逆説の日本史3古代言霊編
どうも、歴史学者でない独自の歴史論を展開する人たちのアイドルは、梅原 猛みたいですね。
梅原 猛の考え方が、それだけ、魅力的だということでしょう。
「言霊」の話は、ょっとち熱くなりすぎな感じもしますが、おもしろいです。
でも、どっぷりとその感覚の中で生きているせいか、他の国には、そういう感覚がないというのが、どうしても理解できなかったりしますね。
歴史編に比べると、おもしろさとしてはイマイチかも。
同じような話が続く……というと、クトゥルー神話ってそういうものなので、こっちの方が正統派という気もしますが。
日本系だからか、ホラーとエッチって、結びつきやすい気がします。洋物は、けっこうにおわせつつ抑え気味に書いているけど、日本だとそこあんまり抑えて書かない傾向にある感じです。
よかったなと思ったのは、友野 詳の萌え萌えインスマスとグール(笑)趣味がでていますね。
あと、荒俣 宏の「道」も、あの人らしいウンチクがあって好きです。
そして、あとがきの作者の人の言葉を読んで感じるのは、菊地 秀行の「妖神グルメ」の偉大さです。
朝松 健 / 東京創元社(2002/09)
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どっちかというと、わたしは、マンガの全体像をとらえたいという思いは少なく、個々の作品論を読みたい傾向にあるようです。
だから、前半とか、「あしたのジョー」の話とか、「巨人の星」の話とかは、たのしかったのですが、海外から見たマンガとかは、あんまり興味がない感じです。
歴史は、それなりにおもしろいと思うのですが。
ということで、夏目房之助が、そっちにいってしまうなら、離れてしまうかも。
夏目 房之介 / 光文社(2006/11/07)
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日本人によるクトゥルー神話集です。
クトゥルーのイメージからは、若干離れてしまう感じはありますが、肌には合うなぁと。
まあ、同じことをくりかえすのがクトゥルー神話ですが、あんまり同じことをくりかえしていてもなぁ……という気が最近していたので、よかったです。
関西弁を喋るクトゥルーとか、凄いわ。
特に好きなのは、西遊記のクトゥルー版みたいな立原透耶の「苦思楽西遊傳」。沙悟浄の苦悩が、カッコイイです。
続き読みたい。
朝松 健 / 東京創元社(2002/09)
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