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「スプリング・フェスティバル」のレポートもまだなのですが、「スプリング・フェスティバル」終了後、念願の「ぱふ阿倍野店」に行って来ましたので、そのレポートです。

スプリング・フェスティバルがおわってやれやれです。
フェスティバル終了の打ち上げこということで、スタッフの何人かは、続く飲み会へ。

でも、わたしはこの日、予定があるということで、不義理をさせていただきました。
その予定が「ぱふ阿倍野店」に行くということです。

最近は、「うつぼゲーム会」に参加させていただいている関係上、大阪に行くことも多いのですが、お店にはなかなか行く機会がもてないのです。
「うつぼゲーム会」の終了が午後6時ぐらい、「ぱふ 阿倍野店」の閉店が午後9時とがんばれば行ける時間帯なのですが、さすがに、それは疲れているわけです。
かといって、それ以外の週末に往復運賃2000円以上出して、阿倍野まで行くというのは、なかなかつらいものがあります。
で、今回のように夕方に終わる大阪でのイベントというのは、なかなかにありがたいものだったのです。

飲み会、夕食、その後のゲーム三昧というのも、ものすごい魅力的なメニューではあったのですが、今回は、もうはじめから決めていたということで、残念ながらそちらは涙をのみました。

天王寺。天王寺動物園が近くにあるところだそうです。
わたしにとっては、はじめての土地です。

うーむ。動物園があるのか。
きっと、宇治の「KID’S いわき ぱふ」のあるところみたいな感じの商店街かなぁ。

宇治の「いわき ぱふ」は、下町っぽい商店街のなかに建っている2階建ての建物です。

Webサイト地図によると、どうやら、ビルのなかにあるらしい。
うーん。百貨店みたいな建物のなかにあるのかな?

てなことを考えて、地下鉄で天王寺へ。
降りてビックリ。
もうちょっと、わたしは鄙びたところを想像していたのですが、そこは、ものすごい街でした。
子どものものが売っているというイメージが少なそうなところです。
すごく人が多くてゴチャゴチャしています。
駅の前のちょっと広くなったところには、歌を歌っている人がいたり、座り込んでいる人がいたりします。

どっちかというと、若者の街。わたしみたいなおっちゃんは歩きにくいような街でした。まぁ、わたしはいなかが好きなもんで、人が多いとそれだけでダメなんですが。

「ルシアスビル」を探しあててみて、2回目ビックリです。
吹き抜けのフロアーがとってあるような、これまた若者向けなビルです。
フィットネスクラブとか、スカイレストランとかのあるビルです。
これも意外でした。

で、2階の「ぱふ 阿倍野店」へ。
書店と「ぱふ 阿倍野店」で1つのフロアーを使っている感じでした。

大きさは、宇治の「いわき ぱふ」に比べてそれほど大きいとは感じませんでした。宇治の1フロアーの1.5倍もあるのかなぁという感じです。

宇治のお店は「絵本」と「幼児のための木のおもちゃ」がすごく充実してあるのですが、「ぱふ 阿倍野店」は、ゲームが中心になった品揃えです。
壁いっぱいに、いろいろなゲームがおいてあります。
ゲームの品揃えは、話に聞いていたとおり、宇治の「いわき ぱふ」以上でした。

レジの後のチラシコーナーには、ちゃんと「うつぼゲーム会」のチラシも(笑)
カラー版と白黒版がならんでおりました。

場所的に、お客さんの層と商品があわないんじゃないかと入る前は心配していたのですが、お客さん、けっこう入っています。

若い夫婦らしき人、それから、女の人が多かったです。
子どもの姿がほとんど見られなかったのは、行ったのが夜に近い夕方だったということもあったかもしれません。
子どもが自由に遊べるスペースや、そのためのものは、宇治のように充実していないようでした。

