呪われた男1
新年、あけましておめどうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2023年の1冊目です。毎年の通り、あんまり新年らしさはないですが。
紫堂 恭子のファンタジー。
久しぶりに読むけれど、なんというか、帰ってきたなぁと感じるマンガ家さんの一人です。
お願いされたら、絶対にことわれない呪いを受けた男。
これは、かなり厄介ですが、おもしろいです。
でも、この人には大河の方が良くあうとは思っています。
オールカラー。
そして、これがマンガ版最後の「最終戦争シリーズ」になるかな。ファンタジー風の世界だと思っていたので、「最終戦争シリーズ」といいながら、「半月大神」のシリーズに分類される物語だと思っていたけれど、シティ・メグロということで、これは、永都たちの世界と地続きなのかな?
でもまあ、「パトロール伝説」が、いよいよ完結したら、このお話は、宙に浮いた感じになるのかなぁ。
これも、メディアファクトリーから、文庫が出ればいいのにと思うけれど、オールカラーだと難しいかな。
なんせ、Kindleでもいいので、全部集めたものが欲しいですねぇ。
元祖ゲームノベライズ。
かっこいいよねぇ。「ゲームの数値として、レベルっていうのがあるけれど、アレって結局なんなの?」とか、そういうことに、ものすごくストレートかつシリアスに答えています。
まあ、今ならもっとスマートにかける部分もあると思います。1それでも、なんだろう、ゲームを真面目なファンタジー小説にしたという画期的な小説なのです。
なによりも、題名がかっこいいよねぇ。「隣り合わせの灰と青春」。ファンタジー小説で、ゲームのノベライズにこの題がついているところが、今もシビれます。
まあ、「指輪物語」とかの小説から、TRPGがうまれて、そっからデジタルゲームの「ウィザードリィ」がうまれで、それがまた小説にもどるっていう構造も、面白いのですが。
そして、この小説が1988年で、たがみ よしひさの「私立北鳳高校K.I.E」が、1986年なんですよ。まじ、たがみ よしひさって、天才。