリツコ」からの流れで、自分の傲慢さをチクチクと自覚させられる動きです。
キムは、ひたすら本能のままに明を追いかける。
そして、謎の人造人間ビーが動き始める。

まだ、お話自体は動き出していない感じが強いですが、ウルフガイ・シリーズ完結編ということで、どんな着地をするのか楽しみです。

なんせ、平井和正のシリーズもので、着地したのを読むのは初ではなかろうか。