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きみを死なせないための物9

最終巻の後の1巻。
番外編の9巻です。

3つのお話が載っていて、1つは、ソウイチロウの若い頃。まだ、地球が無事だった頃のお話。2つ目は大地とキュヴィエのお話。最後がジラフとライオンのお話。
どれも、よかったですが、特に最後のお話は、ジラフと同じ想像をしてしまっていて、メチャクチャ不安になりました。
でも、いつか、そんな不安が本当になる日が来ることも、ちゃんとわかってかいているんですよねぇ。

ソウイチロウや、大地、キュヴィエについては、いったいなにを考えていたのかがイマイチつかみきれていないところもあったので、この1冊で大分、理解できた感じがします。

老いぬ霊長類の星への讃歌
「老いたる霊長類の星への賛歌」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

ここがキリンヤガなら、きみは
「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」F・M・バズビイ

明日も、今日もまた満ち足りた日を
「きょうもまた満ちたりた日を」ジョン・ヴァーリイ

↑ という対応表みたいなのがどこかのサイトにないかと探しているのですが、ないですねぇ。

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きみを死なせないための物8

すべての謎が、一気に解き明かされる怒濤の8巻。
そして、世界が変わっていく。

圧倒的な最終巻ですが、何を書いてもネタバレになる。
以下は、読んだ人だけ。

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砂漠に花を… Pシリーズ5 砂漠シリーズ1

「きみを死なせないための物語」を読んでいて、急に読みたくなってきたPシリーズです。
今どうなっているのかとキンドルを覗いてみたら、けっこう増えてた(嬉)2020年ぐらいに、一気に増えたみたいですね。

ということで、前の「クアナの宴」から、6年ぶりぐらいで読んでいます。砂漠シリーズは、2巻ぐらいが紙のコミックスとして出ていたので、このあたりは再読になります。まあ、30年ぐらい前の話になるようなので、ほぼ内容は覚えていませんが。

SSPのリーの生い立ちの物語です。
わかり合えることの難しさを繰り返し繰り返しかいているお話です。Pシリーズ全体が、Pであるためにおこってくる苦悩で彩られていて、ある意味、全部同じトーンにも見えてしまうのですが、それはけっして欠点ではなくて、このこのシリーズ全体にある種のリアリティを感じさせられるものになっていると思います。
おおきく歴史が動く瞬間というのは、物語の中であるのですが、それほどウエイトをしめているわけではなくて、逃げて隠れて、それでも生きていく日常の方が、それぞれの人にとって大きい。それを積み重ねているのだなぁと感じます。

新しく出たPシリーズ後半には、読んでいない「砂漠シリーズ」も含まれているようです。そこまでたどりつくには、なかなか時間がかかりそうですが、楽しみです。

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きみを死なせないための物7

ジジは、少女ではなくて「観用少女」のドールのように大人の女性に。

さて、次巻、最終巻に向けてお話はフィナーレになだれこもうとしています。
といっても、まだまだ、二転三転していきそうな感じです。

それぞれが、相手のことを思っていて、そしてすれ違う。
正解はないのかもしれない。

でも、心で決めたことを正しいと信じて行動していきます。

ところで、各話の題名がSFのパロディというかオマージュになっているのですが、エピソード31の題名は、北原 文野の「Pシリーズ」なんだろうか。「P」が重要っていってるからなぁ。
おぉ、「P」シリーズ、今、どうなっているのかな。読みたい。

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きみを死なせないための物6

ダフネーが地球に対して特別な思いを持つように、セレニティも宇宙に出て行くことに対して特別な傾向があるのかな。
いや、そうでもないか。

このシステムを考えた人間は、なんらかの特殊な人間をあぶり出そうとしていることは確かそう。