ゲームの棚の品揃えは、素敵です(笑)
ずっと、探していた「スコットランドヤード」を手に入れることが出来ました。

「名作やし、見たら即に買いやで」

といわれていた「マスターラビリンス」もありました。

その他にも、購入はしなかったのですが「果樹園ゲーム」や、「おしゃれパーティ」、「カヤナック」など、子ども用の優れたゲームがたくさんあります。

カードゲームの方もかなり充実していました。

で、帰り道は大荷物をもって、JRに乗ることとなりました。
それから、絵本は売っていないのですが、岩城さんの本は置いてありましたので、6冊ほど購入したのは、以前、雑記に書いたとおりです。
おもしろく、考えさせられることばかりで、あっという間に読んでしまいました。

確かなところはわからないので、わたしが感じたことなのですが、このお店は、宇治のお店とはまた違った願いで経営されていることを感じました。
もちろん、その根底には、子どもに「いいおもちゃ」を与えたいなぁという思いがあると思います。

その上で、「ぱふ 阿倍野店」は、「いわき ぱふ」よりも、より大きな子どもをターゲットにされているのかなぁと思います。
幼児期は、「いわき ぱふ」の木のおもちゃなどで遊んでも、小学校に上がるに従ってテレビゲームなどに子どもが流れていくということは、実際におこっているのだと思います。
そういう子どもたちや、親に対して、「小学校になっても、大人になっても、こんなに楽しい人と一緒にするゲームがあるんだよ」と情報発信されているのが、「ぱふ 阿倍野店」なのではないかと思いました。

そうすると、はじめはそぐわないように思った「天王寺」という街こそが、実は、ぜひ売りたい相手なのかなぁと思ったりしました。
↑ 場所がそうだからこうなったのか、こういうのを売りたいからこの場所を選んだのかは、実際のところはわからないですが……。

そして、天王寺の若いお父さんや、お母さん、若者たちも、そういう願いをなにか感じて、この店に来ているのかなぁと思いました。

子どもたちが、少しでも楽しい時間を過ごせますように。
たくさんの人に、知って行ってほしいお店です。

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ババンク

今回のゲーム会で、りんが大負けに負けて、どうあがいても上がってこれなかったのがこのゲーム。「ババンク」です。

「メビウス ゲームズ」のゲーム紹介では、こんなふうに書かれています。

http://www.mobius-games.co.jp/WinnigMoves/Vabanque.htm" title="ババンク">
恐ろしいギャンブルゲームです。

まったく、その通りです。

プレーヤーは、ギャンブラーです。
プレーヤーは、最初、チップをもらいます。チップには、「5」、「10」、「20」、「50」の4種類があります。これ重要。

人数によって決まった数のカジノテーブルがあります。
まずプレーヤーは、そのテーブルの上に自分の分身であるコマを順番においていきます。
どのテーブルにおいても、OKです。
この時点での作戦は、まぁ、人口密度の高そうなところに行くか、低そうなところを選ぶかぐらいです。それも、後の方の手番の人じゃないと選べませんが。

ゲームは、4ラウンドにわけられます。
4ラウンド終了後、1番お金を稼いだ人が勝ちです。チップの額面×1000が、もらえる金額になりますので、できるだけ高いチップをかせぎたいわけです。
しかし、各ラウンドで、プレーヤーが利用するチップの種類は固定されています。

1ラウンド目は、「 5」のチップ。
2ラウンド目は、「10」のチップ。
3ラウンド目は、「20」のチップ。
4ラウンド目は、「50」のチップ。

というようになります。

だーかーらー、1ラウンド目にめちゃくちゃ勝ったとしても、4ラウンド目にちょっと勝った人に一発逆転される可能性があるということです。
さぁ、きみは最後にチャンスを掴むことがてぎるのか?
というか、大事なのは最後の方だけ?いいのかそれで!!
というようなゲームです。

