隠の王3
心を読む能力は、あんまり欲しくないなぁ。
昔は、欲しいと思っていたけど。
読んだからといって、操れるわけではないからなぁ。そして、操れたとしても、「それでいいのか?」という問題は残るわけだし。
モンスターメーカーの原点ともいえる銀爺のモンスターメーカーです。
もう、モンスターメーカーは、大好きな世界です。
TCGは、主義として遊ばないのですが、TCGの「リザレクション」が出る前から、ファンクラブに入っていました。会員番号は、かなり若いですよ~というのが、自慢です(笑)
↑ その後、活動を全然しなくなってしまったのですが(と書くと、以前は活動をしていたみたいにみえますが……)。
ということで、コミック版、小説版ともに、モンスターメーカーは、大好きです。
最初に遊んだテーブルトークのRPGは、「モンスターメーカーRPG」でした。
ちなみに、スーファミ版「モンスターメーカー3」は、難しくてクリアできませんでした。
今回の「最後の竜戦士」は、そのモンスターメーカーのなかでも、有名なキャラクターが出てこない珍しいつくりになっています。
うーん、有名なのは、前作の主人公アイラと黒耀球ぐらいではないかと思います。まぁ、アイラも、どっちかというと有名ではないか??
九月姫のマンガ版のモンスターメーカーや、ゲーム版のモンスターメーカーは、比較的、女の子が主人公の物語が多いような気がします。
でも、鈴爺の書くモンスターメーカーは、マジックマスターのシリーズも含めて、どっちかというと男の子が、主人公ぽい話が多かった気がします。1
で、この人のかく男の人なのですが、性格が、けっこう堅いのです。なんでだろう。タムローンとかは、もっと、博徒なんだから奔放でいいと思うのですが、堅いのです。
なんか、タムローンも、リンクも、同じ感じに堅い(笑)
これは、きっと銀爺の性格がそうなんだろうなぁと思います。
で、この「最後の竜戦士」の主人公も、やっぱり、堅かったです(笑)
わたし、普通なら、こんな堅い男ばっかり出てくる小説、読めないです(おーい!ファンクラブ会員!)
なんていうか、色っぽくない。
でもでも、この人のかく女の子は、めっちゃくちゃよいのです。
シャルメンは、もう好きなキャラクターナンバー1です。それから、マジックマスターに出て来たディオシェリルとかも、いいんです。
なんか、ものすごく、いろんなものを抱えながら、生き生きと生きているんです。
すごく、色っぽいんです。
いや、もちろん、男が色っぽくないのは当たり前かもしれないのですが……いや、そういう意味じゃなくて、魅力というか、オーラというか……。
ずっと、印象に残るか残らないかと言い換えてもいいと思います。
でも、「最後の竜戦士」では、あんまり女の子が活躍しませんでした。
ということで、はっきりいうと、ちょっと物足りなさを感じました。
それは、この物語がもつポテンシャルが低いというわけではなくて、多分、物語の長さが足りないのだと思います。
ファンタジーは、「人間」を語る以外に、「世界」とか「世界観」も出していかなければなりません。
どうしても、出版社も変わっての新しい展開ということで、その「世界観」の方に力がいってしまっています。だから、「人間」の物語は、最低限のストーリーだけになってしまった気がします。
これが、今までのお話のように、上下2巻ぐらいの物語ならば、いろいろな絡みもでてきたのだろうなぁと思います。
だから、惜しい作品だと思いました。
ただ、モンスターメーカーのまわりが元気になって、物語が語られていくのは、とってもうれしいことです。
これと、「リザレクション」の後は、あんまり展開がどうなっているのかわかりませんが、これからも、続いていって欲しいです。
特に、九月姫のマンガは、復活して欲しいです。
メディアワークス
発売日 : 2001-07
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まあ、ゲームとして、他人の能力値を吸い取ってしまうというのはアリだと思います。
で、この小説も、もっとゲームゲームしたものだと思っていたのですが……。なんというか、酷いわ。
ゲームでは見えてこないはずの(きっと見ないことになっている)、悲惨な部分をしっかりと描写しています。
多分、日本の作品ならば、こういう描写は許されないんでないかなぁ……。
そして、問いかけてくる。いったい、何が「正義」かと?
ここでファンタジーは、物語のテーマを明確にさせる装置として、とてもきれいに働いています。
ファンタジーを読むしあわせを感じさせてくれる物語です。
映画「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」を見てきました。
原作は、かの有名な児童文学です。
とか書いていますが、わたしは、まだ読んだことありません。実は、名作でけっこう抜けているものも多いです。
特に、ファンタジー系は、けっこう大人になってからの読書が多いので、ハヤカワ文庫と昔の講談社文庫((昔の講談社文庫は、ファンタジーでいい作品が多かったのです。安房直子、あまんきみこ、トーベ・ヤンソンなどなど))が中心なのです。
だから、「ナルニア国物語」とか、「ゲド戦記」とか、ミヒャエル・エンデとか、岩波のファンタジーは、けっこう読んでないものが多いのです。
まあ、文庫でないので、1冊1冊が高価でかかさばるという問題も、かなり大きいと思います。
でも、有名なので知識はあります。
「ナルニア国物語」の知識。
ぐらいです。で、これぐらいの知識で、映画を見に行きました。
映画の始まる前、ねぇさんのが買ったパンフレットを見て、さらに少し知識を仕入れます。
で、映画です。
以下、ネタばれもありますので、ご注意を。