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アル中病棟 失踪日記2

吾妻ひでおの新作。
「失踪日記」から、続くドキュメンタリーです。

単純に、吾妻 ひでおの新作が読めるのがうれしいなぁと思います。しかも、マンガ!!
そして、これ、傑作だと思います。

「失踪日記」は、個人的なことが中心になるお話でしたが、今回は、人と人とが一緒に生きるということを考えさせるお話でした。

なんで、アル中になるのか、なんでスリップするのかというと、やっぱり、さみしいからなんだろうなぁと思います。

人間関係煩わしいと思いつつも、誰かがいないとやっていけない。
そういう感じが、伝わってくるなぁ。
そして、アル中病棟でも、人間関係に悩んだりする。
でも、そういうのが、人の幸せにはつながっている気がします。

わたしは、アルコールは飲まない(飲めない)ので、その誘惑とかはわからないけど、ついつい食べ過ぎてしまったりするのも、根底には、さびさがあるような気がします。

こうやって、今まで知らなかった世界を知ることで、今まで偏見をもって見ていたものを見直せることもあるかもしれません。

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失踪日記

「雑談部屋」で、吹留さんに教えてもらって、その足で本屋に買いに行った1冊です。

おもしろい……。トリップしちゃってる物語って、ついて行けない部分がぜったいにあるはずなのに、この人は、自分までこんなふうに客観的に見てしまえるところがすごいです。

そのすごさが、自分の限界を見定めてしまって、失踪、漂流に駆り立ててしまうのかもしれないのですが。