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ゲーム探検隊-改訂新版-

ボードゲームのお話…といっても、もともと20年ぐらい前の本で、カタンもなかった時代の本なので、取り扱われているゲームは、伝統的なゲームがほとんどです。
でも、こういう考え方は、今のゲームでも、ものすごく通用するなぁと思いました。

わたしは、あんまり頭が良くないので、ゲーム理論までいってしまうとわからなくなってしまいます。
でも、けっこう面白かったです。

草場 純さんの知識というのは、これから、100年後、200年後のために絶対に本にして残しておくべきものだと思います。

ぜひ、世界中の、日本中の、いろいろなゲームの遊び方の本を執筆していただきたいです。
あと、巻末コラムの「歴史は遊ぶ」みたいなウンチク話も、いっぱい聞きたいです。

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日露戦争物語22

終わった。終わった。

みずから史料にあたって、その当時を想像できる賢い人(つまり江川 達也みたない?もしくは、江川 達也のみが?)のみが、歴史をきちんと認識することができる。

でも、それができる人間こそが、学者であるのではないかと思うのですがねぇ。
まあ、もちろん問題は、学者が、真の学者たりえていないところにあるのかもしれませんが。

今日の糧にならないそんな知識は、学者でなければ、やっぱりそれほど必要とは思えない。

だいたい史料というけれど、それを読み解くには、当時の自体への理解(言葉遣い一つをとっても)も必要です。
それがねつ造された物でないかどうかを確かめるすべも必要だとすれば、専門家(学者)を信じないのなら、それを確かめる例えば科学的な方法も、自分で勉強して、自分の手でしなければならないし、そこに至る理論の検証も、自分自身でしなければならなくなってきます。

その先にあるのは、人を自分以外信用しない永遠の孤独では?

今の江川 達也は、孤独なのか?

そういえば、アシスタントをすべて解雇したとも聞いた……。

心地よい物語は、嘘。

だから、わざわざこの物語を、心地よい物語にしなかったのだろう。まあ、全部計算済みだと。

このマンガがおもしろくなかったことに対する、まるで後出しじゃんけんのような結論なんでしょうか。

わたしは、物語の力を信じているので、物語の否定論には、与しない。

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太陽の黙示録16

1人の人物を中心に、2人の英雄が動き出す。

例え、その人自身は死んでいても、英雄の心の中に生き続けているのなら、本当に歴史を動かした英雄は、彼女なのかもしれない。

まあ、彼女がいなくても、この2人なら動いていただろうという説もありそうですが…でも、物語のターニング・ポイントなのだと思います。

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神になった人びと

はじめに書いてある、霊というのは、記憶のことだというお話は、なんというかものすごく腑に落ちました。
こんなに、明確に霊についてかたった理論をわたしは、知らない。

ということで、ねぇさんにしゃべったら、あんまり理解をしめしてくれなかった。

歴史上の人物たちが、どうやって神としてまつらわれていったかという話は、この理論に比べれば、たいしたことないと思った。

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逆説の日本史3古代言霊編

どうも、歴史学者でない独自の歴史論を展開する人たちのアイドルは、梅原 猛みたいですね。
梅原 猛の考え方が、それだけ、魅力的だということでしょう。

「言霊」の話は、ょっとち熱くなりすぎな感じもしますが、おもしろいです。
でも、どっぷりとその感覚の中で生きているせいか、他の国には、そういう感覚がないというのが、どうしても理解できなかったりしますね。