さて、それでは各ラウンド、どうやってチップを得ていくのかです。

まず、各カジノテーブルに、1人1枚ずつチップをおいていきます。

基本的には、自分のコマが止まったところにあるチップがもらえます。
そして、自分のコマは、0から4つ分時計回りに移動できます。
だから、次自分が移動したいと思っているところにチップをおいていけばいいわけです。

そのラウンド指定のチップがすべてなくなったら、次は、キャラクタカードの配置です。やっぱり順番に1枚ずつカードをカジノテーブルにおいていきます。

キャラクターカードは、1プレーヤーに3種類各1枚ずつ計3枚渡されています。
「収益増大」カード、「ブラフ」カード、「いかさま師」カードの3種類です。

さっき、「基本的には、自分のコマが止まったところにあるチップがもらえます。」と書きましたが、当然、これだけではおもしろくもなんともありません。多いところに行けばいいだけになります。
で、このカードで、その仕組みを変えちゃうわけです。

「収益増大」カードは、このカードのおかれたカジノテーブルのチップによる収益を増加させます。チップの価値が、おかれたカード+1倍になります。
つまり、1枚おかれたら2倍、2枚おかれたら3倍……と増えていきます。
このカードのたくさんのったところに移動すれば、入ってくる金額はでかくなります。

「いかさま師」カードは、このカードのおかれたカジノテーブルの他のプレーヤーの収益を横取りします。
つまり、この「いかさま師」のカードののったカジノテーブルにコマを止めているプレーヤーは、お金を得ることが出来ません。
そして、カードをおいていたプレーヤーは、だましたコマの分だけ収益を得ることが出来るのです。
つまり、カジノテーブルに赤と青のコマがおかれていて、黄色の「いかさま」カードがおかれていたら、赤が得るはずの収益と青が得るはずの収益、両方とももらえるわけです。当然、赤と青にはなんにも収益を得ることが出来ません。
だから、このカードのところには、移動してはいけない。

最後の1枚「ブラフ」カードは、何の効果もありません。相手に、「何のカードがおいてあるんだ」と迷わせるためのカードです。

もちろんカードは裏向き、おいた人以外は何のカードがおかれているのかわかりません。

カードがすべてカジノテーブルにおかれたら、次はコマの移動です。

すごいお金がたくさんのところにカードがいっぱいのっていれば、そこにコマを動かせば一括千金のチャンスかもしれません。
でも、そのなかに誰かの「いかさま師」のカードが混ざっていたら、コマを動かすと他のプレーヤーに利することになってしまいます。

一番安全なのは、何にもカードがのっていないところ。そこなら、必ずおかれたチップ分だけの収益を得ることが出来ます。
でも、それでは、一夜にして大金持ちの夢は見られないかもしれません(笑)

全員、コマを動かしたら、カードを裏返して収益の計算をします。
これで、1ラウンドが終了です。

次のラウンドは、所持金のたくさんある人順にプレーしていくことになります。

あと、新しいラウンドに入ったとき、今までカジノテーブルにおかれていたチップは、クリアされません。
だから、2ラウンド目は、「5」のチップがいっぱいおかれたカジノテーブルの上に「10」のチップをさらに上乗せしていきます。
だから、4ラウンド目「50」のチップをおくときは、もうカジノテーブルはチップでてんこ盛り状態になっています。

で、じっさいのゲームなのですが、わたし、1ラウンド目も、2ラウンド目も、収益まるでなしでした。

これはもう、見事なほど人の「いかさま師」にだまされておりました。
行動、読まれまくり。
いちよう、自分の「いかさま師」カードも同じところにおいたりして、

「ほら、ぼく『収益増収』カードおいたよ。自分のカードだから安全だよ。みんなおいで」

という感じで、フェイクかけて誘ってまでいるのですが、だーれも罠にかかってもくれない。

なぜか、お金が入る人は、「収益増大」カードと自分のコマで稼いで、「いかさま師」でも稼いでいます。

堅実にカードがないところで稼ぐ人もいて、性格が出ます。

3ラウンド目。はじめての収益。ちょっと、ホッとしました。
3ラウンド目だと、もらえるお金もけっこうな量です。
もちろん、他の人とは、単位がいくつも違っているのですが……。

