日露戦争物語17
まあ、こんなのに慣れるのもいやだなぁと思います。
ひどい世の中だ。
まあ、こんなのに慣れるのもいやだなぁと思います。
ひどい世の中だ。
命令系統がグシャグシャだったということは、なんとなくわかった。
海軍は、陸軍と違って、けっこう統制されていたと思っていたのだが、そうでもないようです。
しかし、面白くなるのか……コレ。
南京問題などで、ゴチャゴチャしちゃったラストです。
まあ、完結しただけでも、めっけもんなのかもしれません。
メチャクチャ早送りでの展開だったのは、否めないなぁ。
ただなぁ、作者の考えていた形で物語が完結せずに、(外部の要因で)歪められてしまうというのは……若干、抵抗あるなぁ。
物語として完成させたあとで、その真偽や、責任を考えていった方が、いいと思うのですが。
結局、いろんなことを「封印」して、思考停止してしまうきらいがあるなぁ。
連載作品には、常にこの怖さがつきまといます。でも、書き下ろしって、やっぱり、大変そうだし。
もともと、政治的な情報を物語の中に取り入れるのがあんまり得意でない本宮 ひろ志なので、今回のような早送りにならなくても、時代背景の説明は、文字の羅列になってしまうところがあるのですが。
この巻は……まあ、さすが江川 達也の師匠といっておこう……。
でも、物語としての大きなうねりは、しっかりとある。
確かに、こんな官僚が1人、自分のそばにいてくれたら、それはなんて心強いのだろうかと思います。
結局、心強い以外の役には、あんまり立っていないけれど。それでも、それが生きるささえになることはあるので。
やっぱり、この時代は、物語にするのは情報量が多すぎて難しいというのが、いろいろこの時代の物語に接していて思うことですね。
久しぶりに、のぼサンの顔をみた。
そして、主人公が、秋山 真之であると明記されていました。
主人公とは、なんぞや?
こんなにないがしろにされている主人公も少ない。
物語が、戦争の行方を誤らせた?
だから、これは、物語として破綻したものとして、提示されるのか?
物語による、物語の否定?
なんか、無理がある……。
まあ、どの国にも、愛国者はいるというお話。そして、戦争を自分の金儲けの道具としか考えていない輩も。
ただ、生き残ることが1番大切だとしたら、どっちにつくのがいいかは、また別の問題になるだろう。
しかし、あきらかに、はじめに考えた物語構造からは、逸脱してしまっているな。このお話は。