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ワンダービット6 熱血SF短編集 ハルマゲドン失敗す(下) 島本和彦 漫画全集

これで、ワンダービット最終刊。
なんだろう、こんだけアイデア短編をかいたマンガ家って、けっこう、この時代、貴重なのではないかと思います。
この時代に日本SF傑作選があったら、きっとどれかは入っていると思います。残念。
前、創元で出たSF短編マンガ集も、これよりもちょっと古いものがほとんどなんですよねぇ。
この時代、前衛的なのはあったけど、SF的な短編は、けっこう少ない気がします。どうかな?吾妻 ひでおは、けっこう、マインドはSFでも、けっこう文学よりだしなぁ。

まあ、後半はちょっと物語同士にゆるやかな関係があったりもしたのですが。

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ワンダービット5 熱血SF短編集 ハルマゲドン失敗す(上) 島本和彦 漫画全集

「ハルマゲドン失敗す」上巻。いや、前のカメムシ男のときもだが、そもそも、短編集で上下にタイトルをわける意味はあるのか。
そして、熱血SFというジャンルそのものが、実は思いっきり笑わせにきているのではないか。
いろいろ、思うところはあります。

島本作品のなかでも、実験的な要素が特に高い作品が詰まっています。

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ワンダービット4 熱血SF短編集 怪奇カメムシ男(下) 島本和彦 漫画全集

カメムシ男、出てきません。
このあたり、多分、「ログイン」で読んでる。
古くならない面白さがあります。そして、元気が出る。

わたしが、島本マンガに求めるのは、元気がでることです。

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ワンダービット3 熱血SF短編集 怪奇カメムシ男(上) 島本和彦 漫画全集

「マシンがよくてもオヤジが悪いわっ」
とか、やつぱり島本マンガは名言が多いなぁと思います。

カメムシ男も、なんというか熱量があれば、乗り切っていける感じが好きです。いい奥さんだし(笑)

そして、ラストの1話は、なんとなく苦く終わる。良い感じです。

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ワンダービット2 熱血SF短編集 コックローチマン 島本和彦 漫画全集

「ワンダービット」の凄いところは、全然、ゲームとは関係のないところですねぇ。
インサイダーケンのときには、まだゲームを気にしていたのが、もうまったく気にしていない。

そして、ここで実験的なことをいろいろやったことが、後の島本 和彦の幅の広さにつながっている……気がする。
まあ、なんか落ちてない気がするオチもあるけどねぇ(笑)これは、わたしの頭がSFのオチとして悲劇的なことを求めてしまうからかもしれません。