井上雄彦,読書ジャンプ・コミックス,ヤングジャンプ・コミックス,リアル,井上 雄彦,集英社

リアル10

動き出す。そんな感じが凄い好きです。

踏み出す1歩。

たったの1歩。
でも、その1歩がなければ、決して次はない。

大島弓子,読書ちびねこ絵本,グーグーだって猫である,リアル,白泉社,白泉社文庫,

ちびねこ絵本

絵本というか、詩というか。

ミニミニなちびねこの日々の冒険です。
このちびねこは、須和野ちびねことは、違うちびねこだと思っていたのですが、途中で、須和野さんという名前がでてきましたね。

でも、時夫の姿がないので、これは、やっぱり別の須和野さんのところの別のちびねこなんだと思います。
まあ、同じでもいいんですけどね。

「グーグーだって猫である」の擬人化していないネコたちと、ちびねこたちは、この人の中でどんな風につながっているんだろう?
どっても、リアルな世界としてとらえている気がします。

大島 弓子の目線って、すごい。希有な人です。

安野モヨコ,読書マンガ,ラブ・マスターX,リアル,安野 モヨコ,宝島社,宝島社文庫,宝島社文庫COMICS,自虐の詩

ラブ・マスターX 下

後半で、前半のすべてをひっくり返してしまうマンガというのがあります。
例えば、「自虐の詩」とかね。
これも、それ。

ベクトルが逆に動いていくのは、様式美的にわかる気がしたけれど、ハミオくんの変化までは、読み切れなかった。
なんというか、様式美と情念が、いい感じにシャッフルされています。

この人のマンガは、マンガの外側が存在する感じで、ミョーにリアルなのに、冷めたというか、突き放したところがあるな。
それなのに、勢いがある。
なんか、矛盾したものをいっぱいかかえて詰め込んでいて、スゲー。

かわぐちかいじ,藤井哲夫,読書かわぐち かいじ,ジパング,マンガ,モーニングKC,リアル,僕はビートルズ,藤井 哲夫,講談社

僕はビートルズ2

レイも、この時代に跳ばされていたみたいです。

うーん、時代の違いみたいなのは、肌で感じることはできないのですが、データを積み上げてリアルに伝えてくれる感じは、ちょっと、広瀬 隆の小説に似ていると思います。

しかし、かわぐち かいじ、原作つきとはいえ、かくの早いなぁ。「ジパング」規模の連載が終わったら、ちょっと休憩するマンガ家も多いのに。
古いタイプのパワフルな人なのかと思います。

万城目学,読書かのこちゃんとマドレーヌ夫人,ファンタジー,リアル,万城目 学,幻冬舎,幻冬舎文庫,鴨川ホルモー,鹿男あをによし

鹿男あをによし

ベラボーにおもしろいです。

ちょうど、この本を読む直前に、ねぇさんにさそわれて奈良にいってきたので、余計にそう思えるのかも。
平城京跡のあたりを歩いたのですが、まさに、この本に出てくる景色がそのまま広がっていて、もう、目の前にその風景が浮かんで浮かんで、こんなに突拍子もない話なのに、またしても、

「これ、ホントーの話だから」

とか、言いたくなってきてしまいました。
うん、この人の小説は、ぶっとんでいるけど、リアルだ。そんなことがありそうな気がする。

まあ、このタイムリーな奈良行きにはタネがあって、先に、この本を読んでいたねぇさんが、奈良に行って、この本の風景を見たいと思っていたのだそうです。
で、ならでは、いろいろこの本の話がしたかったのですが、まだ読んでいないわたしのためにグッと我慢していたそうな。

あっこに、サンカクが埋められていたんだよなぁ……。

どおりで、なんか寂しそうな建物なのに、けっこうしつこくねぇさん行きたがっていたはずです(笑)

以下、ちょっとだけネタバレです。