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ウィッチャー 短篇集2 運命の剣

短篇集といいながら、完全に長編のウィッチャーに続いている話があり、やっぱりこっちを読んでから長編を読みたかったなぁと。
出版年を見てみると、短篇集1よりも、こっちの方が本国では先に出版されているみたいで、そこも、ちょっと謎というか混乱するところですが、こっちの方が、直接的に長編に繋がっている感じがします。

短編集1にあった、短編同士をつなぐようなしくみはなくて、つくり自体もあとの長編に近い気がします。
まあ、雰囲気は、まだほのぼのしている話も多くて良かったです。

おもしろかったのは、「運命の剣」ですねぇ。ほぼ、本編といってもいい。シリとシントラ関係が出てくると、お話が引き締まる感じです。

あと、短編としては、「小さな犠牲」が、とても格好良かった。ラストまで、中二感満載です。

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ウィッチャー5 湖の貴婦人

電子書籍を読んでいる時はそうなのですが、特にアレクサに読んでもらっていると、あとどれぐらいのページが残っているが全然わかんなくて……。
5巻の途中で、ものすごい血みどろの大戦闘があって、それが終わってちょっと落ち着くところがあって、そろそろ終わりかなぁと思っていたら、終わらない、終わらない。もう、ビビるぐらい終わらなくてビックリしました。

でも、それを読みながら、あぁ、物語に一区切りがついても、彼らの人生は続いていくのだなぁと感じました。

ゲームは後日譚?
えっ?

ちょっと、興味が出てきました。
ネトフリ版のドラマも楽しみです。

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ウィッチャー4 ツバメの塔

「ツバメの塔」と「カモメの塔」があるのね。
最初、混同していて混乱しました。

全6巻としいうことで、この3、4巻ぐらいが、1番盛り上がっておもしろいところかもしれません。
シリの回想とゲラルトパーティの話が同時進行で進んで全体像が見えてきます。1巻全部読んで、話の全貌が見えてくる感じです。

しかし、主人公の(はずの)ゲラルトが、いくら一生懸命行動しても、まったく関係のないところで物語が進んで行って、ゲラルト自身は無力というのが、なかなかに興味深いです。ゲラルト自身は、あくまでウィッチャーで、世界の趨勢に直接に関わる人物ではないという。

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ウィッチャー3 炎の洗礼

いや、おもしろい。
特に今回は、「ウィッチャー」版「旅の仲間」といってもいいようなお話でした。

いや、ゲラルト自身がどんどん変わっていかなければならない状況が出てきて、それがなんともいいです。かっこつけた完璧なキャラクターではないというところが好きですねぇ。
前半のゾルタンたちドワーフたちとの旅も、後半の愉快な仲間たちとの旅も良いです。

特にお気に入りは、理髪外科医レジス。いいわぁ。
もう二度と会わないとか言われて、しらっと出てくるところ好きです。

あと、再会したゾルタンとゲラルトがまた別れるシーンなんかは、シビれます。

「リヴィアのゲラルト」という名前は、ここではじめて出てきたのか。なんか、紹介とかに自然に書いてあるので、「生まれ故郷」とかだと思っていましたが、なるぼと。こっからお話がはじまるわけね。
楽しい。

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ウィッチャー2 屈辱の刻

おぉ、一気に大展開の2巻目でした。
ウィッチャーというよりは、大きな話はシリの話なのね。

シリが<国境のネズミ>と出会って、新しい名前を名乗るシーンは、かっこよかったです。
なんというか、ゾクゾクした。そして、その後に、それでも気を許せないところがあったりして面白いわ。

今までは、どっちかというと大人の庇護下にあったシリが、自立していく話になるのかな。
なかなか、良い。