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邪神たちの2・26 新装版 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ7

2・26と邪神。
テーマ的に、朝松 健が書いているのかと思って読んでたけど、違ってました。ちょっと、田中 文雄の方が軽くてエンタメよりかなぁ。
割と歴史とクトゥルーは、パターンができあがっている感じがしないでもない。

これと並行して、マンガの「一輝まんだら」を読んでいて、なかなか、イメージが違っていておもしろかったです。手塚の北 一輝は、けっこう苦悩する人な感じですが、こっちはスーパー魔導ヒーロー(笑)「帝都物語」北 一輝もこんなイメージだったような記憶が。

ただ、これ本当に邪神が憑依していたのか、北の妄想かというのはわかんなくて、実はその後の歴史を見ると北こそ「這い寄る混沌」だったのではないかとも思えたりして。
結局、その後の悪夢、核の使用という歴史は回避されていないしねぇ。

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一輝まんだら1 手塚治虫文庫全集

はじめてよんだお話です。
作風とかから、「アドルフに告ぐ」の後の大人向けの作品群になるのかとなんとなく思いながら読んでいたのですが、「ブッタ」とか「三つ目がとおる」と並行してかかれた作品のようです。
義和団の乱からはじまって、この北って、北 一輝かな。そうすると、二・二六事件までぐらいの話になるのだと思います。

「一輝まんだら」という題ながら、北 一輝が主人公というわけでもないところがおもしろいですね。
さて、わたしの北 一輝のイメージは、「帝都物語」の魔道師のイメージです。今丁度、「邪神たちの2・26」を読んでいて、これも魔導師のイメージですねぇ。でも、このマンガは、人間・「片目の魔王」北 一輝をみせてくれそうな感じです。

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遠野物語 新版 付・遠野物語拾遺

今、インスピレーションがピピッと来て、荒俣 宏の「帝都物語」という題名は、この「遠野物語」からきているのではないかと気づきました。
違うかな?

「遠野物語」を読むのは、2回目です。
NHKで、「100分で名著」という番組があって、これが最近のお気に入りなんですが、それで取り上げられているのを見て、また読みたくなったのです。

言葉的には、若干読みにくいのですが、読むたびにいろいろ想像が膨らみます。
こういう話が伝わっていくシステムがどんどん失われていくのは、とても悲しいことだと思います。

でも、今のネットの広がりは、「お話」がテキストとして半永久的に残っていくので、もしかしたら、ぼくらは、新しい「遠野物語」的な世界を獲得していけるのかもとも思います。

拾遺集は、今回はじめて読みましたが、褌を盗む話とか、今のマンガにもありそうなホラっぽい話が楽しかったです。

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七王国の玉座 下 氷と炎の歌1 改訂新版

さて、第1部完結。
まぁ、5巻に別れているより、上下巻の方が、集中して読めていいよね。持って歩くには重いけど。

テレビドラマ版は、DVDで第2部まで出ているので、第2部の本にすぐ進もう。そうしよう。
うーん、旧版がもったいないので、そっちを読むか??

日本でも、「帝都物語」とか、これぐらいの規模のテレビドラマになったらいいのにと思っていました。

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『陰陽師』のすべて

なぜか晴明神社の禰宜の人が司会をしている対談と本の紹介が、1番おもしろかったかな。

陰陽師も、四捨五入して30年。
本当に、安倍 晴明も有名になりました。わたしが、陰陽師、土御門、安倍 晴明の名前を知ったのは、多分、「帝都物語」からです。
図書館で本を借りていた頃なので、小学校高学年から中学校ぐらいです。

まあ、まさかわたしも、40代になって、キマイラを読み続けているとは思わなかったからなぁ……。

そんなこといえば、「ガラスの仮面」とかも……。

キマイラとか、「ガラスの仮面」は、最後まで読みたい物語ですが、「陰陽師」は、いつ終わっても、「続きは…」とはならない感じかなぁ。短編連作だけに。
でも、いつもあるので、なくなるとさぴしくなる。そんなお話。

やっぱり、書き続けて欲しいです。