MIXIM☆11 8
長い連載。盛り上げるための前ふりみたいな巻もでてきますね。ずっと、同じ調子で戦っていても、盛り上がらないし。
そこをいかに面白く乗り切るかが、大事です。
そのあたりの力配分は、上手です。
長い連載。盛り上げるための前ふりみたいな巻もでてきますね。ずっと、同じ調子で戦っていても、盛り上がらないし。
そこをいかに面白く乗り切るかが、大事です。
そのあたりの力配分は、上手です。
表紙を飾るクリスティンがきれいできれいで、不憫で不憫で。わたしのなかでは、「ファイブスター物語」のヒロインは、クリスです。
しかし、文法的におかしな文章とか、「源氏物語」の弁慶ってなによとか、テキストについてツッコミどころはあるのですが、絵だけでなくて、これだけの設定を考えて自分で人に伝わるように書く能力というのは、やっぱり凄いと思います。
これを読むと、コミックをまた読み返したくなって「ファイブスター物語」12巻をまた、読み返したりしていました。
この設定集がないと、物語を完全に楽しめたり理解できないというのは、ちょっと問題だとは思うのだけど、「ファイブスター物語」自体、やっぱり、ものすごい魅力的なお話です。
なんか、荒俣 宏の小説も、どんどん派手になっていて好きです。
相変わらず歴史上の有名人から総袋だたきにあう加藤。実は、かわいそうな人なのではないかと思ったりもします。そして、明治になってすぐに復活。いそがしすぎる人だ。そこが、なんとも滑稽でおもしろかっりする。
加藤という存在そのものは、たがみ よしひさが、「滅日」でかこうとしていたものと同じなのではないかと感じました。人のフラストレーションがたまると、彼が暴れて倒されることで、それが解消されるみたいな。
……やっぱり、かわいそうな存在なのかも。まるで、生け贄になる聖者のようですらある。
17巻は、囚われの姫を助ける王子編(笑)
ちょっと、におってくるけど。でも、だからこそ、心に響く物があるのだと、スマートに生きられないぼくらは信じたいのです。
ヤケになると、もう、将棋の勝負じゃなくなるところが、おもしろかったりします。
負けた試合の後は、大きく成長するチャンスでもある。
そんな当たり前のことをストレートにかいていて、好きです。
それぞれの部員の個性も、見えてきた感じかな。