アンネの日記 増補新訂版
以前読んだときよりも、アンネの性格の印象がいっそうキツくなっているような気がします。
以前の版は、多分、家族に対する批判の部分とかが抜かれたものだったので、その印象かもしれませんし、または、わたしが年をとったということかもしれません。
あと、思っていたほど、暗い話でもないなぁというのも、今回よんでの感想。
もっと、悲惨な生活を強調した物語(まあ、ノンフィクションですが)だと思っていたのですが、本当になやんでいることは、戦争のこととかとはちょっと違う、なんだかすごい日常的なことだなぁと思います。
人は、どんな環境でも、生きようとするのだなぁ。人が生きるというのは、どんな環境でも、それほど変わるものではないのだなぁ。
そんな感想を持ちました。
アンネ フランク, Anne Frank, 深町 真理子 / 文藝春秋(2003/04)
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