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エア・ギア 超合本版6

敵と味方の構造の中に、第3勢力として主人公というかたちが、なかなかありそうでない感じです。基本、主人公は強大な敵(帝国軍)とかに立ち向かう反乱軍的に位置づけが多いと思います。

これは、眠りの森が帝国軍のジェネシスが反乱軍的な立ち位置で、第三勢力の小烏丸は、反乱軍なんだけれども、帝国軍となかよしという。なかなか、よくこんなの少年誌でしたなぁと思うような組み立てです。
敵味方がはっきりしないなか、それでも、イデオロギーとは関係なく人が繋がっていくというなんか、奇跡的なことをかいている……気がする。

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鬼提灯2

なんか、わたしが慣れてきたせいか、1巻ほどのえげつなさは感じなくなって、なんか、爽やかといったらいいすぎだけども、そんないやな読後感ではなかったです。
いや、それホラーとしてはどうやねんという感じではありますが。

アザコが拵えた世界は、住みやすいかな。
だとしたら、それこそ皮肉ではあるが。

今まで読んだ中で、メチャクチャ怖くて今でも心に残っているホラーは、清水 玲子の「月の子」だったりします。世界が滅びるというビジョンは、全部夢だったんだよと物語の中で語られながら、わたしたちの世界では物語で語られなかった事故や事件が、どんどん起こっているという。

それに比べれば、救いがあるような……。

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本好きの下剋上-司書になるためには手段を選んでいられません- 第四部 貴族院の自称図書委員6

トータル18巻目にして、第四部6巻目。
2年生が本格的にスタートです。

すごい勢いで、いろんなことがおこる2年生。最後の番外編の短編がそのふりかえりになっているのですが、本編でも、そこでも、笑ってしまった。

1年生の時は、貴族院にいるよりも神殿にいる方が落ち着くのかなぁと思っていたローゼマインですが、だんだん、貴族院の居心地もよくなってきた様ですね。そのあたりの心の変化の仕方も上手だなぁと思います。

まあ、登場人物が多くなって、ローデリヒって男やったっけとか、そろそろ、あれ対立している国ってどこだっけ、ダンケルフェルガーじゃなかったよなぁとか、いろいろなところで、わたしの記憶容量がいっぱいいっぱいになって、あやしくなってきていますが。

今回は、ローデリヒが襲われたときに、みんなをまとめてパッと飛び出してきたヴィルフリートとか、弟子をひたすらに守るヒルシュール先生とかが、格好良かったですねぇ。

カルステッドの

「ちょっとは、エーレンフェストに配慮してもらいたいものだな」

という言葉に、フェルディナンドが、反論するところも好きです。

しかし、ローゼマイン、お茶会開くの禁止されないか?

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ホーキーベカコン2

原作、読んでないのだが、多分、マンガの方が抑えてかかれているんだろうなぁという感じはビンビンします。

原作読みたい気持ちもわいてきているのですが、カルピスおいしいから、原液飲んだらウェッとなりそうな感じがちょっと怖いなぁとためらわれます。
このマンガは、まあ味としてはちょっと濃いけれど、美味しい。

あと、ギャグっぽくやってる最後の番外編も、でも、思いっきりヘンタイでおもしろいです。
ときに真剣さはこっけいですらある。

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牧歌の国の魔法戦士 魔法戦士リウイ ファーラムの剣

なかなか、派手かつストレートな展開だったと思います。
そして、女の子がまた1人増えた……ということで、いいのかな。

魔法戦士、戦士、僧侶、シーフ、魔術師、竜司祭のパーティで、またまた、魔術師が増える感じかな。
精霊使いがいないですねぇ。

そして、アトンはちょっと止まったのかな。