十二秘色のパレット4
セロの父親と母親の恋愛も、おそらくこんなだったのだろうかと想像されます……。
まあ、男女が逆さまだけど。
2巻ぐらいで完結したかと思っていたこの物語が、ゆっくりとでも確実に続いているというのは、とってもうれしいです。
これからも、ゆっくりと、確実に、物語がすすんでいけばよいなぁ。
きれいにまとまっていく、タイムパラドックスものです。
普通は、「そうして歴史通り悲劇は繰り返された」か、「そうして彼らの活躍によって歴史は塗り替えられた」のどっちかの結論がでるとおもうのですが、この物語は、そのどってでもなかったです。
「時間」をテーマにしているとわかった時点で、かなり読めている部分もあるのですが、その分、現代の物語らしく、こんがらがった話になっています。
ちょっと、詰め込みすぎなところ、トントン拍子でお話が転がりすぎてしまうところはあるのかも。
でも、そういう世界設定うんぬんかんめんではなく、読み終わった後の感じは、
「あぁ、いいジュブナイルを読んだなぁ」
という気持ちです。
岩本 隆雄の新しい話(といっても、出版されたのは7年ほど前ですが)を読めて、素直にうれしいです。
「イーシャの舟」が好きといっているわりに、驚くほど純の印象が残っていません。たしか、小学生ぐらいのおんなの子が、イーシャの友だちだったような……。
すると、「イーシャ」は、「鵺姫真話」の前日譚ということになるのでしょうか?
次は、大好きな「イーシャの舟」の再読です。
楽しみですが、少しこわい気もします。
歴史の中の下ネタなお話。
まあ、そんなに目新しい話はないかも。
ああでも、一触即発の話は、ちょっと感心したというか、そういう意味だったのか~と楽しかったです。
下ネタ全般にいえることですが、当たり前のことすぎて、なかなか歴史には残らない。そういう部分にスポットをあてるのは、なかなか楽しいものです。
いや、真面目な話(笑)
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なんか、三国志ぐらいの時代から、ずーーっと、いろんな時代のその時の「北斗神拳」みたいなシリーズをしてもおもしろそうだなぁと思いました。
出てきた因縁話をくわしくかくだけでも、短編が1編できちゃいそうです。