火鳳燎原1 三国志群雄伝
群雄伝とかいてあるので、いろんなエピソードがならんでいるのかと思っていましたが、どうやら、仲達のお話の様です。
それとも、この「火鳳燎原」の話が終わったら、他の話を続けていくのかな?
今までかたられていなかった、若き日の仲達みたいな感じです。謎の部隊「残兵」を操って、歴史を裏から動かす……みたいな感じ。
しかし、年齢的には、これでいいのか?
なんか、本当なら「曹操孟徳正伝」なんてストレート直球な題名の三国志マンガは読まないと思うのですが、大西巷一といえば、名作「JOKER」で1度、三国志にチャレンジしている人ではないですか。
あの三国志は、「天地を喰らう」とならんで、続きの読みたい三国志マンガの1つです。
で、一読。今回は、「正伝」なんですから、オドロオドロしいところは、まったくなしです。
というか、曹操が、メッチャ正義のヒーローです。
ちょうど、「蒼天航路」が終わったのですが、それのあとを引き継ぐような感じだなぁと思いました。
ちょっと、あいかわらず男の人の顔はかたいですが、けっこういいです。
と、適当なことを言って、士気をあげるのが重要(笑)
でも、勢いだけで、これだけ続くのは、やっぱり、時代もあるけれど、すごいものだと思います。
ヒットラーで、急に反応していますが、やっぱりそれは、主人公、他の人のことは、あんまり知らなかったんだろうなぁ……。
新選組を書いていくなら、色々な人にスポットを当てて書いていくよりも、この作品みたいに土方歳三なら、土方歳三にだけを追いかけていった方が、おもしろいのかも。
この場合は、おもしろそうなエピソードが、他にいっぱいあるので、ついつい寄り道してしまわないことがすごく大事ですね。
西郷さん、目つきこわい……。
なんか、山南さんが抜けたあたりで、いきなり終わり。
しかも、このマンガだと山南さんが抜けた理由が、なんかちょっと弱い。
もっとこう、常識人の山南さんが、許せないようなことが、積み重なったんだろうなぁと思います。
何よりも、敵よりも、見方に向けられたことの方が多い剣とか。
細かい話が多い割に、そういう積み重ねがないマンガでした。
イマイチ。