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鉄腕アトム8 手塚治虫文庫全集

手塚 治虫は、かかされたみたいに言ってるけど、この一連の流れは、けっこう名作です。

まあ、最後のアトムの変化が若干唐突なんですが。

このロボットにも人権をという流れ自体は、前巻あたりから、もう出てきているし、物語としてはじめから内包されていたもののような気かします。

そして、こういう善悪とはなにかという哲学的な話になると、天馬博士という複雑な人物は、本当に輝いてきます。
昔は、なんで、かつて捨てたアトムにこんなに執着するのかがさっぱりわからなかったのですが、その複雑な愛憎が魅力的にキャラを立たせています。

そして、人間的な正しさは、その人の能力とは何の関係もないのだという、強烈なメッセージも、受け取ってしまう。
どんなに、お茶の水博士がいい人でも、アトムは天馬博士にしか作れないのです。

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碇シンジ探偵日記1 新世紀エヴァンゲリオン

変なエヴァ。なんと、

今回のエヴァは、ランプの魔人みたいな人たちです。何じゃそりゃ(笑)
そういえば、使徒が人間の形をしているというのは、あったな。

でも、主要キャラだけでなんとなくエヴァなのは、すごいなぁと。
TV版エヴァの最終回がみせた可能性というのは、けっこう無限大だったんですねぇ。アレがなかったら、後に続くいろんなバリエーションのエヴァっていうのは、ありえなかったわけで。

失敗作だと思っていたけれど……。多分、計算されたものではなかったけれど……。

吉村 工,GAINAX・カラー
角川書店,角川グループパブリッシング
発売日:2010-06-26
 

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ONE PIECE 58

ちょっと、いろんな人が出てきて、ゴチャゴチャしすぎな感じもしないではない。
で、その辺のいろんな設定の出し方というか、さじ加減が、やっぱり、尾田 栄一郎、すげえと思ったわけです。

そして、ひでぇ。物語のためなら、容赦なしですな。

そして、そういうドラマを全部飲み込んで続いていく。でかいマンガです。

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銃夢3 HYPER FUTURE VISION 新装版

 しがらみが増えていく。
それは、けっして悪いことではないと思う。

時には、背負った義務の重さに、耐えられなく感じることがあっても。多分、それがエンジンになる。

前へ。

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山田のこと

黒歴史……とか思ってしまった。
上條 淳士に、女のブレインがいるという話はきいていましたが、Yokoがいて、「TO-Y」の上條 淳士が完成したのではなくて、この初期のコメディのころからかかわっているというのは、ちょっと驚き。

しかも、この絵。だれの真似しているのか、モロわかりな感じ。ものすごく、素人っぽいです。

 この初期の短編って、そんなに面白いかなぁ。
今のイメージに引っ張られて見るから余計にそう思うのかも。
「山田のこと」、「FLOWERS OF ROMANCE」と、今に近い作風のものほど、いい感じです。

そういえば、昔、「ZINGY」読んだときも、なんか、カクカクしていて、イマイチだった記憶が……。

まあ、わたしは、「TO-Y」以降の読者なんだなぁということで。