東京卍リベンジャーズ4
この手の特に好きな人の死を回避するためにタイムリープを繰り返す話は、主人公の心をすり減らしていくよなぁと思っています。
しかも、今回みたいに、目の前で亡くなったりすると、特にゴリゴリ音をたてて削られる感じがします。
けっこう、タケミチは図太いというか、強いな。
リミットがある割に、楽観的です。
そして、意識が未来に飛んだときの過去のタケミチがなにをしてるのかは、あいかわらず気になる。
最終巻。
けっこう詰めて読んだはずなのに、最初の場面を読んだときに前の話がまったく思い出せなくて、本当に読んだかどうか確かめたりしていました。
それぐらいわかりにくいというか、入り難いストーリーです。
けっきょく、エレンがしてほしかったことは、仲間に自由に意志で生きて欲しいということだけだったのかな。
そして、ミカサに対してひどいことをいったのも、そのため。
一方で、ミカサにとって特別な自分でありたいという思いもあったと。あの場面って笑っちゃうけれど、素直な気持ちなんだろうなぁと。
でも、ラストシーン。
結局、世界は滅びの道をたどったのかなぁと思わせる終わり方でした。
巨人の力があろうがなかろうが、結局人間は争い続ける。