和久井健,読書リミット,和久井 健,東京卍リベンジャーズ,講談社,週刊少年マガジンコミックス

東京卍リベンジャーズ4

この手の特に好きな人の死を回避するためにタイムリープを繰り返す話は、主人公の心をすり減らしていくよなぁと思っています。
しかも、今回みたいに、目の前で亡くなったりすると、特にゴリゴリ音をたてて削られる感じがします。

けっこう、タケミチは図太いというか、強いな。
リミットがある割に、楽観的です。

そして、意識が未来に飛んだときの過去のタケミチがなにをしてるのかは、あいかわらず気になる。

島本和彦,読書ハルマゲドン,ビッグバンプロジェクト,マンガ,ワンダービット,吾妻 ひでお,島本 和彦,島本和彦 漫画全集,文学,SF

ワンダービット6 熱血SF短編集 ハルマゲドン失敗す(下) 島本和彦 漫画全集

これで、ワンダービット最終刊。
なんだろう、こんだけアイデア短編をかいたマンガ家って、けっこう、この時代、貴重なのではないかと思います。
この時代に日本SF傑作選があったら、きっとどれかは入っていると思います。残念。
前、創元で出たSF短編マンガ集も、これよりもちょっと古いものがほとんどなんですよねぇ。
この時代、前衛的なのはあったけど、SF的な短編は、けっこう少ない気がします。どうかな?吾妻 ひでおは、けっこう、マインドはSFでも、けっこう文学よりだしなぁ。

まあ、後半はちょっと物語同士にゆるやかな関係があったりもしたのですが。

松本零士,読書エメラルダス,キャプテンハーロック,宇宙海賊キャプテンハーロック,松本 零士,秋田書店

キャプテンハーロック1 電子版

何度目かのハーロック。でも、ハーロックはエメラルダスほどには思い入れがないので、これで充分かという気がしています。たしか、エメラルダスと同じ様な豪華本が出ていたようなきもします。

このハーロックをかいていた時から、松本 零士のなかでは、敵って「悪」ではなくて、立場考え方の違いで対立する人間だったんだなぁと。
だから、人間のなかにもどうしようもないものもいて、敵の中にも尊敬できる者がいる。
そして、そうした心を信念を持っている敵こそ、本当におそろしいのだと。
そして、共存のみちを絶たれたとき、どんな選択ができるのかを問うている。

だから、お話が終わらなくなってしまうんだろうなぁと。

梅田阿比,読書クジラの子らは砂上に歌う,ボニータ・コミックス,梅田 阿比,秋田書店,進撃の巨人

クジラの子らは砂上に歌う16

うーん、直近で「進撃の巨人」の最終巻を読んだせいかもしれませんが、実は、このクジラの子らは砂上に歌うは、進撃の巨人と同じことを語ろうとしているのかもしれません。
いがみ合った罪を犯した者同士が、どうすれば理解し合って、手を取り合うことができるのか。

その困難さと奇跡。…そして、その先の絶望というかやるせなさまでかこうとしているのかなぁ。

福田晋一,読書その着せ替え人形は恋をする,エニックス,ガンガンコミックス,スクウェア・エニックス,デジタル版ヤングガンガンコミックス,ヤングガンガンコミックス,操り人形,福田 晋一

その着せ替え人形は恋をする2

つい、「その操り人形は…」と書いてしまう、ボドゲ脳(笑)

初コスイベ。
そして、まりんが恋に落ちるまで。

まあ、ここまで真面目に尽くしてくれる男ですから、そうなるよねぇと。
ここアニメでも、メチャクチャかわいくて好きです。

題名も、「この着せ替え人形は恋をする」ですから。そう、恋をするのはまりんなのです。