そして、最後の4ラウンド目。
もう、逆転するには、あのチップが一番たくさんあるカジノテーブルで勝負するしかないでしょう。
幸い、みんなも、そのテーブルには、山のようにカードをおいています。

あれが全部、「収益増大」のカードなら……フフフ。

夢が見られるのなら、夢を見なければならんでしょう。
わたしの「収益増大」も、おいておこう。

でも、そのカジノテーブルには、誰もコマを移動させません。
移動の最後は、わたしです。

うーむ。どうしよう。
まぁ、俺は夢にかけるぜぃ

キャラがかわっています。

ギャンブルなんかに、夢をかけちゃダメです。
みなさんがおいてくださったカードは、みごとなぐらい「いかさま師」ばかりでした。

ま、負けたって悔しくないもん。
こ、このゲームで勝つってことは、悪い人ってことだもん。
わ、わたしはいい人だから、こ、こんなギャンブルゲームは、むかないんだ。
む、むくのはきっと、もっと、ダーク・サイドに足を突っ込んでる人だ~~。

これも、けっこう頭を使いますので、元気なときにすべきゲームだと思いました。
子どもとやってももりあがりそうなんですが、題材がバクチなので難しいなぁ。
むむ。いまだに悩み中です。

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ボーナンザ

これを

「やりたい。やりたい。どうしても、やりたい」

といリクエストがあったのですよ。
この熱烈なリクエストしているのは、小学2年生の子だから、衝撃的です。

ゲームの説明書によると、このゲーム12歳からです。
小学2年生というと8歳ぐらい。
さすが、ゲームファミリーの子どもさんです。

「メンバーは、どうするの?」

「あたし、おっちゃん、おばちゃん、お父さん」

おばちゃん……よそのお母さんですが、その人も一緒にするんや。
でもまだ問題が。

「あのお母さん、このゲーム知らはらへんと思うけど、おっちゃんはこのゲーム知ってるけど、人に教える自信がないぞ」

威張って言うことではありません。まあでも、ちゃんと言っとかなくて後々不幸になるのは悲しいですから。

「お父さんが、教えてくれるから大丈夫」

そこまで言うなら、遊びましょう。
お父さん、インストよろしくお願いします(笑)

ということで、ゲームスタートです。

「ボーナンザ」は、いろいろな種類のお豆の絵のかかれたカードを使うカードゲームです。
交渉ゲームといわれるゲームで、自分のカードを人にあげたり、人とカードを上手に交換したりしないとなかなか勝てないゲームです。

交渉というのは、人のほしいものを察知し、そして自分の利益を考えて、相手も自分も納得するような条件を考えなければなりません。
だから、ゲームとしては、かなり高度だと思います。

でも、これこそ、テレビゲームにない部分で、実際に人間同士でゲームをやっている醍醐味です。
わたしは、人にブラフかけるのと同じぐらいボーナンザの交渉が大好きです。

でも、2年生に人生の甘いも辛いも知り尽くした大人たちと交渉していく力なんて、あると思います?
ぼくですら、この子の4倍近く生きてきているわけです。
もう、大人3人の間にはさまれれば、チョイですよ。チョイ。

「きみなんで、6豆とか、8豆とか、えらい効率いい豆そろってるなー」

「ちょうまって、また収穫ですか?しかも、4ターラー?」

あれよあれよという間に、2年生の前には、お金の山が(笑)

「すごいなぁ、どんどんお金貯まっていくやん」

「それはね、ちゃんと人にもあげているからだよ。人に『ハイッ』ってやさしくしてあげたら、ちゃんと人からも『ハイッ』てもらえるんだよ。
あいても、自分も、うれしい気持ちがいいんだよー」

