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ONE ZERO NINE 2

そういえば、「マインド・コントロール」というのは、江川達也のヤング系の現代を舞台にしたマンガでは、ずっとテーマになっています。
「タル」とかでは、あんまり見たことないような気が。

青年よ、マインド・コントロールに気づけ。

まあ、たしかに、

「おめーら、いつからそんなにサッカー好きになったんだ?」

とか、不思議なことは多いのだけど、仮にマインド・コントロールされているとして、その元が実体のあるものだとは、とても信じられないです。

でも、実体のないものには立ち向かえない。
そういう矛盾にいきあたるテーマだと思います。

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ONE ZERO NINE 1

「BE FREE!」、「タルるート」、「ゴールデン・ボーイ」、「ラスト・マン」ぐらいまでは、天才だと思っていたのですが、このあたりのは、ちょっと今まで読んでなかったというのと重ね合わせて考えても……。

もちろん、すごいそそる展開ではあるのですが、「どうだ計算では、こうだろう!」みたいなものが、全面に出過ぎている気がします。

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日露戦争物語12

戦争が始まって、喜々としている軍人たち。
当たり前といえば、当たり前か。
彼らは、それが好きだからこそ、軍人なのだから。

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日露戦争物語11

歴史物語を書いていくと、きっと、自分がドンドン歴史に詳しくなっていくのだと思います。
そうすると、そこいらじゅうに、もったいないぐらいおもしろい話がちらばっていることに気付きます。
また、ささやかなエピソードに見えて、とても重要なエピソードも見えてきます。

そして、読者も同じ様におもしろいだろうと、いろいろエピソードを重ねるわけですが……。
実は、読者はそんなにおもしろいとは、思わないという……。

もちろんそれは、読者の勉強不足なんだと思います。
知れば知るほど、おもしろいのだと。

でも、それは、「物語」として正しいのでしょうか?

何が言いたいかというと、

「ノボさんや、主人公は、今なにしてんの?」

ってことです。

もちろん、物語によっては、主人公が全然でてこない展開もあり得ます。
でも、その時には、それでも主人公的に大きく物語を動かしていく人が必要なのだと思います。
この巻みたいに、小さなエピソードの連続は、歴史的には正しいのかもしれないけれど、あんまりおもしろいとは思えません。

いや、わたしの頭が悪いだけかもしれませんが。

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日露戦争物語10

相手の思惑(罠?)に載っての戦闘開始。
やっぱり、大切なのは諜報戦とメディア戦ということなのかも。