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東京卍リベンジャーズ4

この手の特に好きな人の死を回避するためにタイムリープを繰り返す話は、主人公の心をすり減らしていくよなぁと思っています。
しかも、今回みたいに、目の前で亡くなったりすると、特にゴリゴリ音をたてて削られる感じがします。

けっこう、タケミチは図太いというか、強いな。
リミットがある割に、楽観的です。

そして、意識が未来に飛んだときの過去のタケミチがなにをしてるのかは、あいかわらず気になる。

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進撃の巨人34

最終巻。
けっこう詰めて読んだはずなのに、最初の場面を読んだときに前の話がまったく思い出せなくて、本当に読んだかどうか確かめたりしていました。
それぐらいわかりにくいというか、入り難いストーリーです。

けっきょく、エレンがしてほしかったことは、仲間に自由に意志で生きて欲しいということだけだったのかな。
そして、ミカサに対してひどいことをいったのも、そのため。

一方で、ミカサにとって特別な自分でありたいという思いもあったと。あの場面って笑っちゃうけれど、素直な気持ちなんだろうなぁと。

でも、ラストシーン。
結局、世界は滅びの道をたどったのかなぁと思わせる終わり方でした。

巨人の力があろうがなかろうが、結局人間は争い続ける。

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蟲師10

蟲師、完結編。
ほんとうに、なにか大きな話があるわけでもなく。淡々と。

なんだか、涙腺がゆるくなっております。
なんでもないお話で、泣けることがあって、アニメの「平家物語」とか、この前見た映画の「メタモルフォーゼの縁側」とかも、泣いているのですが、蟲師の10巻も、それと同じ箱の中に入っています。

いや、良く考えれば、「平家物語」も、「蟲師」も、けっしてなんでもないお話ではないのですが。
それでも、動的なエモーションではなくて、静かになにかが動かされる感じがします。

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エア・ギア 超合本版6

敵と味方の構造の中に、第3勢力として主人公というかたちが、なかなかありそうでない感じです。基本、主人公は強大な敵(帝国軍)とかに立ち向かう反乱軍的に位置づけが多いと思います。

これは、眠りの森が帝国軍のジェネシスが反乱軍的な立ち位置で、第三勢力の小烏丸は、反乱軍なんだけれども、帝国軍となかよしという。なかなか、よくこんなの少年誌でしたなぁと思うような組み立てです。
敵味方がはっきりしないなか、それでも、イデオロギーとは関係なく人が繋がっていくというなんか、奇跡的なことをかいている……気がする。

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化物語11

対ドラマツルギー戦。
うーん、そこに重点があるわけでもないなぁ。

過去編で、戦場ヶ原がいないせいもあるのですが、委員長がヒロインではいかんのか、このお話は。
もしくは、キスショットがヒロインとか。

この後、現代にもどってきて、ひたぎが活躍するとはとても思えないという。