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きみを死なせないための物8

すべての謎が、一気に解き明かされる怒濤の8巻。
そして、世界が変わっていく。

圧倒的な最終巻ですが、何を書いてもネタバレになる。
以下は、読んだ人だけ。

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きみを死なせないための物語4

リュカが伝えたかったものが気になる4巻目。地球自体にも、なんか謎というかまやかしがあるみたいですねぇ。
そして、システムとしては、外に出られないようにしている。そうすることで、「外に行こうとする者」を選別して、実は選別された者こそが世界を救う的なことも考えたけれど、それにしては、リュカの運命がなぁ……。

アラタは、大切な者を守るために現実を飲み込んで選択する。
でも、それ自体も足かせになりそうな感じです。

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きみを死なせないための物語3

16年前の出来事は、呪いのように残された者に影響を及ぼす。
それでも、ジジを見て、それでも、ジジを一人の個人として見て、

「ぼくが恋したひとは祇園さんだけだ」

というルイの正しさというか、自分自身にも向ける厳しさは、切ない。

さて、いろいろと設定が見えてきた感じがします。限定され管理された人間関係。命の価値の「査定」による安楽死。つめこまれたものは、重い。
でも、だれもがだれかにとって特別な「きみ」のはず。