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三体2 黒暗森林 下

ジェットコースターのように、お話が二転三転している下巻でした。
すげー。

最後はもちろん、蟻で終わるとは思っていたのですが、まさか、そのシーンでおこることが、こんなことだとは思いませんでした。
そして、第一部のあのキャラクターまで、最後の最後に出てくるとは。

車に乗るたびに、アレクサに読んでもらっていたて、てこねぇさんも飛ばし飛ばしで聞いたりしていたのですが、それでも、けっこうおもしろかったみたいです。
この部分もおもしろいし、全体でもおもしろいというのは、なかなか圧倒的だったなぁと。

わたしがおまえを滅ぼすとして、それがおまえとなんの関係がある?

とか、名言も多かった。

第1部は奥に謎があっておさえられていてなかなか、文学的な感じでした。
それが、第2部でいっきにエンターテイメントになった感じです。
なんだろう、映画の「エイリアン」見てから「エイリアン2」を見たようなスピード感があります。
もう1こ思い浮かべたのは、筒井康隆の「家族八景」と「七瀬ふたたび」。これも、1部は文学的で、2部はものすごくエンタメによっていて、どっちも傑作です。

うーん、「三体3」は、三体世界と人類の猜疑連鎖をさらにかくのか、それとも、さらに広い宇宙に広がっていくのか、すごい楽しみな感じです。

劉 慈欣,
大森 望,立原 透耶,上原 かおり,泊 功
早川書房
発売日 : 2020-06-18