おお、それって、交渉の極意かも。

わたしの記憶がたしかなら、トップはもちろん2年生の子だったのですが、たしか20ターラー、いや、25ターラー以上やったかも。見たこともない大金が、この子の前に並んでおりました。

こ、子どもって、すごい。

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2月15日(土)。
突然思い立って、京都は宇治市のKID’S いわき ぱふへ行くことを決意しました。

KID’S いわき ぱふのWebサイトから、周辺の地図を出して印刷して、地図で確認して、レッゴー。

自動車で行きます。ナビには、今日もヒマな妹さん。でも、ナビゲーターとしての能力は、ほとんどゼロです。さすが、りんの一族です。

京都の小倉に伯母の家があります。たしか、そこって観月橋に近かった様な気が……。

それぐらいの前知識で、いきなり自動車に乗り込むところが、方向音痴の証拠です。

「とりあえず、伯母さんの家の方に行くね」

ブッブーと自動車は走ります。
伯母さんの家にも、もう2年ぐらい行っていません。
あら不思議。京都に入っていきなり、道に迷ってしまいましたよ。

「あれ?小倉って、こんなに遠かったっけ?」

「道こんでるから、そう思うだけとちがう?」

「でも、もうこのあたり、『宇治』っていう看板が出てるんですが……」

おかしいですねぇ。小倉を通って宇治に出る予定だったのに、小倉を全然通らないうちから、もう宇治に着いたと看板がいうのです。
まったく、こまった看板だ。

けっこぅ細い道を行きますと、観月橋という看板が。

「観月橋あったぞ。地図見て、地図」

「わたしたち、橋のどっちから来たの?」

「宇治橋、わたってええんか?わたるぞ」

「えっ、ちょっとストップ」

こういう状況のときが、1番事故にあいやすいので、注意しましょう。
とりあえず、宇治橋を渡って、第一ホテルの駐車場に車をおいて、地図を確認。

「わかった。ばっちりやで、りんちゃん。もう、すぐそこや」

すごい。奇跡です。一発で目的地に着いたようです。
なんで、小倉を通るという過程が間違っていたのに、素直についたのか?
それはもう、方向音痴というマイナスと、小倉を通るという過程の間違いのマイナスが、かけあわさってプラスになったとしかいいようがありません。
まぁ、いいや。ちゃんと着いたんだし(笑)

「KID’S いわき ぱふ」は、自動車一方通行の商店街の中にあるお店です。自動車は、商店街の駐車場に止めて、お店に行きます。
本屋さんの隣の大きなお人形のおかれたお店で、看板も大きくでています。

中にはいると、本と木のおもちゃがたくさんおいてあります。
ズカズカと入ると、妹が着いてきません。
??

「すいません、お客様。はきものをはきかえてお上がりください」

お店の方にいきなり注意されてしまいました。
このお店も、入り口でスリッパにはきかえないといけないのでした。

「いやぁ、下駄箱があったからどうしようかと」

と妹。

「しってんにゃったら、言ってくれよ~(泣)」

気を取り直して、靴は着替えてお店にゴーです。
お店の中は、特にすごい数の絵本です。
お店の方が電話の対応をされています。
なになに、お手玉のことがラジオで取り上げられてから、お手玉がすごく売れて、売り切れ状態だみたいな話をされているようです。

入り口付近には、ハンマー・トイとかがあります。
妹は、そういう乱暴なオモチャは、大好きなようです。ハンマーを振り回したり、吊ってある木のモービルをはじいたりしてめずらしそうにしています。
でも、わたしは、キョロキョロ。

ボードゲームとか、カードゲームは?

奥まですすむと階段があります。階段のところにも、所狭しといろいろな子育て関係、絵本関係の本が置いてあります。
上は、物置かな?のぼっていってもいいのかな?

