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評伝シャア・アズナブル-《赤い彗星》の軌路-上

いまだに赤を見ると、

「シャア専用だ!」

「3倍だ!」

と思う世代には嬉しい1冊。

まあ、歴史を知っている者にとっては、目新しいことは少ないと思います。
でも、自分の中で、

「あの時代はぬけているわ……」

ということがあれば、読むと流れをつかむことができます。
まあ、わたしは、グリプス戦役以降のことは、あんまり知らないので楽しめました。

ただし、歴史の表舞台でのことが中心なので、アクシズでシャアがなにをしていたのかとか、そういうことは、わかりません。

評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡 上巻 (KCピ-ス)

皆川 ゆか / 講談社(2006/12/07)


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哲学的な何か、あと科学とか

大好きなWebサイト、「哲学的な何か、あと科学とか」が本になりました。
ということで、購入。読みました。

まあ、1回は、Webで読んでいるんですが、どうしても、パソコンで読んでいると流し読みになるんですね。本で読むと、理解も深まる気がします。気のせいかもしれませんが。

しかし、考えれば考えるほど、わからなくなっていく世の中。そして、だからこそおもしろい(笑)

最近のWebでは、人の顔の見える科学史とか、数学史とかが、紹介されていて、それもメチャクチャいいです。

昔は、科学とか、数学、音楽なんかで、歴史を教えることをバカにしてたんですよ実は。

誰が発見しようと、真実は1つ!

とか思って。

でも、その発見したこと、理解した真実は、実は、その人と離れがたくしっかりと結びついているなぁというのが、よくわかります。

実は、哲学入門である「ソフィーの世界」は、途中から、ストーリーがおもしろくなくなって(爆)、ダメだったんですよ。

哲学は、物語ではなくて、こういう書き方の方が、良く理解できるのかも。
割と物語至上主義なわたしとしては、そう思うのは、珍しいです。

これ、若い間に読んで欲しい本ですね。
そして、作者のように、人生を誤……(以下自主規制)。

あとがきは、Webには、ないからね。衝撃的だわ。

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功名が辻1

わたしの歴史の主な知識のほとんど、なぜか、大昔、兄貴がしゃべってくれたことが元になっております。
昔は、兄貴も、それなりに情熱的にしゃべってたということだなぁ。

で、「功名が辻」の話も、だから、多分、兄貴に話してもらっていたのが、原型としてはいっているはず。
兄貴が面白いといった司馬 遼太郎ものは、「国盗り物語」とこの「功名が辻」だったような記憶があります。

わたしは、歴史小説は、中学校から高校ぐらいに1番読んでいたのですが、動機がけっこう不純で、楽しくてテストの役に立つとか思って読んでいました。
だから、「功名が辻」とか、あんまり有名人(テストに出てこない人)が主人公の話は、読んでなかったのですね。

そんな「功名が辻」も、NHKの大河ドラマになり、書店で見かけることも多くなりました。
で、ねぇさんが、読んでみたいなぁと言ったので購入したのが、大河ドラマが始まる前なので、2005年の年末ぐらいだったと思います。
そのあと、ねぇさんが、読んで、NHKドラマも楽しんで、だったのですが、わたしは、あんまりテレビを見ないので放置してました。

けっこう、楽しそうでした。
で、受験勉強からもはなれた今(爆)、読んでみようと。

司馬 遼太郎を読むのが、メチャクチャ久方ぶりです。中、高校時代に、戦国のメインストリートもの1を読んで、あと、なぜか、「韃靼疾風録」とか、「龍馬がいく」とかを大学時代に読んでました。
幕末ものもおもしろいと聞いていたけど、「跳ぶが如く」がわたしの性に合わなくて、それ以外は避けていた感じですね。 2
新選組は、兄貴の評価が低かったので、ずっと読まなかった。いかに影響力があったかよくわかりますね。でも、これは、川原 正敏の「修羅の刻」や、木原 敏江の「天までのぼれ」にであって、20代ぐらいのときに、「燃えろ剣」とか読んだら、とてもおもしろくて、あと新選組にもけっこうはまりました。

で、今回の「功名が辻」。
読む前のイメージでは、バカな旦那さんとそれをもり立てた賢い猛烈奥さんの話?

あぁ、司馬 遼太郎って、おもしろかったんだなぁと再確認しました。
なんか、確かに、説教くさいというか、自分の価値観を語るために、上手に人の性格をつくっているところは、あると思うまですが、読んでみて、伊右衛門も、千代も、かわいいですねぇ。

欠点のない人間としては書いてないです。
はじめは、千代の賢しさが目立つのかなぁと思っていたのですが、伊右衛門の方も、彼だからこそ、一途に駆け抜けていったんだなぁという感じが見えます。

なんか、夫婦が同じ夢を見ててしあわせそうだ。

功名が辻(1) (文春文庫)

司馬 遼太郎 / 文藝春秋(2005/02)


  1. 「箱根の坂」、「国盗り物語」、「新史 太閤記」、「関ヶ原」、「覇王の家」あたりですね。 []
  2. いや、よく考えたら、西南戦争は幕末じゃないよなぁ……。 []

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八卦の空3 ふしぎ道士伝

三国志の時代といいつつ、江戸時代のようなのんびりさを見せている物語ですが、登場人物に、司馬子元という歴史上の人物が。

うーん、これから、政情不安になっていくのか、それとも、都は、大丈夫なのか。

たしか、洛陽って、董卓に燃やされるんだよな……。

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覇-LORD-9

歴史ではなくて、あくまで、「どんな人」ということで、物語を動かそうとしている武論尊は、きわめて正しいです。
最初、バカにしていて、申し訳なかったぐらいです。

しかし、9巻でまだ、董卓ですか。死ぬまであと1巻ぐらい?
「蒼天航路」ですら、董卓死んだのは、6巻か7巻ですからねぇ。ぜひ、完結まで、このスピードでかききって欲しいです。