8マン インフィニティ 4
ハリエット・ハントレスは、虎2ですよねぇ。これは、虎4がでてきたときから、予想はついていました。
おぉ、にーなの先生は、けっこう似合ってるかも(笑)高鳥って、高鳥 慶輔かな?
ところで、アルベルト・ダンガーって、誰?
うーん、敵の組織も、赤い蝶、サイバー、ジェネシス、ヴァレリーと、いろいろと対立していたりするみたいで、なかなかに複雑そうです。
しかし、このマンガ読んでると、平井 和正の小説が読みたくなってくるな。
アニメ版は、とびとびでしか見ていないのですが、最終話近くは、けっこう見てました。
コーラリアンとは何なのかとかは、短い分、このマンガ版の方がよくまとまっている気がします。そして、ラストの結論も、わたしは、このマンガ版の方が好きだなぁ。
テレビ版は、なんかよくわからないハッピーエンドだったじゃないですか。ある意味、ちょっと投げ出された感じがあったのです。でも、マンガ版の方は、最期まで丁寧に、かききってくれた感じがします。
そして、読んで気づいたけど、「エヴァンゲリオン」の問いの1つの解答でもありますね。この物語は。
テレビ版に比べると、失ったものが多い主人公たちなのですが、それで得たものは、かなり確実な成長だったように思えます。
アネモネの笑顔。もどってきたトラパー。表紙のエウレカは、とても人間的です。
理事長の謎が明らかになります(笑)いや、たいしたネタではなかったです。
わりと、細かいこういう話も、多いよな。なだめの作ったフォントにしても。
そして、第2部というかなんというか、パリ編のスタートです。
今まで、巨匠以外は、千秋と並び立つ人はいなかったのですが、同世代のライバルもでてきたようで、期待大です。
しかし、今までピアノのコンクールのマンガは読んだことあったけど、指揮者のコンクールってあるんだ。はじめて知った。
結局、妲己がなにを考えているのかは、つかめないんですね。
それが目的なら、あの残酷さはなんのためにあったのか?目的のためなら、手段を選ばずだけでああするとは思えないじゃないですか?
そのあたりは、少年マンガの枠の中に収まりきらなかった部分があるのかもしれませんねぇ。
妲己が太公望にこだわった理由も、太公望が、最後に妲己に、
「まだ消えてはなら……」
と言った理由も、あんまりにも説明不足だなぁと思うのです。
そして、やつれている武王が、彼の未来を暗示しているようで、痛々しいです。
そういえば、藤崎竜は、そういう残酷なことをポッとかいちゃう人だったな。
「封神演義」の題材は、かなり魅力的なので、また、誰かがかいたいろいろな封神演義が読めたら楽しそうです。
わたしは、モンスターメーカーの世界としては、鈴木銀一郎の小説と九月姫のコミックぐらいしかしらないんですねぇ。
あと、昔アスキーからでていた「コミカル・モンスターメーカー」とスーパーファミコンの「モンスターメーカー3」あたり。
TRPGとしての「モンスターメーカー」。
「コミカル・モンスターメーカー」は、同人誌っぽい感じのファンブックみたいなマンガでしたが、あとのモンスターメーカーは、鈴木銀一郎がどれも深く関わっている「銀爺のモンスターメーカー」という感じですね。
で、本作は、伏見健二のモンスターメーカーです。
もちろん、世界観的には、銀爺の世界ですし、あの有名キャラなんかも、いろいろと出てくるわけですが。
でも、いい意味で、銀爺とはちょっと違った世界の広がりをみせてくれています。
これを読むと、これから先、オークの戦士がどうなったのかとか、記憶を取り戻したルーはどうなのるのかとか、いろいろ気になります。
それ以上に、第4次モンスターメーカー戦争って、どんなんなのよというのが気になります。神々さえ滅ぼしてしまった戦争……。
このあたりは、もちろん「リザレクション」の設定としてはあるのだと思いますが、小説として読んでみたいなぁと思います。
モンスターメーカーの世界って、転生を繰り返す世界なので、同人誌的に(という言葉が適当かどうかはわかりませんが)いろいろな人が、同じキャラクターを使って物語を語りやすい世界なんですよねぇ。
なのに、そうやって語られた物語が、「コミカル・モンスターメーカー」と「リザレクション」だけなのは(わたしが知らないだけかもしれませんが)、惜しい気がします。
いろんな人がこの世界を語って、広がっていくと楽しいのになぁ。
といいつつ、カードゲームの展開の方も、一段落。これ以上の展開は、ないのかなぁ…。
最後の人の話を聞かない神様と人の話を聞かないルーのやりとりは、笑ってしまいました。
キミら、似たもの姉妹(笑)
伏見 健二 / メディアワークス
Amazonで詳細を見る
Booklogでレビューを見る by Booklog