木のおもちゃも、最近大好きになりつつあるのですが、これだけだったら、来た甲斐がありません。

「あのー、ボードゲームとか、カードのゲームを探しているのですが?」

とお店の人に尋ねると、そういったちょっと年上の子ども用のおもちゃは、2階にありますよとのこと。
2階にレッツゴー。

2階。
2階は、パラダイスでした。

「ど、どうしよう」

「どうしたん?」

「お金がたりない」

「まだ、買うもん決めてもいやへんやんか!」

だって、ざっと棚を見渡しだけで、「カヤナック」はあるわ、「ディスクショット」はあるわ、「枝のゲーム」はあるわ、「ノエ」はあるわ、「ダイナマイト」はあるわ……。
あぁ、「リーチ」までおいてある。

棚の前で、

「うっ」

と、うめいているわたしを見かねて(?)、お店の方が来てくださいました。

「あの、何歳ぐらいのお子さんがおられるのですか?」

きた。いつもの質問。

「えーと、小学校1年生ぐらいなんですけどね」

多分、妻だと思われている妹が隣で爆笑を押さえていますが、最近、この言葉がスラスラ出てくるわたしです。
平気で、嘘をつく人々?
だって、嘘じゃないもん。

なんと、一番奥の棚は、見本の棚だそうで、自由に遊んでもいいのだそうです。
子ども連れのお客さんが、わたしたち以外に1組。見本の棚から、色々出して遊んでいます。

わたしたちも、いくつか、カードゲームを教えてもらいました。
やっぱり、こういうお店に働いておられる方は、自分の売っているものに対して、誇りと愛情を持っておられるのだなぁと感じる一瞬でした。

「これは、わたしのオススメなんです」

と紹介していただいたゲームが、「かしこい農夫」でした。

それから、「ピノキオ」、「メルヘンカルテット」などを実演しながら紹介してくださいました。
「メルヘンカルテット」は、「YELL」というお店で手に入れていたのですが、あれ以外にも種類がいろいろありました。探してみたら、しってるお話ばかりのカードもありそうでした。

妹もあとから、

「お店の人のお気に入りがあるってすごいなぁ」

と言っておりました。

「ちょっと、テレビゲームのおもちゃ屋さんとは違う感じでしょ」

と言うと、

「うんうん」

とうなずいておりました。

一通り、多分20分ぐらい説明していただいて、棚を探して買うものを考えます。

イメージとしては、ボード1つとあとカードがいくつかほしいなー。

ボード。「ディスクショット」、「カヤナック」、「すすめコブタくん」、「枝のゲーム」……。もうすでに、予算オーバーです(笑)

「カヤナック」と「枝のゲーム」は、予算オーバーになるので、今回はパス。
「すすめコブタくん」は、サーカスをしているコブタくんがあまりにもかわいいので、購入決定。でも、家帰ってから、ゲーム中はサーカスしないことが判明して、ちょっとショックを受けました(笑)
「ディスクショット」は、こういう体動かし系のゲームを持っていないので購入。

次は、カードゲーム。
まずは、ハバのリトルゲーム「ニャーニャー」購入決定。ハバのリトルゲームで、ネコだから(笑)。
「ダイナマイト」と「ノイ」だったら、数字が増えていく「ノイ」の方がいいよなぁ。
「コンツェルト・グロッソ」は、ほしかったゲーム。「ラーのリファレンス」があった場所と同じところに「コンツェルト・グロッソのリファレンス」もおいてあったよなー。
「メルヘンカルテット」の生活のヤツは、けっこう誰でも出来そうだったよなー。
「妖精さがし」もいいなー。でも、「動物さがし」は、お店の方に紹介してもらったよなー。
あぁ、でも、オススメと言わはったゲームは、「かしこい農夫」だぞ。

