BEASTARS19
えーと、メロンと戦うぞということで、なぜかクイズ大開が始まる。
なにいってるかわからない?書いているわたし本人も、なんでそうなったかよくわからない。ただ、極めて自然に、異次元の展開をしていきます。
おもしれえ。
そして、そこでメロンがレゴシを助ける流れも凄いです。
なにが「悪」でなにが「善」かではなくて、やっぱり全部飲み込んで進めていこうという感じが強い。
そこに、エンタメとしての気持ちよさものせてる感じです。
以蔵からの坂本龍馬。
けっこう、悪いというか、今までないタイプの坂本龍馬です。フリーメイソンのスパイ説に近い感じかな。外薗 昌也の「RYOMA」とか、加治 将一の「石の扉」とかを思い出して感じです。
まあ、こっちは、それすらだまくらかしそうな勢いがあっていいなぁ。
KADOKAWA
発売日 : 2022-12-02
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歴史マンガどうなんだろう(おもしろいのか?)と思っているのですが、この巻は、案外とおもしろかったです。
「応天の門」とか、長岡 良子の「古代幻想ロマンシリーズ」とか、そういう物語で書かれる時代だからかもしれません。
戦記物のマンガになる時代よりも、少女マンガになりそうな時代の方がおもしろいなと思った。
まあ、「応天の門」とか、「阿吽」とかは、少女マンガではないのですが、少女マンガっぽいと思うのです。
逆に、竹宮惠子の「吾妻鏡」とかは、少女マンガではなくて、戦記物で少年マンガに近かったのかも。
まあ、石ノ森 章太郎が、「マンガ日本の歴史」を最初かくのにこなれてきたというのもあるかもしれませんが……。
比叡山高校の出身者なので、最澄と空海の関係性はおもしろいと思っています。