どんどんどん、と机の上にカードの箱が積み上がります。

「ハウマッチ?」

「うーん、○○円ぐらい」

妹は、方向音痴ですが、計算は速くて正確です。やっててよかった公文式。

「思いっきり、予算オーバーしてますなぁ」

「今日の映画が見に行けへんようになるほど買ったらあかんよ」

その日は、「指輪物語 第二部 二つの搭」を夜に見に行く予定の日です。

なくなく、減らします。
ジェスチャーゲーム、「コンツェルト・グロッソ」。
オススメゲーム、「かしこい農夫」。

品物持って、レジに。

チーン。

「ありがとうございました。
オモチャのこと、たいへん、お詳しいんですねぇ」

調子に乗って、知ってるゲームは、妹に解説しておりました。それを聞かれたらしい。

「えっ、ええまぁ。し、仕事がらかな…」

また、となりで妹が笑い死にしかけています。
どんな仕事やねん。おもちゃ屋か?すわっ、ライバル?

というような感じでしたが、品揃えも豊富で、とってもよいお店でした。
1階にも、子どもたちが遊ぶスペースがあって、家族連れが見られました。

「あれ、2階に直接上がる階段があるやん」

「でも、ドアのところ、1階から入ってくださいって書いてあったよ」

本当ですか?

帰りしは、「大津」という看板の方向へ。
行きしなには通ったことのない、山道に入っていきます。

「ほんまに帰れんのか?」

「大津って、書いてあるやん」

「奈良県大津とかとちゃうやろなー」

なんと、南郷のあたりに道はつながっていました。

「YELLにもよって帰るか?」

「あぁ、あの椅子」

ちょっと、思い出してうっとりしています。

「でも、第2、第3土曜は、休みやったんとちゃう」

その通りでした(笑)

お給料もらった、また行こう。
ということで、無事に家に帰り着きました。

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ボーナンザ

最後の締めのゲームは、「ボーナンザ」でした。
前の「京都ドイツゲームサークル」で遊んで以来、2回目のプレイです。

「ルール知らない人?」

の言葉に、誰も手をあげません。さすが、定番ゲームです。
でも、わたしとしては、ルール不安なところもあるので、手番は後の方がいいなぁ。

「ジャンケンポン」

あいかわらず、こんなときだけ、何故かジャンケンに勝ってしまいます。

うーむ、1番手か。手札は……。

「手札入れ替えたら、ダメですよ」

おぉ。無意識のうちに、手札を入れ替えようとしていました。
こんな動きが無意識に出るとは!わたしも、ゲーマーのなかまいりやなぁと思います。けれど、本当のゲーマーは、相手に手札をわからさないためにカードや牌の入れ替えはしないので、まだまだ初心者です。

「えーと、豆を2つの畑にまいて……」

「1つでも、いいんだよ」

「山から2枚引いて表向けて、これ、いる人いませんか~」

ちょっと助けられながら、だいぶん思い出してきました。
前回、終わったときは、

「これでインストできるわー」

とか思っていたのに、変だなぁ(笑)
何事も、毎日のくり返しが大切です。

今回は、前の反省を生かして、人と競合する畑は作らないをテーマにやっていきました。
「ボーナンザ」の交渉は、人と対立したりすることが少ないので、気の弱い(笑)わたしでも、心に負担がかからずにできるので、そういうところが、とっても好きです。

「しゃーないなぁ。ただでカードあげるよ」

とか言われると、本当にいい人だなぁとすぐに思ってしまいます。

比較的早くに3つ目の畑を購入して、けっこう、余裕をもって植えたり収穫したりができました。

最終的には、集めたお金は14ターラー。
1位では、全然なかったのですが、自分のつくってた畑がけっこう思い通りに収穫できたので、まぁ満足かな。

トップには、ちょっとイジワルするというのもできました。

今回は、途中参加ということで、もうちょっとゲームをしたかったなーという感想でした。
でも、はじめっから来ていた人たちは、けっこう重たいゲームが最初に集中したようで、お疲れのようでした。ちょっと、うらやましい。

メビウス便のラベンズバーガーの新作をプレーできなかなったのが、ちょっと残念でした。
ということで、とっても家の近くでのゲーム会。楽しかったです。
主催者のバラックさんはじめ、参加者の皆さんに、感謝。